佐川氏不起訴…民主主義への犯罪も“お咎めなし”の異常事態

 誰も責任を取らない異常事態だ。森友学園への国有地売却問題で、大阪地検特捜部は31日、佐川宣寿前国税庁長官(60)や財務省職員、国交省職員ら計38人の不起訴を発表した。佐川前長官や財務省職員らは、虚偽公文書作成や、国有地を不当に安く売却したとする背任容疑などで告発されていたが、特捜部は刑事責任を問えないと判断して捜査を打ち切った。

 文書改ざん問題では、近畿財務局の職員が自殺するまで精神的に追い込まれた。それなのに、改ざんの指示に関与したとされる佐川前長官も“お咎めなし”なのだからどうかしている。森友問題を追及する立憲民主党の川内博史衆院議員がこう言う。

「国民や国会を欺くための公文書改ざんは、民主主義に対する『犯罪』です。検察が不起訴にした今、佐川氏には国会に出てきていただいて、誰が何のためにやったのか明らかにしてもらわなければならない。与野党問わず、国会の場で明らかにする責務が我々にはあります。誰も責任を取らない、何も分からない、という状況では、国民が納得するはずがありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

今、あなたにオススメ
PR(マツダ株式会社)
PR(マッスル-NET-)
(2018年5月26日)
PR(rosemand)
(2018年5月21日)
PR(Girls cafe 編集部)
PR(アドビューティー)
PR(BeautyTV編集部)
PR(trend-news)
PR(kirari-style.com)
(2018年5月31日)
PR(艶つや習慣 on いい物.net)
PR(マツダ株式会社)
PR(プレミアアンチエイジング on goocy編集部)
PR(STORY)
PR(Tax insights)
(2018年5月26日)
Recommended by
こちらの記事もオススメ
(2018年5月31日)
PR(News Monster)
PR(セルソース)
(2018年5月30日)
(2018年5月29日)
(2018年5月30日)
(2018年6月1日)
PR(アイロボットジャパン合同会社 on 暮らしニスタ)
PR(VERY)
(2018年5月28日)
(2018年5月31日)
(2018年6月1日)
(2018年5月29日)
PR(STYLE)
PR(レティシアン)
(2018年5月28日)
Recommended by

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    批判の矛先向く日大理事長の“正体” 角界が戦々恐々の理由

  2. 2

    注目の「危機管理学部」 日大と加計学園にだけ存在の衝撃

  3. 3

    完敗ガーナ戦で“オレ様”本田を「戦力にあらず」釜本氏苦言

  4. 4

    野党議員の皆さんは「膿はあんただ!」と言ってやって

  5. 5

    タックル問題で再燃 日大理事長の交遊関係に“マル暴”の影

  6. 6

    女版キムタクの声も 次女コウキを待つ“親の十四光”の呪縛

  7. 7

    佐川氏不起訴…民主主義への犯罪も“お咎めなし”の異常事態

  8. 8

    悠々自適の雲隠れ 日大・内田前監督に高級ホテル“潜伏”情報

  9. 9

    学長会見は“ガキの使い” 日大理事長が絶対表に出ない理由

  10. 10

    何があった…日大アメフト部「選手声明文」拍子抜けの真相

PR(小林製薬 on MYLOHAS)
Recommended by

もっと見る

blank