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名刀、1000年の変遷 岡崎で124点展示、2日から

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 平安時代から江戸時代までの約千年にわたる日本刀や装飾品など計百二十四点を展示する特別企画展「名刀は語る-美しき鑑賞の歴史」(中日新聞社共催)が二日~七月十六日、岡崎市高隆寺町の市美術博物館で開かれる。一日に準備作業があった。

 日本刀の歴史や、そこに表れる日本人の美意識や文化を紹介するのが狙い。鎌倉中期の作で国宝にも指定される「太刀 銘 一」や、徳川家康を支えた四天王の一人、本多忠勝が愛用していたとされる「大笹穂槍 銘 藤原正真」(通称「蜻蛉(とんぼ)切」)などが目を引く。江戸時代に多く見られた桜や鳥の模様など細密なデザインを施した鍔(つば)や金具なども展示されている=写真。

 担当の浦野加穂子学芸員は「時代背景とともに異なる刀の特徴を楽しんでもらえれば」と話している。

 観覧料は高校生以上千円、小中学生五百円、幼児は無料。

 (細谷真里)

 

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