6/1FRI(日本気象協会提供

加賀
能登

購読のお申し込み

0120-367-464みんなよむよ

富山新聞

金沢百万石まつりの無事を願って舞を披露する巫女=1日午前10時23分、金沢市の尾山神社

金沢百万石まつりが開幕 尾山神社で祈願祭

2018/06/01 15:30

 城下町金沢の繁栄を願う第67回金沢百万石まつりは1日、金沢市内で3日間の日程で開幕した。尾山神社では祈願祭が営まれ、実行委員会の役員ら約40人が平成最後となるまつりの成功と無事を祈った。神社では奉納いけばな展も始まり、厳かさと華やかさで境内を彩った。

 

 祈願祭では加藤治樹宮司が祝詞を奏上し、巫女(みこ)が世の平安を願う「浦安の舞」を舞った。実行委員会名誉会長の山野之義金沢市長と安宅建樹金沢商工会議所会頭、相談役の黒沢和規市議会議長、会長兼実行委員長の細田大造副市長が順に玉串をささげた。

 

 あいさつで加藤宮司は、現在の金沢の礎を築いた加賀藩祖前田利家の金沢入城にさかのぼってまつりの歴史を紹介し、「遠来の人にも感激が心に残る祭典となり、無事終わることをお祈りする」と述べた。

 

 金澤神社では、2、3日に兼六園や周辺で開催の百万石茶会で使う水を金城(きんじょう)霊(れい)沢(たく)から組み上げる「お水とりの儀式」、成巽閣前庭では茶筅(せん)供養が営まれた。

 

 1日夜は、浅野川で第44回加賀友禅燈ろう流し、しいのき迎賓館を出発点に子ども提灯太鼓行列が行われる。メイン行事の百万石行列は2日午後2時20分に金沢駅東広場前を出発し、午後4時から金沢城公園三の丸広場で入城祝祭が行われる。2、3日には同公園で「加賀百万石『盆正月』」(北國新聞社後援)が開かれる。