模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

ちょっと驚いたアメリカ事情 (バケーション編)

 こんばんは。

 

 今日は人気シリーズの第4弾(だから、いつからだって?)

 私がちょっと驚いたアメリカ事情です。

 と言いながら、今回の話は私が知らなかっただけで、日本でも同じような事情なのかもしれません。

 どちらにしても、私は世間知らずの もの知らずなので、ちょっとした事にすぐ驚くんですけどね。

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 今日の話題は人から聞いた話なので、写真が無いのです。

 なんも無いのもなんなので、写真はバケーション繋がりで、以前訪れたセドナから。

 

 先の週末は、メモリアルデー・ウイークエンドで土日、月の3連休でした。

 実はアメリカって祝日が少ないので、連休が余りありません。

 今回の連休も、確か2月のプレジデントデー以来の連休じゃないかな、、、

 (で、次は、、、もしかしたら9月まで連休は無いかも。)

 私は仕事が入る可能性もあったので特に予定を立てていなかったのですが、同僚はクルーズを予約してたので、金曜日の午前中には早退して豪華客船で旅立っていきました。

 

 さて、豪華客船と書きましたが、このクルーズでの旅、こちらではとても一般的で、私の周りでも何人も利用されています。

 この辺で一番良くあるのが、ロング・ビーチという港から出航して、メキシコのエンセナダという観光地に行く というものです。

 今回同僚が行ってきた日程は、金曜の夕方に出航して、土曜日は1日洋上、日曜日にエンセナダ上陸*1、月曜に帰港 という3泊3日コース。

 船にはプール(スライダー付き)やジムにスパ、映画館に多目的シアター、ゲームセンター、図書館等々があり、食に関しては、通常のレストラン、ピザ、バーガースタンド、バフェ、バー(バンド演奏付き)、寿司バー等、色々と入っています。

 確かスパとアルコールは有料ですが、それ以外は基本無料。(ゲームセンターも有料です)

 なので、乗船してしまえば、ほとんど出費はありません。

 この内容で、オフシーズンであれば、料金は多分1人200ドルくらいから。*2

 こうなると、ホテル代に食費、交通費も全部含んでいると考えると、普通に旅行に行くよりも安上がりなバケーションの楽しみ方になるかもしれません。

 私も初めてクルーズの料金を聞いたときは 「やすっ!!」と思いました。

 尤も、西海岸に住んでいれば、車で港まで行って乗船すればよいだけですが、他州から来るとなると、港までの交通費(飛行機代等)がかかるので、そこまで気軽では無くなるかもしれません。

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 さて、今日の私が驚いた事情というのは、このクルーズの内容ではありません。

 連休明け、クルーズの話題を同僚から聞いていた時に、彼からとても興味深い話を聞きました。

 旅の間、レストランに居るスタッフ(年配のAsian女性)の一人と何度か話す機会があって、世間話をしていたそうなんです。

 彼女から「どこから来たの?」と聞かれたので、住んでいる街の名前を言ったところ、いま一つピンとこない様子だったので、どの辺りか説明してあげたそうです。

 その街を知らないという事は、カリフォルニアの人では無いのかな? と思い、逆に彼が「どこに住んでいるの?」と聞いてみると、彼女は「ここに住んでる」と応えたそうです。

 彼は、「いや、そういう事じゃなくて、お家はどこにあるの?」と聞くと、「うん、だからここに住んでるのよ」と返答してきたんです。

 なんと、彼女は7ヵ月間ずっと船に乗り込んだまま、約1000人(!)のスタッフと一緒に船で生活して、その後は2ヵ月間のバケーションがあり、その後また7ヵ月間船で暮らす という生活を送っているそうです。

 なので、どうも地上に住居は無いそうです。

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 勿論、どんな仕事でもそうだと思うので、人によっては性に合わずに最初の7ヵ月で辞める人も居るでしょうし、最初から短期集中で稼ぐつもりの人も居るでしょう。

 なんせ、ずっと海の上で、収入はあっても出費は殆ど無いでしょうから、お金は貯まりそうです。

 でも、彼が受けた印象からすると、そのスタッフは長い間この船に乗っている感じだったそうです。

 実際に、1000人の乗組員は皆家族みたいなもんだ と話していたらしいですから。

 いやーーー、すごいな と感心しました。

 と同時に、興味もすごく沸いてきました。

 プライベートの時間はいったいどうやって過ごしてるんだろう、、、

 客室は窓がある階層にあるのですが、その中に船室は無さそうなので、恐らくスタッフの部屋は水面下にあります。

 という事は部屋には窓もありません。

 うーん、、、。

 それでいて、日中仕事をしている間は接客なので、常にナイスな対応をし続けなくてはなりません。

 ある意味、かなり過酷な気がしますが、、、それは私がそういう事を苦手と思っているからでしょうか、、、。

 ずっとホテル住まいのような生活。

 しかも、外出はほぼ出来ません。

 出来る趣味は、ビデオゲームや読書くらい?

 

 あ、、、でも、プラモデルは作れるかな?

 なら、、、何とかなるか?(笑

 いやいや、いろんな職業があるものです。

 こんなクルーズのツアー、私が見た旅行会社1ヵ所だけでも、10ヵ所の港から毎週出航しているみたいだったので、そういう会社がいくつかあるとしたら、いったい何隻の客船が常に稼働しているやら、、、

 これは、いざとなったらこういう仕事もいいかも、、、とちょっと思ったのですが、、、

 私は船酔いをする事を忘れてました。(笑

 だからクルーズも行った事無いんでした。

 

 んーーー、残念。

 

 さて、この客船ですが。

 昨年末にロングビーチで開催されるモーターサイクル・ショウに行く途中、海を横断する橋を渡っていた時に、たまたま停泊していたのを見つけました。

 助手席に乗っていて、慌てて撮ったので、ぶれっぶれのフェンス越しで良く分からないのですが、捨てずに残していた事を思い出しました。

 ぶれっぶれですけど、こんな船です。

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 この橋、狭まっている所とは言え海を横断する橋なので、相当高いんです。

 ちょっと怖いくらい。

 その高さから想像できますかね?

 車から船が見えた時、ちょっと見た事が無い大きさでビックリして慌てて携帯で撮影しました。

 右の方に道路が写っていますが、小さい点は車だと思います。

 大きさ伝わらないかなぁ、、、

 写真が悪すぎますね。

 んーーー、こちらも残念。

 

 

 では、また何か驚いたことがあれば。

 シリーズ第5弾に続きます。

mata1.hatenablog.com

 

 

*1:メキシコ観光に興味の無い人は上陸しなくて、ずっと船に居ても良いです。そうすれば食費もかかりません。

*2:部屋のランクによって料金は変わります。あ、といっても勿論全室個室(バスルームも付いてます)で3日分の料金です。底値は169ドルというのもありました。