松平山親子遭難捜索【ヤマレコの力を】
| 日程 | 2018年05月27日(日) ~ 2018年05月28日(月) |
|---|---|
| メンバー | |
| 天候 | 快晴無風霞あり |
| アクセス |
利用交通機関
車・バイク
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|
表示切替:
コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
最後は電池切れでスマホが力尽きました😓
| コース状況/ 危険箇所等 | 【登山口~松平山山頂】まで雪渓のトラバースは無くなってます。北東面にあたる金鉢山方面の沢はまだかなりの雪渓が残る。親子が八合目で引き返し下山したならば、こちらに降りる可能性もあると思ってます。 【松平山山頂~大日清水】 雪渓のトラバースは無くなってます。登山道上は尾根の三川側に6箇所程窪地に雪が残ります。また、裏五頭側はまだ大規模な雪渓が残ってる沢あり。 【大日清水~以下の沢】 前回水場にあった雪渓は大きく後退。露出した沢を下りなければなりません。ロープによる懸垂下降二カ所。その先は更に懸垂下降しなければならず、ロープ無しでは不可能に。雨で流されてる可能性もあるのだが…。 【松平山直下の沢】 松平山から縦走路に向けて滑落しそうな三番目にあたる沢から降りる。登山道脇から細い傾斜のある雪渓、そこから入渓。 東コクラ沢本流まで降りると大規模な雪渓崩壊があり下流側探索は困難。よって、北側上流に向かっトライアングル。山頂直下の沢筋に出る。 |
|---|
写真
感想/記録
by Yasyy
遭難された親子は5月29日午前に発見されたようです。
家族の願いも空しく、残念ながら生きて家族の元に戻る事はありませんでしたが、それでも、捜索に携わった方々の、家族の元に返したいとの執念と思いの結果だと思います。
そして、私のレポート書き込みの途中での発見のニュースで、少し文章に整合さにかける部分もあるかも知れませんがご容赦願います。
お二人のなきがらは松平山山頂から南西へ1.7キロのコクラ沢で見つかったとしてます。その場所は東コクラ沢と言うそうで、昨日私達が探した更に下流になります。
捜索は標高550メートル付近の本流と支流の出合迄探したかったのですが、手持ちの二本のロープをデポする必要があり、更なる下流まで到達出来ませんでした。
なきがらの損傷も激しかったとのことですが、発見ポイントから滑落では無く、増水した沢で流されたのだと考えてます。
たとえ当日は雪渓がつながってたとしても、途中かなりの落差の懸垂下降があり、どの辺まで雪渓を歩けたかは判りません。しかし、もっと上で、二人は救助を待ってたと推測します。
数日間は……。
もっと敏速に雪渓上部の沢を捜索出来てればと悔やんでも悔やみきれない。
以下は、この事案で学んだことと思いです。
前回の投稿で情報の提供を呼びかけましたが、公開コメントでは一件も頂く事が出来ませんでした。自分の発信力の無さを痛感しました。
それでも、ダイレクトメールで数件情報や捜索に協力したい旨、連絡を頂き有難うございました。
私としては、この親子遭難の件で少しでも情報を頂き、意見や、推測又は、忠告や問題提起を頂き、掲示板的な活発なやり取りを通し、情報共有や情報の信憑性を高められればと思いました。
そこで、ヤマレコには、こういった山岳遭難での掲示板の開設をしてもらえたらと考えました。更には、公共の遭難機関や各捜索対策協議会等とタイアップして、捜索時にログを付け、『みんなの足跡』なような捜索範囲に係る情報を共有出来ないものでしょうか。
色んなハードルはあるのでしょうが何とか実用化に繋げていってもらいたい。
それとも、私が知らないだけで、既に存在してるのでしょうか?
公共組織がダメでも、個人的に隊員の中で何人か捜索時にログを付けて、その遭難事案をヤマレコ内で立ち上げ集約すれば、捜索範囲の共有が行え、効率的に次の捜索に繋がるとおもうのです。これも、業務中として、認めないのであればあまりにも硬直的。この場合は申請すれば許可するなど、柔軟な対応が在るべきと思います。
二次災害を助長する、捜索の撹乱情報になる、色んな見方や問題点もあると思いますが、ヤマレコユーザーの力と見識を信じたいと思います。
最後に…、今となっては後出しに成りますが、夜縦走路を探索し、基本的には『町灯りが見える』の表現になるような場所が幾つかあったのですが、ビバーク地点の『民家の灯りと遠くに街灯り』の表現に近い場所が、松平山から五頭に向かう縦走路の中、大荒川山への登りで一カ所だけありました。
家族の願いも空しく、残念ながら生きて家族の元に戻る事はありませんでしたが、それでも、捜索に携わった方々の、家族の元に返したいとの執念と思いの結果だと思います。
そして、私のレポート書き込みの途中での発見のニュースで、少し文章に整合さにかける部分もあるかも知れませんがご容赦願います。
お二人のなきがらは松平山山頂から南西へ1.7キロのコクラ沢で見つかったとしてます。その場所は東コクラ沢と言うそうで、昨日私達が探した更に下流になります。
捜索は標高550メートル付近の本流と支流の出合迄探したかったのですが、手持ちの二本のロープをデポする必要があり、更なる下流まで到達出来ませんでした。
なきがらの損傷も激しかったとのことですが、発見ポイントから滑落では無く、増水した沢で流されたのだと考えてます。
たとえ当日は雪渓がつながってたとしても、途中かなりの落差の懸垂下降があり、どの辺まで雪渓を歩けたかは判りません。しかし、もっと上で、二人は救助を待ってたと推測します。
数日間は……。
もっと敏速に雪渓上部の沢を捜索出来てればと悔やんでも悔やみきれない。
以下は、この事案で学んだことと思いです。
前回の投稿で情報の提供を呼びかけましたが、公開コメントでは一件も頂く事が出来ませんでした。自分の発信力の無さを痛感しました。
それでも、ダイレクトメールで数件情報や捜索に協力したい旨、連絡を頂き有難うございました。
私としては、この親子遭難の件で少しでも情報を頂き、意見や、推測又は、忠告や問題提起を頂き、掲示板的な活発なやり取りを通し、情報共有や情報の信憑性を高められればと思いました。
そこで、ヤマレコには、こういった山岳遭難での掲示板の開設をしてもらえたらと考えました。更には、公共の遭難機関や各捜索対策協議会等とタイアップして、捜索時にログを付け、『みんなの足跡』なような捜索範囲に係る情報を共有出来ないものでしょうか。
色んなハードルはあるのでしょうが何とか実用化に繋げていってもらいたい。
それとも、私が知らないだけで、既に存在してるのでしょうか?
公共組織がダメでも、個人的に隊員の中で何人か捜索時にログを付けて、その遭難事案をヤマレコ内で立ち上げ集約すれば、捜索範囲の共有が行え、効率的に次の捜索に繋がるとおもうのです。これも、業務中として、認めないのであればあまりにも硬直的。この場合は申請すれば許可するなど、柔軟な対応が在るべきと思います。
二次災害を助長する、捜索の撹乱情報になる、色んな見方や問題点もあると思いますが、ヤマレコユーザーの力と見識を信じたいと思います。
最後に…、今となっては後出しに成りますが、夜縦走路を探索し、基本的には『町灯りが見える』の表現になるような場所が幾つかあったのですが、ビバーク地点の『民家の灯りと遠くに街灯り』の表現に近い場所が、松平山から五頭に向かう縦走路の中、大荒川山への登りで一カ所だけありました。
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この記録へのコメント
投稿数: 2
低い山でも、緯度の高い場所の山は特に雪が残っていることが、こんなにも
危ない状況になるということを改めて認識したしだいです。
29日(昨日)のニュースで残念な報告となりました。
しかし、見つかってよかったですよね。
道に迷った場合、やはり見晴らしのいい場所、尾根伝いに行動をとるようにしたほうが良いということですね。。
ご冥福を。。
投稿数: 1
twitterでいちごさんと情報交換をしながら本日の捜索場所などを検討していた者です。いちごさん達とこんな情報がある、あちらはどうか?こちらの可能性はないか?と毎日議論、検討をしてました。ヤマレコのyasyyさんの情報も随時チェックさせていただきました。大変参考になりました!ありがとうございます。
大変残念な結果でありますが親子を発見でき、ご家族の元に帰す事が出来ましたので最低限の事は出来たのではと思っております。捜索された全ての方々に感謝申し上げます。
最後になりますがヤマレコやtwitterで最新情報や鋭い指摘が沢山ありました。特に現地に行かれた方の生の声、目線は貴重な情報源でした。yasyyさんのご提案を含めSNSをもっともっと活用し生還、救助に繋がる活動が出来ると良いなと思います。捜索、報告など本当にお疲れさまでした
投稿数: 0
今回の捜索活動では、救助隊員の方をはじめ、ボランティアの方々等も多数参加されていました。
ですが、情報の共有がうまく出来ておらず、同じ場所を何度も探しているような状態も数日間はあったと思います。
遭難救助は時間が全てだと思います。救助に関わる方が歩いたルートをなるべく多く1つの媒体で共有出来れば、今後必ず助かる人の数は増えると思います。
是非、形にしてほしいです‥。
今回の件は、とても残念でなりません。
投稿数: 104
気持ちのうえでやっと前に進めそうです。
投稿数: 330
有り難うございました。
お疲れ様でした。
投稿数: 23
投稿数: 23
今回は情報が少なく、ある情報も、錯綜や変化していき、色んなパターンを想定しての推測を余儀なくされました。
やはり、情報や意見を討議でき共有する場が大切だとおもいます。
そして現地に赴き、自身の目や体感することが大変重要だとおもいました。
登山する側は、
🔘家族に明確に行き先を伝える。
🔘登山計画書を出す。
の、基本的なことは勿論ですが~
捜索するほうも、公民が融合するかたちで一体となった捜索が出来れば、違った結果になったと思ってます。
SNSが発達した現代。新たな枠組みやツールが可能なのではと感じますね。
そして、この案件を今後充分検証し、二度とこんな結果を生まないようしなければならないとおもいます。
お疲れ様でした。
投稿数: 23
投稿数: 23
そして何度も何度も現場に入りお疲れ様でした。
私もこれで違う山に足が向かうことが出来ます。最後に、山仲間が二合目に献花台は作ってくれました。花を手向けに行きたいと思います。
投稿数: 23
投稿数: 1636
まずは親子さんが見つかったこと、本当に良かったと思います。きっと、Yassyさんたちの思いが届いたのだと思います!!二人重なり合って見つかったとのこと、胸が苦しくも、最後まで一緒にいれてよかった、と勝手ながら思いました。文面を拝見するに、賛否両論のいろんな意見があったのではないかと察し、Yassyさんもいろいろな葛藤があったのではないかと思いますが、まず自分は何もできないと決めつけて行動を起こさなかった自分とくらべて、たくさん学ばせていただきました。現場に行かれたからこその生々しい考察は、多くのシーンで生かされていくことでしょう。本当に、本当に!!お疲れさまでした。