グレイテスト・ショーマンでは、P・T・バーナムが少年の頃から愛していた女性と家庭を築く事ができますが、娘に好きな物を買ってあげられない貧乏な生活を送る事になります。そこでP・T・バーナムはショーを開催する事によって、成功を納めますが、その事によって大事なものを多く失ってしまう事になるので、詳しく紹介しましょう。
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『グレイテスト・ショーマン』のキャスト
アメリカ合衆国で製作されたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』は、2018年2月16日に日本で上映されました。DVDの収録時間は約104分になります。
監督&脚本
ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』を製作したベンジ・パセックやジャスティン・ポールが、今度は同じミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』を製作しました。
- 監督:マイケル・グレイシー
- 脚本:ジェニー・ビックス
- 脚本:ビル・コンドン
- 音楽:ジョン・デブニー
- 音楽:ジョセフ・トラパニーズ
- 音楽:ベンジ・パセック
- 音楽:ジャスティン・ポール
登場人物&役者
貧乏だったP・T・バーナムがショーを開く事によって成功していく映画『グレイテスト・ショーマン』に登場する人物や役者さんたちは以下の通りです。
- P・T・バーナム/貧乏から這い上がった男(演:ヒュー・ジャックマン)
- チャリティ・バーナム/P・T・バーナムの妻(演:ミシェル・ウィリアムズ)
- フィリップ・カーライル/バーナムと手を組む男(演:ザック・エフロン)
- ジェニー・リンド/世界的な女性歌手(演:レベッカ・ファーガソン)
- アン・ウィーラー/カーライルに愛される女性(演:ゼンデイヤ)
- レティ・ルッツ/ヒゲを生やす女(演:キアラ・セトル)
- ゼネラル・トム・サム/背が低い男性(演:サム・ハンフリー)
- ジェームズ・ゴードン・ベネット/新聞記者(演:ポール・スパークス)
『グレイテスト・ショーマン』のストーリー
貧乏だった少年P・T・バーナムは、ある上流階級の家で使用人として働いていました。そこの家にはチャリティという可愛らしい女の子が住んでいて、密かに恋をしてしまいますが、それは身分違いの恋だったのです。
P・T・バーナムの身分違いの恋(起)
チャリティーが食事中に飲み物を口にしている時に、P・T・バーナムは遠くから笑わせようとしてしまい、チャリティーは思わず飲み物を吹き出して笑ってしまいます。それを観たチャリティーの父親が「そのドレスは高い物なんだぞ」と怒り出したのです。
そこで、P・T・バーナムが「違うんです、僕が笑わせようとしてしまったんです」と言ったら、チャリティーの父親は「正直に言って偉いぞ」と言っておきながら、思いっきりP・T・バーナムの頬をひっぱたいたのです。そして「二度と私の娘に近づくな」ときつく叱り付けました。
それでも、二人は密かに愛し合うようになっていきますが、やがてチャリティーは花嫁修行のために旅立ってしまいます。P・T・バーナムは貧乏ながらも必死に働いて、チャリティーに手紙を書き続けました。
貧乏な家庭生活(承)
P・T・バーナムは大人になって、チャリティーを迎えにいきます。そこでチャリティーの父親は「娘は戻ってくる、君の貧乏な暮らしに愛想をつかしてな」と捨て台詞を吐きます。しかしチャリティーはP・T・バーナムのもとへ駆け寄り、二人だけの家庭生活が始まります。
やがて、P・T・バーナムとチャリーティーの間に二人の娘ができますが、決して楽な生活ではありませんでした。さらにP・T・バーナムの働いている会社が所有している船が海の底へ沈没してしまい、上司は部下たち全員を解雇してしまうので、P・T・バーナムは無職になってしまうのです。
P・T・バーナムはチャリティーに「君に苦労ばかりかける」と言いますが「私は満足よ」と微笑みます。そんな最悪の日に見えましたが、娘の誕生日という事もあって、P・T・バーナムは灯りの上から特性のカバーをつけて、部屋中に光の模様を回転させて娘を喜ばせます。そして、その美しい光景にP・T・バーナムはある事を思いつきます。
P・T・バーナムがショーを開催(転)
部屋で付けた灯りからヒントを得たP・T・バーナムは、ショーを開く事を思いつきます。そこで、会社が所有していた資産を担保に、銀行から融資を取り付けます。そして、ある博物館を買い取って、そこでショーを開く事にしたのです。その突拍子もない発想に、妻や娘たちは驚きますが、ショーのビラ配りに協力します。
しかし、ビラを受け取る人間は少なくて、娘たちから心配されてしまう始末でした。そこで、P・T・バーナムはもっと華麗なショーにしなくてはいけないと考えて、ヒゲを生やした女性レティ・ルッツや、大人なのに背が低いゼネラル・トム・サムなどを誘って、個性的なメンバーを集める事に成功していきます。
いよいよショーが開かれていき、その独創的なメンバーによる華麗なダンスと歌は多くの聴衆から注目されるようになりました。しかし新聞記者のベネットはP・T・バーナムのショーを酷評するのです。さらにP・T・バーナムの娘はバレエを習っていましたが、上流階級の娘たちとソリが合わなくてバレエを辞めたいと言い始めます。
成功の末に掴んだ現実(結)
P・T・バーナムは、自分の娘には同じ思いをさせたくないと思って、インテリ層から支持されていたカーライルに破格の待遇でショーのメンバーとして迎え入れます。カーライルは、最初は乗り気ではありませんでしたが、ショーのメンバーであるウィーラーに一目惚れしてしまいます。
さらにパーティーで世界的なオペラ歌手リンドと出会い、ショーのメンバーとして誘います。リンドが加わったショーはますます成功を納めますが、やがてリンドはP・T・バーナムに言いよるようになりますが、それを固辞します。怒ったリンドはショーの最中にP・T・バーナムにキスをしてしまい、これがスキャンダルとして報道されます。
さらにショーを開いている場所が放火されてしまい、今まで家族をかえりみないで仕事をしてきた夫に対して、チャリティーは娘を連れて家を出ていきます。全てを失ったP・T・バーナムのもとに、多くのメンバーが励まそうとしますが、はたしてP・T・バーナムは立ち直る事ができるのでしょうか?
『グレイテスト・ショーマン』の豆知識
グレイテスト・ショーマンを製作したスッタフが、以前に製作したラ・ラ・ランドも多くの方たちから人気を集める映画でした。そこで、ラ・ラ・ランドのストーリーや、グレイテスト・ショーマンに関連する情報を紹介するので、良かったら、ご覧になってみて下さい。
映画『ラ・ラ・ランド』
映画『ラ・ラ・ランド』は、ジャズに生きようとするセブが、女優を目指していたミアと巡り会う所からストーリーが展開されていきます。二人は、お互いを励ましあって、自分の夢を叶えようとしますが、そこには多くの挫折がありました。
決してハッピーエンドとは言えないラストシーンを迎える事になってしまいますが、歌と踊りと泣かせるストーリーが多くの方たちから高い評価を受けたミュージカル映画でした。
映画『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラック
グレイテスト・ショーマンは、ミュージカル映画という事もあって、多くの歌が映画の中で登場します。その数多くある歌を収録しているのが、グレイテスト・ショーマンのオリジナル・サウンドトラックです。この映画を好きになった方であれば、満足できる歌がそろっています。
『グレイテスト・ショーマン』の感想
グレイテスト・ショーマンは、貧乏だった男がショーによって成功を納めていきますが、その先には大きな挫折と悲劇が待ち構えていました。そのような映画を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『グレイテスト・ショーマン』の残念な所
P・T・バーナムが貧乏な時に、娘の誕生日を祝うために光の仕掛けを演出して、そこからショーを成功するヒントをつかみとります。そこまでは良かったのですが、貧乏時代のシーンがあまりにも早く終わって、成功してから少しずつ家族との間に隙間が生じていく事になります。
自分としては、もう少し貧乏だったシーンを多くしなければ、ショーで成功した感激が薄れてしまうなぁと思ってしまいました。そのようなストーリー展開になっているので、多くの方たちが成功するまでが少し早いなと思ってしまうかもしれません。
『グレイテスト・ショーマン』の見所
貧乏だった男が、どん底の状態から、はい上がって成功を納めるストーリはありがちな内容と言えます。しかし、この映画では貧乏のどん底からショーで成功を納めても、そこから、もう一度どん底に突き落とされてしまうのです。
そのため、一見ありがちに見えるストーリーとは少し違うミュージカル映画になっている所が、この映画の大きな見所と言えるでしょう。