今日も今日とてインターネッツは怒りに満ちている。
プログラマーに「簡単な修正なんでチャチャっとやっちゃってください」とお願いするのは、大工さんに「簡単な修正なんで家を5cmズラしてください」と言うようなもんかもしれないぞ。簡単かどうかはお前が決めることじゃない。
— zapa (@zapa) May 31, 2018
わかる。これ系の話は定期的に出てきてなくならない。よほど共感を覚える人が多いのだろう。相手の言い方の問題でもあるけど、癇に触ることはあるよね。特に差し込みの仕事とかだとイラッとしちゃうよね。
ただ、「わかるー」と思う一方でそろそろこういう話飽きたというか、なんか毎度同じこと言ってて不毛だなと感じることもある。相手の性格や関係性にもよるからひとくくりの話にはできないけど、できれば想像力を持ってお互いに尊重しながら楽しくやりたい。怒ると疲れるからね。
相手の立場に立ってみると、正直知識がないことに対してちょっと癇に触る言い方しちゃうのは仕方ないと思うんだよな。たとえば自分がいきなりアニメ制作現場のデスクを任されたとして、最初は現場の具体的な作業とかわからないし本当に大変だと思う。
大事なのは、よくわからない仕事に対する想像力とコミュニケーションなのかもしれない。たとえば、必ず「ここってどのくらいかかりますか?」みたいな言い方で入ると摩擦も少なくなるのかもね。知ったかぶりとか自称中級者が一番やっかいなので自分もそうならないように注意したい。
関係性によっては「〇〇さんなら1日で終わりますよね」みたいなコミュニケーションもありかもしれない。けどそういう距離感を測るってかなり難しいし、どんなに仲のいい人でも余裕がない時はしんどいのでこういうのは避けておいたほうが無難なんじゃないかと思う。
想像力は経験をベースに成り立つので、何度も苛つくことが続いたら直接相手に伝えたほうがいい。イライラが募るとそういうコミュニケーションすら取りたくなくなるので、ちょっとでも癇に触ったらすぐに伝えていくのがオススメ。めんどくさがられるの怖いし勇気がいることだけど。
専門職の仕事は特に想像しにくいので、相手に少し体験してもらうのが一番よい。知識の多い方から少ない方に歩み寄るほうが色々うまくいくことが多い。少し時間とって、エンジニア以外の人向けに説明会とかハンズオンとかやってみるといいかもしれない。
ちなみに想像力は余裕がないと働かないので余裕を持とう。これが一番大事で難しい。