2018年春、HERPは個性豊かすぎる4人の新卒を迎えました。
まだ設立1年のスタートアップになぜこんなにも優秀な新卒4人が入社してくれたのか。
彼らそれぞれ4人の唯一無二のキャラクターと、HERP入社までのストーリーを交え、代表庄田との対談形式で個性豊かにお届けしたいと思います。
初回は、超エリート教育を受けたエンジニアまざっち( @mazamachi )こと宮崎くんをご紹介します(写真一番右)。
超エリート教育を受けたエンジニア「まざっち」という人
まざっちは、海城高校卒業、東京大学に入学し、同大学大学院に入学。現在は休学中というエリートエンジニアです。HERPでは、エンジニアとPMの二足の草鞋を履き、プロダクト開発をグイグイ引っ張っています。
一方でアプリケーションを作るのが大好きで、くだらないアイディアを思いつけば、すぐにちゃちゃっと作ってしまう自称アプリケーション製造機。代表作アツモリエクステンションをはじめ、いろんなくだらな・・・バズるアプリケーションをすべて大体2、3日で作っちゃっているらしいです。
社内で彼のことを聞くとこんな答えが返って来ます。
- 自らをエリートと自称する
- 何かあったらまざっち
- 飲み会に誘われたら100%参加(西日暮里から戻ってでも参加)
- クソ男オブザイヤー
最後のは完全に意味がわかりません。
深入りすると危なそうな雰囲気満々の彼ですが、実はGoogleのインターンも経験あり。聞けば、中学の時からGoogleに入ろうと決めていたとのこと。
なぜ彼はGoogleではなく設立1年目のHERPを選んだのか。その理由も含め、まざっちというエリートエンジニアの素顔を今回のインタビューで紐解いていきたいと思います。
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まざっちとHERPの出会い
ー まず、HERPと出会ったきっかけを教えてください。
まざっち(以下「ま」): 大学院1年の春に、バイトを探していて、その時知人からたまたま紹介されたのがHERPでした。
庄田(以下「庄」):確か、マクドで面接したなー。
かなり真面目な東大生が現れた!って感じで、最初は「大丈夫かな、僕の話でアトラクトできるかな」ってちょっと不安だったのを覚えてる。しかも御徒町の喫茶店が一つも空いてなくて、それもあって実はすごい焦ってた気がする(笑)
ま:その時話を聞いて初めて知ったんですが、株式会社はてなで一緒にインターンをしていたhiroqnNW(ヒロキュン)がHERPにいて、興味を引かれました。
彼のことは技術面で尊敬していたので、彼がいるなら技術的には間違いないだろう、と思いインターンでの入社を決めました。
ー ちなみに、庄田さんと初めて会った時の印象は? 庄田さんは緊張してたみたいですが。
ま:僕は全然緊張してませんでした(笑)。「人として」の印象はあんまり気にするタイプじゃないので正直、庄田さんの印象は覚えていないです。ただ、事業の資料をその場で見させてもらって、単純に面白そうだな、魅力的だなと。どうせやるなら良いプロダクトに関わりたいという気持ちのがあったので、そこは印象に残ってます。
庄:僕のことは印象に残ってないんや(笑)。 でも事業に対してそう思ってくれたなら一番嬉しいね。
ずっと「外資系エンジニア」を目指していた、まざっちを変えたもの
ー そこから自然と新卒入社という流れだったんですか?
ま:実はすごく悩みました。新卒メンバーの宮田が最初に入社を決めていて、それを聞いた時も自分は「へー、入るんだ。」ぐらいで。もともと外資ITエンジニアになって、20代後半まで働いて、そのあとスタートアップのCTOとかになりたいなって漠然と思っていました。
こんなマンダラートを大学4年の春に作ったりしてて。
まざっちが作ったマンダラート
庄:これめっちゃすごいやん。
ー メジャーリーガーの大谷翔平くんもこんなの作ってましたね。では、マンダラートにあるように「外資ITエンジニア」が中心だったまざっちの考えが変わったきっかけは何だったんですか?
ま:理由は色々ありますが、庄田さんと人生観とか、自分のエンジニアとしての今後のキャリアについて真剣に話していく中で少しずつ自分の中で変化がありました。
庄田さんは自分の考えを押し付けるわけではなく、僕の話を真摯に聞いてくれたし、「僕の成長にとって何がベストか」を軸に話を真剣にしてくれたので、どんどん信頼関係を築いていけたように思います。
今は飲んだらプロダクトの話しかしないけど、今思えば、入社前は人生の話をがっつりしていました。
庄:ふたりっきりでおしゃれフレンチにも行ったなー。そこで人生について語ったりして、完全にデートみたいやった(笑)。
ま:あと、やはりメンバーの存在も大きかったです。創業期からずっといる二人の尊敬するリードエンジニアがいたことと、ライバルであり、一緒に切磋琢磨できる同期のエンジニア、アゾソン( @muscle_azoson )の存在も大きかった。
先輩二人は自分の知らないことをすでに知っているすごい人たち。アゾソンはライバルだけど、自分の持っていないものを持っている尊敬できるやつです。
純粋にこのメンバーと一緒にこれからもプロダクトを作っていきたいって思いました。
庄:その話めちゃくちゃ嬉しい。
実は「まざっちに入社してもらいたいね」って創業タイミングからいるメンバーたちではよく話をしてたんよね。そしてアゾソンの方が先に入社をして、アゾソンともまざっちが入社したら本当に最高だよなってよく話してた。そして、今から思うと、この創業期から手伝ってくれている4人のエンジニアの誰か1人でもいなかったらこのメンバーは揃ってなかったんだろうなって思う。
ま:いろんな会社でインターンを経験して、Googleのインターンも経験したけど、すでにそこはエンジニア天国で、優秀なエンジニアが沢山いて、全てが整っていました。実際、そこに自分が必要なのか、みたいなところがピンと来なかったんです。
HERPはプロダクトとしての将来像も明確だったし、そこには絶対に誰かが必要でした。
僕の原動力って「組織のために何かできることをやりたい」だから、HERPだからこそ自分が出せるバリューがあると思ったし、HERPが大きく成長するために力を注ぎたいと思いました。ただ、純粋にそれが一番面白そうだったし、自分が一番想いを向けられると思ったから。
庄:実際にまざっちは入社してから組織をどんどんいい方向に導いてくれてる。
入社前は本当にスタートアップの開発!という感じで、庄田の求めるものを必死に早く作るって感じだったけど、どんどんユーザーが求めるものを確実に作る体制に変わってきていて、その体制を作ってくれた一番の功労者はまざっちなんだよな。
元々はエンジニアとしてガンガン成長することを考えて入社したのに、いつの間にか1人でチーム開発の本を読みまくったり、記事を探しまくったりして、独りでにチーム開発進行の代表になった。PMという明確な立場がないときに、自分がやるって言ってくれたのもまざっちだし。
いつも組織全体でものを考えていて、冷静に何がHERPに足りていないかをちゃんと見てくれている。今は毎週2回、「バトル会」っていう名前の進捗確認会を2人でやっていて、時にはお互いにイライラしながらスピード感を持ってユーザーに価値を提供する方法について考えたりね。開発組織のベロシティに対してまざっちは強い責任感を持ってくれている。ちなみにバトル会っていう名前の由来は、僕とまざっちは2人で喋ると喧嘩しがちで、のちに紹介されるアゾソンが通訳として入ってもらわないと立ちいかないことがあったので、その名残でこのように名付けられました(笑)。
「プロダクト・組織のために何かをやっていたら自分が勝手に成長する」
ー では、まざっちはこれからどんなエンジニアになっていきたいと思っていますか?
ま:「エンジニアとしてどうありたい」とかが明確にあるわけではなくて、「プロダクト・組織のために何かをやっていたら自分は勝手に成長する」と思っています。
今まで、AとBで分岐した道にぶつかった時、Aの道を選んだら、そのままAの道を沿って行くと思っていた。でも分岐した後も、いつかどこかでさっき選ばなかったBの道に合流することだってあるって気づきました。その時、Bの道ははじめとは違ったかたちをしているかもしれないし、それは進んでみないとわからない。
だからこそ、今自分に必要だと思うことをやり続けたいと思っています。今はとにかくHERPのプロダクトのために自分ができることを全力でやりたいです。
庄:うちのエンジニアたちは、全員僕よりも自分で考えて正解を見つけ出す能力が高い。情けなくもあり、最高に頼もしくもある。まざっちも当然そう。
でも、結局それを形にできたか、実現できたかが何よりも大事で、もっともっとそこにこだわって強くなってほしいな。
もともと持って生まれたものがとてつもなくいいので、徹底的に磨いてほしいし、組織と会社はまざっち以上のスピードで成長させねばって思います。
ただ、まざっちは会社の暖かい空気を作ってくれるかなり大きな要素でもあるので、そういう素直で可愛いところはそのまま変わらずにいてほしいなと思います(笑)。
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自身のことを「天才ではなく、努力家。エリートだけど。」とさらっと言う、愛嬌たっぷりの愛すべきクソ男オブザイヤーまざっち。「今自分は何をしたいのか」「今自分は何をすべきなのか」をその時々できちんと考え、選び、選んだからには本気でやる、という彼の姿勢がとても印象的でした。
それぞれの質問のあと、少し考えてから丁寧に紡ぎ出したまざっちの言葉から、「組織のために力になりたい」という純粋な気持ちが溢れていました。
HERPでは、こんなまざっちと一緒に働きたい!というエンジニアを募集中です!
気軽にオフィスに遊びに来てくださいね。お待ちしております!
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