【芸能・社会】堂本光一・井上芳雄が初共演 ミュージカル「ナイツ・テイル」2018年6月1日 紙面から
KinKi Kids堂本光一(39)と俳優井上芳雄(38)が初共演する新作ミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」(東京・帝国劇場、7月27日~8月29日)の製作発表が31日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われた。 堂本は帝劇で2000年から「SHOCK」に主演。井上は同年、「エリザベート」の皇太子ルドルフ役で鮮烈なデビューを飾った。全身全霊のパフォーマンスで18年間一つの役を究めてきた堂本と、圧倒的な歌唱力でミュージカル界のプリンスに躍り出た井上が運命的な共演を果たす。 演出は「レ・ミゼラブル」などで知られる英国人演出家ジョン・ケアード氏。シェークスピア最後の作品「二人の貴公子」を、ケアード氏が2人が並び立つダンスミュージカルに仕立てた。 堂本は「やばいでしょ。今はワクワクより恐怖が勝っています」と武者震い。「本当にやるのかと自分でも信じられない。うれしさと、大変だぞという今まで感じたことがない、何にも比べられない気持ちです。30代の最後にまた新たな気持ちで仕事に挑めるのが楽しみです」と意気込んだ。 ミュージカル俳優の井上は「『SHOCK』を見て、ジャニーズの人にここまでやられたらやばいなと戦々恐々としたんですが、敵ではなく味方として一緒にやりたいと思っていた。夢のようです」と共演を喜んだ。 2人とも王子様キャラだが、実は毒気のあるファンのいじり方が似ているとか。堂本は「演劇というものの敷居を下げて、気楽に楽しめるものにしたいというのが2人の共通点です。自分のファンも芳雄くんの舞台を見て、興味を広げてほしい」とミュージカル界の発展を願っていた。 共演は音月桂(37)、上白石萌音(20)、岸祐二(47)、島田歌穂(54)、大澄賢也(52)ら。 <あらすじ> テーベの騎士でいとこ同士のアーサイト(堂本光一)とパラモン(井上芳雄)は固い友情で結ばれていた。戦争で敵国アテネの捕虜になった2人は、牢獄(ろうごく)の窓から見たアテネの大公シーシアス(岸祐二)の妹エミーリア(音月桂)に恋をし、友情は敵がい心に変わる。アテネから追放されたアーサイトは、テーベに帰らず、森の楽団にダンサーとして加わり、さらに正体を隠してエミーリアに仕える。牢に残ったパラモンは、彼に恋する牢番の娘(上白石萌音)の協力で脱出する。さまざまな困難を経て再会した2人は、エミーリアのために愛と名誉をかけた決闘を挑む。
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