山井、３連敗阻止　１５イニング無失点

　不惑男が投壊を救った。３日の日本生命セ・パ交流戦の日本ハム戦（札幌ドーム）、中日は先発・山井大介投手（４０）が６イニングを３安打無失点。交流戦５試合で３７失点していた竜投にカツを入れるような圧巻投球で、チームの連敗を２で止めた。これで今季は２戦２勝。前回の完封と合わせて１５イニング連続無失点。頼もしいかぎりだ。

　マウンドの山井がぐっと拳を握り締めた。２安打され、この試合初めて三塁まで走者が進んだ６回２死一、三塁。杉谷を左飛に仕留めてピンチを切り抜け、６つ目の「０」をスコアボードに並べると、思わずガッツポーズが出た。

　この日はこれでお役御免。完封した５月２２日のＤｅＮＡ戦から計１５イニング、今季はまだ１点も取られていない。「（チームで）同一カード３連敗はしたくなかったし、個人的にも前回いい投球ができたので、今回が大事、もう一度しっかり自分の投球をみせるぞと思っていた。初回はバタついたけど２回以降は修正できてよかった」。横浜に続き札幌のファンの前で胸を張った。