及川超先生とはもうどうなっても知らないし、ぶっちゃけ庵野さんやカラーと今後どないかなるとも思ってないのだが、『(旧)エヴァ』は卒論で取り上げたくらいに思い入れがある(あった)作品なので、一応誤解なきよう語り尽くしておきたい。
実は『魂のルフラン』は大好きな曲だ。こっちがアニソンの頂点ならば文句はない。
当時劇場でこれを聴いて、軽くトランス状態に入ったくらいだ。
それに比べて、『残酷』は何?なんで?と思ったのだ。
そういうことを書いてなかったから誤解を生んだ。それは素直に反省したい。
それと、『残酷』に疑問を持つのは、歌詞より曲だ。
なんとも90年代丸出しで、古臭い。
だから及川超先生と喧嘩になったのは不本意だ。
しかしあの煽り方は逝って良し!(これも古い)だったので、祭りじゃ祭りじゃ!と思い、やってしまった。
後悔はしていない。
『残酷』は何人かの指摘がある通り、巷を騒然とさせたあのタイトルバックがあったから、成立した曲だ。
それでも発売初動はそんなに売れていない。『エヴァ』のその後の大ヒット、社会現象化が後押しをしたのは言うまでもない。
それを「売れたら勝ちです」というのは、どうなんだろう?
僕も多くの曲をヒット「させた」身として、こう言われるのはどうも腑に落ちない。
まぁ庵野さんは優しく許してあげるのだろうが・・・。
主題歌を提供する作詞・作曲家の皆さん、作品には敬意を払ってくださいな。
「作品なんてほとんど観てない」と豪語した上で「売れたら勝ち」と嘯くのは、クリエイターとして一番大事な部分が欠落していると言わざるを得ない。