大好きなブロガー・ちるちる氏が、アマゾンプライム会員が無料で見られる、プライムビデオにハマっているらしい。
で。
わたしもなぜかいつのまにか会員。
なんで?
いつのまに?
まぁ…いいか…?
ちょっともやったけど、まぁ…と、ぎりぎりスルーできてしまう値段設定が絶妙。
で、せっかくだから、見てみたのが映画『マダガスカル』。
この作品に出てくるペンギンたちが主人公の『ペンギンズ』は、数年前にNHKEテレで放送してて、子供たちと毎日見てたんだけど、なにげに本家は初めて。
掃除しながら流し見しようと思って見始めたのに、想定外に面白くて、がっつり見ちゃった。
ストーリー
舞台はニューヨークの動物園。
南極に憧れるペンギンたちと、そんなペンギンたちに触発されて、野生に憧れるシマウマのマーティ。
だけどマーティの親友、ライオンのアレックスは、快適な動物園の暮らしも、人間も大好き。過酷な野生生活なんて絶対ごめん。
そんなアレックスを見限り、野生に帰りたいと、1人、動物園を脱走したシマウマのマーティ。
それに便乗して逃げ出したペンギンたち。
マーティを連れ戻そうと、後を追うライオンのアレックスたち。
そんなマーティたちを見て、やはり動物たちを解放するべきだ!!と、動物園前で声高にデモをする動物愛護団体。
そしてマーティの念願が叶い、だけどアレックスの意に反し、マーティとアレックスたちは、動物園から自然保護区へ輸送されることになります。
しかし。
自然保護区じゃなく、南極へ行きたいペンギンたちが、船をジャック。
船から投げ出されたマーティたちは、野生の王国、マダガスカルに流れ着きーー。
なにげにいきなり深い
動物園の動物は幸せか?
という、いきなり核心をついてくるオープニング。
動物の解放を訴える動物愛護団体まで登場し、おおぅ。ってなりました。
草食動物のシマウマのマーティは安易に野生に憧れるんだけど、肉食動物のアレックスは、自分で狩りをしない生き抜けない野生なんていやだ、と反対するとこも面白い。
アレックス(ライオン)『野生の王国にステーキ肉はあるか?』
マーティ(シマウマ)『でも人生にはステーキ肉より大事なものがあるんじゃない?』
マーティ(シマウマ)『俺たち動物園の外のことを全然知らないだろ?それって気になったりしないか?』
アレックス(ライオン)『しない。全然。だって知らなくても死にゃあしないだろ』
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心優しいライオンのアレックスは野生に返り…
食べ物を簡単に手に入れられる草食動物のマーティたち(キリン・カバ・シマウマ)は、野生の王国最高!とマダガスカルを謳歌するんだけど、アレックスだけは、最後まで動物園に帰ろうと試行錯誤。
アレックスはライオンなので、『肉』つまり『他の動物』を食べないと生きていけない。何日も何も食べられない日が続く中、理性をなくし、ついに親友のマーティを襲ってしまう。そんな自分に失望したアレックスは、自分で自分を、オリの中に閉じ込めます…。
一方、過酷すぎる南極に呆然としたペンギンたちは即Uターン。
『ここ最悪っすね』
動物園の動物は可哀想なのか?
マーティたちは結局、アレックスと一緒に動物園に帰ることを決心します。
いいのか?と問うアレックスに、仲間と一緒なら俺は幸せと答えるマーティ。
人間に都合のいい結論かもしれないけれど、動物園の動物を、可哀想可哀想と憐みの目で見るより、彼らには彼らの幸せがあるって信じたいよね。やっぱり。
テーマは深いけど映画はコメディで楽しく見れる
そんな深いテーマをさらりと突きつけつつ
終始、笑いどころがいっぱいのアニメ映画。
あーおもしろかった!!
では終わらないところが、さすがだなと。
動物園の動物が可哀想か可哀想じゃないかなんて、人間が決めることじゃないし
でも何も感じずに、ただの娯楽施設として動物園を楽しむのはどうかと思うし
しれっと
視聴者本人も気づかないうちに
笑ってるうちに、心に吹き矢をチクっと吹かれるような
そして見終わったあと、あれ…ってなるような
そんな映画でした。
きっと動物園にいくたび
この映画を思い出すと思う。
アマゾンプライムビデオで続編がぜんぶ見られるし、2も3も、見ようと思います。
ペンギンズも見たいんだよなぁ。
こっちはレンタルしなきゃかな。
ちなみに動物のアニメではシングとズートピアがだいすき。