── まだ影響は小さいというが、ユーザー数の推移は。日本向けの類似サービスがない中で、どのような特徴を出していくのか。
詳細な数字は公表できないが、17年2月のサービス課金開始時に比べると、18年5月現在は2倍以上の有料会員ユーザーがいる。継続利用率や無料トライアル中のユーザーが有料会員に切り替える率も非常に高く、他の著名なサービスを上回っているのではと思う。
Komifloは、他の漫画サービスと比べてシンプルな作りになっているのが特徴だ。料金プランはたった1つで、配信作品も成人漫画のみに絞っている。高画質なストリーミングも実現できている。
── 今後、サービスをどのように成長させていきたいか。
まずはユーザーにとって、より使いやすいものにしていきたい。協力会社や雑誌を増やしたり、雑誌単位では手の回りづらいコアな需要の受け皿にもなれるよう、オリジナル作品も充実させたい。
また、Komifloのノウハウで異なる出版社・ジャンルでも類似サービスを展開できないかと考えている。例えば、ボーイズラブのようなニッチな産業は一部応用できる所はあるかもしれない。
まだ会社の規模が小さいので手が回らない所もあるが、今後は漫画とその流通に限定せず、日本の出版が直面するいくつかの問題を解決できるようなアイデアを展開したいと思っている。
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