東日本大震災後の韓国の街

日本のメディアでは報道されることがなかった韓国の風景…

更新日: 2016年09月13日

377 お気に入り 1687252 view
お気に入り追加

3月20日(日)ソウルマラソン

「被災地のために韓国で私たちができること」をテーマに少しでも被災地の方々に勇気とメッセージを伝えようと

スタート前「힘내요. 일본! がんばれ、日本!」の青い横断幕が掲げられた。(テレビ画面を撮影)

右上の電話番号は「日本地震被害の助け」と題して電話を受け付けている

スタート地点ではランナー全員で1分間の黙祷が行われた。

救援物資。

3/18、釜山港から船で被災地に送られた毛布・インスタントラーメン・生活必需品などの救援物資。

3/15、釜山で日本の地震被害援助救護品セット1200個を袋詰めする高校生たち。

■「がんばれ!日本」が合言葉

韓国国民による日本支援は、昨日(3月15日)だけで、4万1260人が約6億ウォン(約4300万円)を寄付したということで、前日と合わせて5万3941人が20億3727万ウォン(約1億4513万円)を寄付したことになり、韓国国際飢餓対策機構のパク・ソンヘ・チーム長によれば、「2日間に5万人以上が募金に参加したのは前例がない」とのことです。

韓国国民のこの真心の波は、地震発生当日にMBCテレビが発した「韓流ブームに影響を与えることが危惧される」のような発言に、不謹慎だとネットユーザーが皆で激怒したのに始まった。今や全国各地で行われている募金全体像は、とうてい一つひとつ把握が不可能なほどでKBSの日本支援のための生放送番組では、3/15のたった一回の放送で48億ウォン(約3億7千万円)にも及ぶ温かい誠金が集まりまった。

3/20、ソウル小公洞のロッテデパート本店で、韓国外国語大学所属のボランティア学生たちが、

「愛と希望の大バザー」開催。募金参加者全員に日本料理として「いなり寿司」が無料で提供された。

おいなりさん(*^_^*)

●「가깝고도 가까운(近くても近い)隣の国!」

嘉泉医科大学教養学部の日本語受講生と日本語学科学生たちが募金に列をなしている。

立て札には、よくいう「近くても遠い日本」をもじって、「近くても近い隣の国!」とある。

「美しい海岸都市仙台に友情を…」という立て札も。(『京仁日報』)

大田市の韓南大のキャンパスでの募金。「近い隣人・日本に韓南大生たちの愛を見せましょう!」

交換学生である「さわだ・たつや」さん(21)は、「寒い天候にもかかわらず、募金活動を一生懸命してくれる韓国の学友たちに感謝する。隣国韓国に困難があれば自分も立ち上がりたい」と語ったという。

大田市の大田大学で図書館内に6ヵ所準備された募金箱に、列をつくって募金する学生たち。「日本の涙を拭いてください!」とある。

忠清南道牙山市の鮮文大キャンパスでは、多くの外国人留学生たちが募金に参加した。(『朝鮮日報』)

3/17、慶尚南道の晋州市の晋州洞中学校では全校生徒が自発的に募金運動を行った。生徒会長のソン・ジョンフン君(3年)は、「近い隣国で起こったことで、私たちの学校も日本と国際交流をしているため、黙っていることができなかった」と説明した。ハ・ヨンボン校長はじめ全教職員も同参し、校長は「募金運動をきっかけに生徒たちが共に生きていくということについて学べたらと思う」と語った。

仁川の彌鄒忽外国語高校日本語科の高校生たちが日本のため募金を行っている。(『京仁日報』)

3/21、京畿道の水原外国語高校日本語学科の高校生たちが、日本支援のための募金をクラス内を回りながら訴えている。パネルには、「今は、過去の痛みを超えた愛が必要な時です!」と書いてある。

大邱市の慶一大学学生会館に総学生会が準備した募金箱が設置され、学生たちが募金を行っている。

3/16、ソウル、高麗大学のサークル博覧会での募金活動の様子。

ソウルの建国大学は、3/15から在学生徒外国人留学生、教授職員たちが自発的に募金を続けている。

白石大学の総学生会でも3/15から教職員・学生対象の募金運動が自発的に行われている

忠清北道の永同大学では、全校挙げての募金運動が行われた。学校食堂、バス乗り場などに「日本は一人ではありません! 力を出してください! 日本大地震の被害者を助けましょう!」という垂れ幕が掛かり、募金箱が設置されると、肌寒い天候の中でも教職員と学生たちの温かい列が続いた。

東国大学の慶州キャンパスでも教職員と総学生会が主催し、教授職員、学生たちから募金を集めた。

韓国キリスト学生連合会の学生たちが、日本留学生会と共に延世大校庭で日本支援募金活動を展開。

3/20、ソウル鍾路区堅志洞の曹渓寺を訪ねた信者たちが、入り口で日本支援の募金をしている。

●韓国のサッカーチーム仁川(インチョン)UNITEDサポーターからのメッセージ