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とんでもない内情を知れる映画『インサイドジョブ 世界不況の知られざる真実』
第83回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞したドキュメンタリー作品。
2008年に起きた世界経済危機をあますところなく描いている作品です。
リーマンブラザーズの経営破綻、サブプライムローンに関して鋭く斬り込み、黒幕と言っていいでしょう、自分たちの私腹を肥やした者たちに疑問をしっかり投げかけています。
正直に言っておきます('◇')ゞ
僕は非常に勉強不足でこの2008年の事件に関して、なんとなくしかわかっていませんでした。
リーマンショック、サブプライムローンなど名称は知っているぐらいで説明してみてと言われたらとても説明できる知識はありませんでした(;´・ω・)
サブプライムローンは、返済能力のない人たちにもバンバン家のローンを組ませて家を売っていたぐらいのイメージで、誰が一体何のためになんて考えたこともありませんでした。
無駄な事なんてない。状況の変化が機会をくれる
役者業を休業してからビジネス書を読むようになり、とても面白くて無理なく夢中になっていろんな本を読んでいるのですが、この状況じゃなかったらこの作品は観てなかったと思います。
本来俳優というのは何にでも興味を持たなきゃいけないし日々ジャンルを問わず勉強しなきゃいけないわけですが、そこが自分の甘さだったなぁとつくづく思うし、勉強不足の役者はたくさんいるのが現状です。でもなかなか気付けないんだよなぁ(/ω\)
もちろんこの作品を観ただけでこの出来事のすべてをわかるはずがありませんが、特にこんな僕にはめちゃくちゃ勉強になりました。
そして世界にうごめく黒い巨大なものは日本とはスケールも違うし、僕らの住んでる島国はコントロールされてるだけなんじゃいかと怖くなりました。
強く思うのは、『知らないことは罪という事』。
知らない方が損するというイメージが多くあると思いますが、もちろんそうなんだけど、知らない方が楽なことも事実ですよね。搾取されてることに気付かなければ憎むエネルギーだって生まれないし。
勉強になったしもっともっと幅広く勉強しようと思わせてくれた作品でした(*‘∀‘)
マットデイモンも素晴らしいしドキュメンタリーは演技の勉強には一番いい
マットデイモンのナレーションは落ち着く感じで素晴らしいです(*‘∀‘)彼自身非常に知的な人だしぴったりだったと思います。
そして役者目線で観た場合、ドキュメンタリー作品というのは人によって何より演技の勉強になると言われているのです。
なぜかと言いますと、そこには『リアル』しか存在しないからです。
喋る人は何も計算せずに、どうやれば効果的に見えるかなども全く考えずにインタビューに答えるし、都合の悪い時には本能で不快さを表しているので、非常に生の人間が見えるんですね。この作品の中でも『そんなこと聞かれるなんて聞いてない、答える義務はない。もう時間まで一分しかないぞ』的に程度が急変する人間もいます。
役者が目指すべきリアルさってそういう部分だと思うので、ドキュメンタリー作品を観るというのは実は非常に勉強になることなのです。もちろんリアルさだけ追及する演技は時には足りない時もあるのでそればっかりじゃダメなんですが・・・。
自国でこういう作品を作るアメリカはやはりおもしろい
自国の恥ずかしい部分をしっかり斬り込んでいろいろ暴露する作品を作るアメリカはやはり面白い国ですよね。世界に及ぼす影響も大きいから自国だけの問題じゃないっていうのも大きいと思いますが。
日本の方が規模も小さいし世界の影響力もここまで大きくないのに、変な力が働いてこういう作品作れなそう。作れても自主映画でアップリンクでやっと公開できるぐらいじゃないですかね。日本の芸能界っていろいろくだらないし(笑)
観てみてよかった作品です。
勉強になりました!!これからも幅広く映画を観て行きたいと思います(*‘∀‘)