あと半年くらいで見られなくなる夜景
群馬県の北西部にある長野原町に、八ッ場ダムというダムが建設されている。
当サイトではこれまでに本体工事開始直後、そして工事が本格化し始めた頃の2回記事にしているけれど、24時間休みなく進められた工事の進捗は、いつの間にか70%まで到達しているという。 24時間休みなく...?、ということは、夜も工事が行われている...、工事の夜景を見てみたい...! というわけで、夜間の現場を見学させてもらった。 これまでの工事の模様は以下の記事をご覧ください 八ッ場ダムはいまどうなっているのか(2015年7月21日) 八ッ場ダム工事、進んでいます(2016年11月11日)
1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。
個人サイト:ダムサイト
前の記事:「「量産型ダム」の見分けかた」 人気記事:「お祖父さんが作ったドールハウスが泣けるほど昭和の住宅だった」 八ッ場ダムのその後2016年11月の記事「八ッ場ダム工事、進んでいます」内でコンクリート打設のため岩盤を磨いた半年後、2017年5月にも八ッ場ダムを訪れた。今からちょうど1年前だ。
基礎掘削が終わりコンクリート打ち始めだった八ッ場ダム
半年後にはおよそ30mほど立ち上がり、すでに河川法上のダム要件(15m以上)をクリア!
本体工事現場の上は多くの重機や人が動き回っていた
僕が磨いた岩盤は既にコンクリートで覆われて(八ッ場ダム建設に微かながらも痕跡を残した!)、まだコンクリートを打ち始めたばかりで背丈より低かった幼い八ッ場ダム本体も、既に見上げなければならないほど立ち上がっていた。まるで親戚の子供のように、建設中のダムはあっという間に大きくなっていく。
堤体のコンクリート打ち始めだった頃
半年でここまで大きくなりました
たった半年でも景色はガラリと変わってしまう。今回はそこからさらに1年ぶりだ。どれだけ成長したか、楽しみなような怖いようなである。
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