低速最強って本当?いま「OCNモバイルONE」を選ぶべき5つの理由を徹底解説
OCNモバイルONEに乗り換えようと考えたとき、「OCNモバイルONEってぶっちゃけどうなの?良い格安SIMなの?」と気になりますよね。
いくら月額料金が安くなっても、Webサイトの表示に時間がかかる、Twitterの読み込みですら遅いようでは使い物にならずストレスがたまります。
Webサイトの表示に時間がかかったりする場合やデータ容量を使いすぎて速度制限の状態を低速化といいますが、実はOCNモバイルONEは低速化の状態でも高いパフォーマンスが見込める格安SIMなのです。
iPhoneやAndroidスマートフォンで動画や音楽を楽しんでいると「速度制限」がつきものですよね。
速度制限になってしまうと、
速度制限時の注意点
- ウェブサイト閲覧時の画面表示まで5~10秒程度の時間がかかる
- Twitterのタイムライン表示でさえ5秒程度の時間がかかる
- データ容量を追加購入しない限り、翌月にならないと速度制限が解除されない
といった問題が起こり、とても不便です。
ですがOCNモバイルONEは、筆者自身が速度制限中でも、ストレスなくiPhoneやAndroidスマートフォンを使うことができた経験があります。
それだけでなく、OCNモバイルONEには他にも多くのおすすめポイントがあります。
OCNモバイルONEのメリットは5つ
- 速度制限中でも素早く画面表示ができる「バースト転送」
- 日ごとに速度制限が解除される「日次プラン」を選べる
- 低速通信×大容量の料金プランは他社と比べて月額料金が安い
- 「3種類のかけ放題」が選べて電話をする機会が多い人も安心
- 様々な機能を無料で使えるカウントフリーがある
とても魅力的なポイントが多いOCNモバイルONEですが、3つの注意点があります。
OCNモバイルONEのデメリットは3つ
- 利用者増加に伴って昼12時頃の通信速度が遅い
- 他の格安SIMと比較して通常の料金プランは数百円高い
- 専門店はなく家電量販店内にカウンターが設置されているのみ
これらのポイントを見比べて、OCNモバイルONEに興味が出たらぜひこの記事を最後までご覧ください。
OCNモバイルONEが低速最強と言われる理由、メリット・デメリットの両観点から、あなたにOCNモバイルONEが適しているかどうかがわかりますよ。
申し込み手順や、他社からの乗り換え方法についてもまとめているので、取扱説明書要らずの記事と言ってもよいでしょう。
それでは、早速まいりましょう。
一目で分かる!OCNモバイルONEの総合評価
「OCNモバイルONEが自分に合っているかどうかをスグに知りたい!」という方も多いと思います。
冒頭で挙げたポイントから、どういう使い方をする人に合っているかをざっくりと説明します。
OCNモバイルONEのメリット5つ
- 速度制限中でも素早く画面表示ができる「バースト転送」
- 日ごとに速度制限が解除される「日次プラン」を選べる
- 低速通信×大容量の料金プランは他社と比べて月額料金が安い
- 「3種類のかけ放題」が選べて電話をする機会が多い人も安心
- 様々な機能を無料で使えるカウントフリーがある
OCNモバイルONEのデメリット3つ
- 利用者増加に伴って昼12時頃の通信速度が遅い
- 他の格安SIMと比較して通常の料金プランは数百円高い
- 専門店はなく家電量販店内にカウンターが設置されているのみ
これらのポイントから総合的に判断すると、OCNモバイルONEは下記のような使い方をする人に合っています。
OCNモバイルONEが合っている人
- 速度制限にかかってもウェブサイトの閲覧やTwitterをサクサクと使いたい人
- 基本的にWi-Fi環境下でデータ通信をする人
- 音声通話が多いけど月額料金を安く抑えたいという人
- 音楽を気軽に楽しみたいという人
OCNモバイルONEは、速度制限にかかってしまっても他社の速度の2倍を有する「バースト転送」のおかげで、ウェブサイト閲覧やTwitterのタイムライン表示などはサクサクできます。
また、格安SIM業界初のサービスを含む「3種類のかけ放題」を選ぶことができるので音声通話が多い人にとっても使いやすいです。
そして、カウントフリー機能を使った「MUSICカウントフリートライアル」というサービスを利用すれば、データ使用量を消費せずに様々な音楽を楽しむことができます。
これらのメリットについて今スグに知りたい人は「専門家が教える!OCNモバイルONEの5つのメリットを解説!」の章へ飛んでみてください。
OCNモバイルONEの概要
まず、「OCNモバイルONEってなに?」という疑問を持つ人向けに、概要から説明しますね。
すでに知っているという人は、「専門家が教える!OCNモバイルONEの5つのメリットを解説!」の章へ飛んでOKです。
OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが運営している格安SIMです。
日本の通信事業最大手「NTTグループ」のうちのひとつで、同グループには同じく携帯キャリアを運営している「NTTドコモ」、情報サービス業界最大手の「NTTデータ」などがいます。
NTTコミュニケーションズは、都道府県を超えて行われる長距離通信事業や、フリーダイヤルをはじめとする特殊不可電話サービス事業、インターネットサービスプロバイダ事業を行っている企業です。
2013年8月29日からMVNOとして、NTTドコモの回線を利用するデータ通信専用格安SIMとして「OCNモバイルONE」の提供をスタートしました。
翌年の2014年12月1日、利用者からの要望が多かったこともあり、音声対応SIMカードの提供を開始しました。
2018年現在、OCNモバイルONEの料金プランは3種類×8コースの合計24パターンから選ぶことができます。
一見、料金プランが多いように感じてしまいますが、8コースの内3つは日次コースと低速大容量プランとでも言うべき変則的な料金プランです。
それらも含めて、初心者の人にもわかりやすく解説していくのでご安心ください!
OCNモバイルONEは、ユーザーの利便性の向上に力を入れています。
2018年3月22日に行われたNTTコミュニケーションズによる「OCNモバイルONEにおける通信品質向上の取り組み」では、今後の取り組みについて以下のように発表をしています。
OCNモバイルONEにおける通信品質向上の取り組み
- 通信事業者の自助努力(技術革新による品質向上)
- 消費者への啓蒙(けいもう)活動
- トラフィックの変化に合わせたコントロール
- お客様個々のニーズをとらえたサービス設計(利用コンテンツと料金などに合わせた品質サービスの設計)
出典:OCNモバイルONEは「低速最強」?NTTコムが通信品質向上の施策を説明
2018年現在では、昼12時頃の通信品質があまり良くないのですが、今後の通信品質への取り組みによって改善されていくことが期待できますね。
OCNモバイルONEでのセット販売端末の種類は多く、人気端末のZenFoneシリーズや1万円以下で購入できる端末もあります。
中にはレンタルできる端末もあるので、これから初めて格安SIMを使うという人でも気軽に申し込むことができます。
OCNモバイルONEの使い方
OCNモバイルONEの使い方は、他社の格安SIMと同様、大きく分けて2つの軸があります。
OCNモバイルONEの利用方法
- 端末と一緒に契約するかどうか
- SIMのプランはどれを選ぶか
これから初めてのスマートフォンを購入する人は端末とセットで購入した方が、OCNモバイルONEで使える端末かどうかで悩まなくて済みますね。
すでにiPhoneやAndroidスマートフォンを持っている場合でも、NTTドコモで購入した端末であればSIMロックを解除しなくても使うことができます。
その他キャリアや、自分が持っている端末がOCNモバイルONEで使えるか気になる方は「動作確認済み端末一覧」で検索してください。
iPhoneだと、最新の「iPhone X」「iPhone 8シリーズ」まで動作確認済みですね。
また、SIMプランを選ぶ時は「あなたが音声通話を使うかどうか」で決めましょう。
月額料金が最も安く設定されている「データ通信SIM」を選んでしまうと一切の音声通話ができませんので注意してください。
専門家が教える!OCNモバイルONEの5つのメリットを解説!
いよいよ本題のOCNモバイルONEのメリットを解説していきますね。
OCNモバイルONEのメリットを改めて整理すると以下の5つと言えるでしょう。
OCNモバイルONEのメリット5つ
- 速度制限中でも素早く画面表示ができる「バースト転送」
- 日ごとに速度制限が解除される「日次プラン」を選べる
- 低速通信×大容量の料金プランは他社と比べて月額料金が安い
- 「3種類のかけ放題」が選べて電話をする機会が多い人も安心
- 様々な機能を無料で使えるカウントフリーがある
それぞれを詳しく解説していきます。
(1)速度制限中でも素早く画面表示が出来る「バースト転送」
OCNモバイルONEが「低速最強」と言われる理由は、速度制限がかかっていても素早く画面表示がされる「バースト転送」があるためです。
150KBという数値は、他の格安SIMと比較すると2倍以上の数値なんだよ。
OCNモバイルONEのバースト転送は、速度制限がかかっている時(通信速度200Kbps)でも通信開始時150KBまでの読み込みなら高速通信(最大通信速度262.5Mbps)ができるという機能です。
この「150KBまでの読み込み」という数値は携帯キャリア業界でも群を抜いており、同じくバースト転送機能がある「IIJmio」では75KBまでの読み込みにしか対応していません。
OCNモバイルONEが「低速最強」と言われる理由は、速度制限下でも数多くのWebサイトや画像、Twitterのタイムラインを素早く表示させることができるからです。
(2)日ごとに速度制限が解除される「日次プラン」を選べる
OCNモバイルONEには、携帯業界で珍しい「日次プラン」があります。
これは、1日あたりの高速通信量が決められている代わりに、速度制限になっても1日で解除されるという料金プランです。
OCNモバイルONEの日次プランの月額料金は以下の通りです。
110MB/日コース | 170MB/日コース | |
---|---|---|
音声対応SIM | 1,600円 | 2,080円 |
SMS対応SIM | 1,020円 | 1,500円 |
データ通信専用SIM | 900円 | 1,380円 |
1日あたりの高速通信量はかなり少ないですが、Wi-Fi通信のできる場所での使用であれば問題ありません。
基本的にWi-Fi環境下で利用する人にとっては、月額通信量を安く抑えられるので最もおすすめの料金プランです。
ちなみに、他にも日次プランを提供している格安SIMはありますが、いずれもデータ通信専用(一部でSMS機能付き)です。
音声通話機能付きの日次プランがあるのは、現状でOCNモバイルONEのみです。
nuro mobileには、1日5時間プランというものがあり、こちらは音声通話SIMもあります。
1日のうち合計5時間までは無制限で高速通信が使えて、それ以降は200Kbpsの通信速度に制限されます。
時間制限+月額料金が2,500円と割高なので、バースト機能を兼ね備えたOCNモバイルONEの日次プランの方が月額料金の意味でお得に使えるかと思います。
(3)低速通信×大容量の料金プランは他社と比べて月額料金が安い
OCNモバイルONEには、低速通信(最大500Kbps)になる代わりにひと月15GBまで使える「低速大容量コース」があります。
月額料金は下記の通りです。
500Kbps(15GB/月) | |
---|---|
音声対応SIM | 2,500円 |
SMS対応SIM | 1,920円 |
データ通信専用SIM | 1,800円 |
低速通信ではあるものの、ひと月15GBの大容量を上記の価格で使えるのは非常にお得です(音声対応SIMの場合1GBあたり167円)。
参考までに、他社の料金プランと比較してみます。
格安SIM名称 | 月額料金 |
---|---|
LINEモバイル 音声通話SIM+10GB | 3,220円(1GBあたり322円) |
mineo Dプランデュアルタイプ(音声通話)10GB | 3,220円(1GBあたり322円) |
楽天モバイル 組み合わせプラン通話SIM10GB | 2,960円(1GBあたり296円) |
IIJmio タイプDファミリーシェアプラン12GB | 3,260円(1GBあたり272円) |
DMMモバイル シングルコース通話対応SIM15GB | 3,980円(1GBあたり265円) |
これらの格安SIMは高速通信を使えますが、1GBあたりの料金が260円以上となりました。
OCNモバイルONEはバースト転送もあるので、1GBあたり167円で使える「低速大容量コース」はコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
(4)「3種類のかけ放題」が選べて電話をする機会が多い人も安心
画像引用:OCNでんわ|OCNモバイルONE公式ホームページ
OCNモバイルONEには、3種類のかけ放題があります。
内容 | 月額料金 | |
---|---|---|
10分かけ放題 | 1通話あたり10分以内の国内通話が回数無制限で0円 | 月額850円 |
トップ3かけ放題 | そのつきの国内通話料上位3番号の通話料が0円 | 月額850円 |
かけ放題ダブル |
1通話当たり10分以内の国内通話が回数無制限で0円。 且つ、10府かけ放題を適用した残りの国内通話料上位3番号の通話料が0円 |
月額1,300円 |
格安SIMでは、電話かけ放題が長くとも5分というサービスが多いですが、OCNモバイルONEでは10分までかけ放題が使えます。
さらに、格安SIM業界で初めて「国内通話料上位3番号の通話料が0円」というサービスを展開しています。
筆者は携帯代理店で働いていた経歴がありますが、こんなサービスは初めて目にしました。
上位3番号をはじき出してそれを無料にするということが物理的に可能なんですね…恐るべきサービス内容です。
OCNモバイルONEでかけ放題サービスを利用するには、音声対応SIMに申し込み+上記3種類のかけ放題オプションから1つ選んで申し込む必要があります。
申し込んだ後、OCNモバイルONE専用アプリ「OCNでんわ」から通話をすることでかけ放題が適用されます。
アプリの利用自体は無料で、国内通話料は半額の10円/30秒(通常は20円/30秒)となります。
(5)様々な機能を無料で使えるカウントフリーがある
OCNモバイルONEには、カウントフリーで使える機能があります。
- 050 plus:パケット通信で通話ができるIP電話
- マイポケット:連絡帳や写真、動画などのデータをクラウド上で管理
- OCNモバイルONEアプリ:節約モードのON/OFFの切り替えや各種申し込み
- MUSICカウントフリートライアル:各種音楽サービスをカウントフリーで利用できる
これらの機能は、月間のデータ使用量を消費せずに通信を行うことができます。
中でも面白いのが「MUSICカウントフリートライアル」です。
これは、以下のサービスがすべてデータ消費なしで利用できる素晴らしいサービスです。
MUSICカウントフリートライアル一覧
- amazon music:2018年5月12日から適用開始!
- AWA
- dヒッツ
- Google Play Music
- Spotify
- ひかりTVミュージック
- レコチョクBest
この「MUSICカウントフリートライアル」は、その名の通り期間限定でのサービスです。
カウントフリー適用期間は2018年4月18日~2018年7月31日までです。
適用期間以降のサービスについては有料化するかどうかも含めて未定のようですが、これらのサービスを利用している人にはとても嬉しいサービスなので、ぜひ続けて欲しいサービスですね。
専門家が教える!OCNモバイルONEの3つのデメリット
ここまでOCNモバイルONEの5つのメリットについて解説してきましたが、OCNモバイルONEには注意点もあります。
ここで3つの注意点についてしっかりと確認をしていきましょう。
OCNモバイルONEのデメリット3つ
- 利用者増加に伴って昼12時頃の通信速度が遅い
- 他の格安SIMと比較して通常の料金プランは数百円高い
- 専門店はなく家電量販店内にカウンターが設置されているのみ
(1)利用者増加に伴って昼12時頃の通信速度が遅い
OCNモバイルONEは、年々利用者が増えてきていますが、それも影響してかアクセス数の多い昼12時頃の通信速度は遅いと感じる人が多いようです。
また、テザリングを利用してパソコンで動画視聴をする際に途切れ途切れになることもあるようです。
MMD研究所が2018年3月に発表した、主要3都市の通信速度調査の結果がこちらです。
画像引用:MMD研究所「2018年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」
左から5番目がOCNモバイルONEです。
この表を見る限り、OCNモバイルONEの通信速度は最大値と最低値の振れ幅が大きいことがわかり、回線速度にブレがあるということがわかります。
場所や人の密集度によって通信速度は異なりますが、中央値(箱内の横線)が異様に低いことが回線速度の遅さの証明になっていると言えます。
その為、OCNモバイルONEを使っていて回線速度が遅いと感じる人が多いことが予想されます。
ちなみに、ほぼ1年前の2017年2月時点での調査結果はこちらです。
画像引用:MMD研究所「2017年2月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」
左から5番目がOCNモバイルONEです。
最新版の2018年と見比べてみると、通信速度は大きく改善されているように見えますね。
格安SIMは、大手キャリア(OCNモバイルONEで言うとドコモ)から回線を借りてサービスを運用しています。
ドコモが使っている回線が大きな土管だとするならば、OCNモバイルONEはその大きな土管の中に通る細い管のようなイメージです。
利用者が増えることで細い管が詰まりを起こしてしまい、それが通信速度の低下という結果を招いてしまっているのです。
こればかりは利用者でどうにかできる問題ではないので、今後のNTTコミュニケーションズの企業努力に期待したいところです。
(2)他の格安SIMと比較して通常の料金プランは数百円高い
OCNモバイルONEの通常の料金プランは他の格安SIMと比較すると、数百円高めに設定されています。
比較表をまとめましたので、こちらをご覧ください。
各社のプラン | 月額料金 |
---|---|
OCNモバイルONE 音声対応SIM+3GB | 1,800円 |
LINEモバイル 音声通話SIM+3GB | 1,690円 |
楽天モバイル 組み合わせプラン通話SIM 3.1GB | 1,600円 |
IIJmio タイプDミニマムスタートプラン3GB | 1,600円 |
mineo Dプランデュアルタイプ(音声通話)3GB | 1,600円 |
ご覧の通り、若干料金が割高な設定になっていますね。
また、OCNモバイルONEの音声対応SIMでの最安料金は「110MB/日コース」の1,600円です。
データSIMならもう少し下げることができますが、月額料金だけの観点で言うならば、OCNモバイルONEではなく楽天モバイル、IIJmioが選択肢として考えられるでしょう。
(3)専門店はなく家電量販店内にカウンターが設置されているのみ
OCNモバイルには実店舗がありません。
ここで言う実店舗とは、ドコモやau、ソフトバンクといった「キャリアショップ」のことです。
ヨドバシカメラやビックカメラといった大手家電量販店には、OCNモバイルONEの申し込み受付カウンターが設置されています。
OCNモバイルONEを取り扱っている大手家電量販店は、「音声対応SIMカード即日受渡カウンター設置店検索」から検索することができます。
ただ、大手家電量販店の規模になれば他の利用者や他の用事で来ている人もいるでしょうから、申し込むまでに時間がかかることが予想されます。
また、キャリアショップとは異なり、以下の対応はしてもらえません。
対応出来ないこと
- OCN接続プランからのプラン変更のお申し込み
- データ専用SIMカードから音声対応SIMカードへの変更
- 容量シェアへの変更
- SIMカードの追加・削除
- SIMカードのサイズ変更
- 解約など
これらの手続きをしたい場合は、OCNマイページ(会員サポート/手続き)にログインして、自分でやるしかありません。
また、わからないことがある場合は、OCNモバイルONEの公式ホームページのチャットサポート機能や、NTTコミュニケーションズサポートサイト「おしえてこむ」で調べてみましょう。
OCNモバイルONEのメリット・デメリットまとめ
ここまでの解説を踏まえて、改めてOCNモバイルONEのメリットとデメリットをおさらいしておきましょう。
OCNモバイルONEのメリット5つ
- 速度制限中でも素早く画面表示ができる「バースト転送」
- 日ごとに速度制限が解除される「日次プラン」を選べる
- 低速通信×大容量の料金プランは他社と比べて月額料金が安い
- 「3種類のかけ放題」が選べて電話をする機会が多い人も安心
- 様々な機能を無料で使えるカウントフリーがある
OCNモバイルONEのデメリット3つ
- 利用者増加に伴って昼12時頃の通信速度が遅い
- 他の格安SIMと比較して通常の料金プランは数百円高い
- 専門店はなく家電量販店内にカウンターが設置されているのみ
通信速度に関して昼12時頃に遅くなるという欠点があるので、速度を求めたいという人はUQ mobileやY!mobileを選んだ方が良いでしょう。
ですが、低速通信時でも150KBまでの読み込みなら高速通信と同等のバースト転送や音声通話ありの日次プランを選べるのは大きなメリットだと言えます。
OCNモバイルONEに向いているのはこんな人!
上記のメリットとデメリットをご覧いただいた上で、筆者が個人的に思うOCNモバイルONEに合っているのはこんな人です。
OCNモバイルONEが合っている人
- 速度制限にかかってもウェブサイトの閲覧やTwitterをサクサクと使いたい人
- 基本的にWi-Fi環境下でデータ通信をする人
- 音声通話が多いけど月額料金を安く抑えたいという人
- 音楽を気軽に楽しみたいという人
特に、格安SIM業界では音声通話のサービスが豊富なので、普段の使い方の中で通話が多いという人はOCNモバイルONEが合っているのではないかと感じます。
もし速度制限にかかってもバースト転送があるもんね!
ここまで読んでいただいた方は、自分自身にOCNモバイルONEが合っているかどうか、おおよそ判断がついたのではないでしょうか?
ここからは、OCNモバイルONEをお得に使うためのプランの選び方と実際の申し込み手順を画像入りで解説していきます。
OCNモバイルONEはプランの数が多いですが、しっかりと説明していくのでご安心ください!
OCNモバイルONEの料金プラン
それでは、OCNモバイルONEの料金プランから見ていきましょう。
公式ページは若干見づらいので、一覧表にしてわかりやすくしました。
音声対応SIM | SMS対応SIM | データ通信専用SIM | |
---|---|---|---|
110MB/日コース | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
170MB/日コース | 2,080円 | 1,500円 | 1,380円 |
3GB/月コース | 1,800円 | 1,220円 | 1,100円 |
6GB/月コース | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB/月コース | 3,000円 | 2,420円 | 2,300円 |
20GB/月コース | 4,850円 | 4,270円 | 4,150円 |
30GB/月コース | 6,750円 | 6,170円 | 6,050円 |
500Kbpsコース(15GB/月) | 2,500円 | 1,920円 | 1,800円 |
※すべて税抜きの金額です
この一覧表の金額がOCNモバイルONEを使う上での基本となります。
端末はすでに持っていて、かけ放題や他にオプションに申し込まない場合は上記の金額が毎月の利用料金ということですね。
初回のみ、事務手数料が発生します。
筆者オススメの料金プランは「音声対応SIM+110MB/日コース」
「OCNモバイルONEを使ってみようと思うけど、どのプランにすればいいかわからない…」
と、お困りの人は最安値の「音声対応SIM+110MB/日コース」で申し込みをしましょう。
1日110MBと聞くと、かなり少ない印象がありますが、実はこれだけの使い方ができるんです。
画像引用:OCNモバイルONE|110MB/日コースでできること
この画像をご覧いただくと、意外と色んなことができると分かりますね。
もし速度制限にかかってしまっても、OCNモバイルには150KBまでの読み込みなら高速通信が適用されるバースト転送があります。
ウェブサイト閲覧やTwitterのタイムライン表示程度であればサクサクと表示できるので、それほどの不便さはありません。
どうしても速度制限で不便さを感じるようであれば、OCNマイページから無料でコース変更の申し込みをすることもできます。
料金プランを選ぶのに困ったら、まずは「音声対応SIM+110MB/日コース」で申し込んでみてください。
音声通話料とSMS送信料
OCNモバイルONEの音声通話料とSMS送信料についてまとめました。
料金 | |
---|---|
国内通話料 | 20円/30秒 |
国内通話料(OCNでんわアプリからの発信) | 10円/30秒 |
050 plus利用時 | 固定電話:8円/3分 携帯電話:16円/1分 050 plus:無料 |
SMS送信料(5通/月は無料) | 国内3円/通 国外50円/通 |
「OCNでんわアプリ」から電話をかければ通話料が半額になるので、こちらを使っていきましょう。
OCNモバイルONEのオプション機能
OCNモバイルONEには、様々なオプションがあります。
それぞれについて簡単に解説していきますね。
内容 | 月額料金 | |
---|---|---|
OCNでんわアプリ | ・申込不要で使える専用電話アプリ ・通話料が10円/30秒と半額になる |
0円 |
050 plus |
|
300円 音声対応SIMだと無料 |
あんしん補償 |
|
500円 |
マイセキュア |
|
1ライセンス:250円 5ライセンス:500円 |
あんしんモバイルパック |
|
640円 |
その他にもOCN会員だと利用できる「OCNオプションサービス」を利用できます。
詳しくは、OCNサービス一覧からご確認ください。
かけ放題・通話定額オプション
画像引用:OCNでんわ|OCNモバイルONE公式ホームページ
OCNモバイルONEのオプションで忘れてはならないのが「3種類のかけ放題」ですね。
内容 | 月額料金 | |
---|---|---|
10分かけ放題 | 1通話あたり10分以内の国内通話が回数無制限で0円 | 月額850円 |
トップ3かけ放題 | そのつきの国内通話料上位3番号の通話料が0円 | 月額850円 |
かけ放題ダブル |
1通話当たり10分以内の国内通話が回数無制限で0円。 |
月額1,300円 |
OCNモバイルONEでは10分かけ放題の他にも2つのかけ放題があり、1つは「国内通話料上位3番号の通話料が0円」、2つ目は「10分かけ放題+国内通話料上位3番号の通話料が0円」というサービスですね。
どちらも格安SIM業界では初のサービスで、通話の多い利用者にはとても嬉しいオプションだと言えます。
ちなみに、ひと月の間にどれくらいの通話をする場合にかけ放題に入った方が良いかの試算は以下の通りです。
10分かけ放題 | 月額850円 超過分については10円/30秒 |
---|---|
国内通話(通常) | 通話料20円/30秒 850÷40円(1分あたり)=21.25分 約22分以上の通話をするなら10分かけ放題に入った方がお得 |
国内通話(OCNでんわアプリ) | 通話料10円/30秒 850÷20円(1分あたり)=42.5分 約43分以上の通話をするなら10分かけ放題に入った方がお得 |
ご覧いただいた通り、通常の通話を22分以上する場合は10分かけ放題に入った方がお得に使うことができます。
OCNモバイルONEの専用アプリ「OCNでんわ」を使うことを前提に考えると、43分以上の通話がある場合も10分かけ放題に入った方がお得ですね。
ひと月あたりにどれくらいの通話があるかを振り返って、10分かけ放題に申し込むべきかどうかをお選びください。
申し込み・変更時の事務手数料
OCNモバイルONEに申し込む場合、以下の手数料が発生します。
この手数料は他の携帯会社に申し込む場合も発生するものなので、特に差はありません。
初期費用 | |
---|---|
初期工事費用(パッケージ費用) | 3,000円 |
SIMカード手配料 | 394円 |
OCNモバイルONEの利用開始ステップ
それでは、いよいよOCNモバイルONEへの申し込み方法について解説していきます。
画像入りで解説しているので、取扱説明書代わりにご覧ください。
申し込み手順は既に分かっている人は、以下のリンクから直接申し込むことができますよ。
申し込んでから実際に利用するまでの手順は以下の通りです。
OCNモバイルONEの申し込みから利用までの手順
- 公式サイトから申し込む
- SIMカードが届く
- 初期設定をする
ご覧のようにたったの3ステップで申し込むことができるんです。
公式サイトからの申し込みが終われば、SIMカードが届くのを待って、初期設定をするだけで終わりなので頑張りましょう!
申し込む方法は、新規とMNPともに共通で2通りあります。
OCNモバイルONEの申込み方法
- OCNモバイルONE公式サイトから申し込む
- エントリーパッケージを購入する
エントリーパッケージとは、Amazonなどのショッピングサイトや家電量販店で購入できるSIMカードです。
実際にはSIMカードが入っている訳ではなく、エントリーパッケージを購入して届いたら、商品に書かれている指示通りの手順で申し込みをすることで、後日SIMカードが届きます。
エントリーパッケージを使うことで初期費用を安く抑えることができますが、時間がかかる点と余計に手間がかかるので、今回はOCNモバイルONEの公式サイトからの申し込み手順を解説していきます。
他社からのMNP(電話番号をそのまま使って乗り換え)をする際は「MNP予約番号」が必要になります。
MNP予約番号はステップ1の前に取得しておきましょう!
MNP予約番号の取得方法について
大手キャリアからMNP予約番号を取得する方法をまとめていきます。
MNPではなく新規で申し込む人は、「OCNモバイルONEに申し込む手順を解説」の章まで読み飛ばして大丈夫です。
ドコモでのMNP予約番号取得方法
ドコモでのMNP予約番号の取得方法は、「電話で取得」と「Webサイトで取得」の2通りがあります。
電話で取得する方法
- 151:ドコモ携帯から
- 0120-800-000:それ以外の電話から
Webサイトで取得する方法
画像引用:My docomo公式ページ
ドコモの場合は、My docomoからMNP予約番号を取得することができます。
手順は下記の通りです。
My docomoからMNP予約番号を取得する手順
- ログイン後、「ドコモオンライン手続き」を押す
- 「携帯電話ポータビリティ予約」を押す
- スクロールして「解約の手続き」を押す
- 利用規約に同意して「次へ」を3回押す
- 受付確認メールの設定(不要であれば「送信しない」にチェック!)で「次へ」を押す
- 「手続きを完了する」でMNP予約番号が表示されるのでメモする
ドコモでMNP予約番号を取得して、使用する際にはMNP転出手数料が2,000円かかりますので覚えておきましょう。
ソフトバンクでのMNP予約番号取得方法
ソフトバンクでMNP予約番号を取得する場合は、電話で取得する方法のみです。
- *5533:SoftBank携帯から
- 0800-100-5533:それ以外の電話から
上記の電話番号に電話をして、ガイダンスの指示に従って操作をしましょう。
なお、ソフトバンクでMNP予約番号を取得して、使用する際にはMNP転出手数料が3,000円かかります。
auでのMNP予約番号取得方法
auでMNP予約番号を取得する方法は、電話で取得する方法のみです。
- 0077-75470:ケータイ・一般電話から
ソフトバンクと同様、上記の電話番号に電話をかけてガイダンスの指示に従ってMNP予約番号を取得しましょう。
auでMNP予約番号を取得して、使用する際にはMNP転出手数料が3,000円かかります。
Y!mobileでのMNP予約番号取得方法
Y!mobileでのMNP予約番号取得方法は「電話で取得」と「Webで取得」の2通りがあります。
電話で取得する方法
- 116:Y!mobile携帯から
- 0120-921-156:それ以外の電話から
上記の電話番号に電話してガイダンスの指示に従って操作をすると、オペレーターにつながります。
オペレーターからいくつか本人確認の質問がされるので、聞かれた内容に回答してMNP予約番号を取得しましょう。
Webで取得する方法
「My Y!mobile」からMNP予約番号を取得することができます。
画像引用:My!Y!mobile ログインページ
手順は下記の通りです。
「My Y!mobile」からMNP予約番号を取得手順
- ログイン後、「契約内容の確認・変更」を押す
- 「次へ」を押す
- 「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」を押す
- 画面の指示に従って手続きをする
Y!mobileは、契約してから1年以内だとWebからMNP予約番号を取得することはできません。
その場合は、電話で取得してください。
また、Y!mobileでMNP予約番号を取得して、使用する際はMNP転出手数料が3,000円かかります。
MNP予約番号を取得する際の4つの注意点【各キャリア共通】
MNP予約番号を取得する上で知っておくべき注意点が4つあります。
注意点を知らないと乗り換える際にMNP予約番号を取り直すことになり手間がかかってしまうので、しっかりと覚えておきましょう。
MNP予約番号を取得する上での注意点
- MNP予約番号は取得した日を含めて15日間有効
- MNP予約番号を取得しただけで、いまの携帯電話が使えなくなることはない
- 取得しただけならMNP転出手数料は発生しない
- 有効期限が切れてからでないと再取得できない
特に注意:MNP予約番号の有効期限は15日間
特に覚えておくべき注意点は、MNP予約番号の有効期限が取得日を含め15日間であるという点です。
有効期限が切れてしまうと回線の切り替えができなくなってしまうので取得してから15日以内に手続きを済ませましょう。
有効期限が切れても再取得できますが、手間がかかるので期限内にMNP乗り換えを完了させてしまいましょう。
MNP予約番号を取得したら、OCNモバイルONEへの申し込み手順を解説していきます。
OCNモバイルONEに申し込む手順を解説!
改めて、OCNモバイルONEに申し込む際の手順を確認しておきましょう。
OCNモバイルONEに申し込む際の手順
- 公式サイトから申し込む
- SIMカードが届く
- 初期設定をする
たったの3ステップで乗り換えられるので、とっても簡単です。
それぞれのステップでの手続きを詳しく見ていきましょう。
ステップ1:公式サイトから申し込む
画像引用:OCNモバイルONE 公式ページ
それでは、早速OCNモバイルONEの公式サイトにアクセスして、右上の「お申込み」という赤いボタンをクリックしましょう。
画像引用:OCNモバイルONE
端末とSIMカードをセットで購入するか、SIMカードのみ購入するかを選択します。
画像引用:OCNモバイルONE
音声対応SIMにするかデータ通信専用SIMにするかを選びます。
通話をする人は、必ず音声対応SIMを選択してください。
画像引用:OCNモバイルONE
この画面が出てきたら、注意事項を確認してから次のページへ進みましょう。
次のページへ進むと、
- 個人情報を入力して次に進む
- 購入するSIMカードのサイズ、支払情報を入力して次に進む(MNPの場合はここでMNP予約番号を使います)
- 確認画面
- 完了
といった流れで申し込み手続きは完了となります。
基本的には画面の指示通りに進んでいくと簡単に手続きができるのでご安心ください。
この後は、申し込んだSIMカードが自宅に届いたら自分のiPhoneやAndroidスマートフォンに差して初期設定を行うだけです。
ステップ2:商品が届く
OCNモバイルONEへの申し込みが終わり、手元にSIMカードが届いたら自分のスマートフォンに差し込みましょう。
新規申し込みの場合は、「ステップ3:設定をする」へ進みます。
MNPの場合は、「MNP転入 開通手続受付」専用ページで回線の切り替えを行います。
回線の切り替え方法は、SIMカードに同封されている手順書を見ながら行ってください。
ステップ3:設定をする
SIMカードを差し込んだら、端末を起動して初期設定を行いましょう。
初期設定方法については、同封されている取扱説明書をご確認ください。
また、OCNモバイルONE公式サイトから「OCN設定サポート(OCNモバイルONE)」にアクセスして、質問に回答しながら初期設定を行うこともできます。
個人的には、上記のリンクから「OCN設定サポート(OCNモバイルONE)」にアクセスする方法がわかりやすいのでおすすめです。
初期設定が完了すればOCNモバイルONEを利用開始することができます。
ここまでお疲れ様でした!
まとめ
さて、今回お伝えしたOCNモバイルONEのおすすめポイント・注意点は以下の通りです。
OCNモバイルONEのおすすめポイント5つ
- 速度制限中でも素早く画面表示ができる「バースト転送」
- 日ごとに速度制限が解除される「日次プラン」を選べる
- 低速通信×大容量の料金プランは他社と比べて月額料金が安い
- 「3種類のかけ放題」が選べて電話をする機会が多い人も安心
- 様々な機能を無料で使えるカウントフリーがある
OCNモバイルONEの注意点3つ
- 利用者増加に伴って昼12時頃の通信速度が遅い
- 他の格安SIMと比較して通常の料金プランは数百円高い
- 専門店はなく家電量販店内にカウンターが設置されているのみ
つい先日行われた勉強会で、通信品質の向上に力を入れていくと発表をしたOCNモバイルONE。
3種類のかけ放題オプションやMUSICカウントフリートライアルといったさまざまな新しい施策を打ち出していますし、フルMVNO化も視野に入れていることから今後も見逃せない格安SIMとなりそうです。
あなたのスマホ・SIM選びの参考にしてもらえれば幸いです。