NEW
江川紹子の「事件ウオッチ」第104回

歪んだ正義感はなぜ生まれたのか…弁護士への大量懲戒請求にみる“カルト性”

【この記事のキーワード】

, ,


 当該ブログは、弁護士らの動きに「在日朝鮮人に組みするものは日本人ではない」(原文ママ)と、これまた「日本人か、朝鮮人か」の二元論を展開。「日本人と在日朝鮮人との戦いが始まった」とのろしを上げる一方で、「懲戒請求のような取り組みは、家庭内その他問題のある方は無理をして参加する必要はない」とも呼びかけている。

 個々の事情に合わせて参加できる。そういう緩さは、“信者”にとっては、自分たちが自発的に活動しているという確信をもたらし、むしろ強い”信仰心”をもたらすのではないか。

 しかし、こうしたグループの実態は、まだまだよくわからない。弁護士たちが起こした民事裁判を通じて、差別的な排外主義に染まる中高年たちの姿が少し見えてくるのかもしれない。
(文=江川紹子ジャーナリスト

●江川紹子(えがわ・しょうこ)
東京都出身。神奈川新聞社会部記者を経て、フリーランスに。著書に『魂の虜囚 オウム事件はなぜ起きたか』『人を助ける仕事』『勇気ってなんだろう』ほか。『「歴史認識」とは何か - 対立の構図を超えて』(著者・大沼保昭)では聞き手を務めている。クラシック音楽への造詣も深い。
江川紹子ジャーナル www.egawashoko.com、twitter:amneris84、Facebook:shokoeg

今、あなたにオススメ
ニュースナビ
(2015年12月24日)
ジャーナリズム
(2014年4月22日)
PR(peppersity.com)
PR(@Diet)
PR(マッスル-NET-)
連載
(2014年10月30日)
企業・業界
(2017年11月5日)
ジャーナリズム
(2015年8月7日)
連載
(2017年5月24日)
キュレーション
(2012年4月18日)
PR(BeautyTV編集部)
連載
(2016年8月1日)
Recommended by

歪んだ正義感はなぜ生まれたのか…弁護士への大量懲戒請求にみる“カルト性”のページです。ビジネスジャーナルは、連載、カルト日弁連江川紹子の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking
  • ビジネス
  • 総合

ログリー株式会社

ご覧いただいている記事のレコメンド結果は、ログリー株式会社のレコメンドサービス「logy lift」から、あなたの読んでいる記事の内容や興味に基づいて表示されます。
また、レコメンドの結果は、サイト内の記事だけではなく、外部サイトの記事も含まれます。

logly liftでは、あなたに「もっと詳細に知りたい情報」や「欲しい情報」を適切なタイミングで提供できるよう、日々レコメンドのアルゴリズムを研究し、改良をし続けています。

プライバシーポリシーについては、こちらに公開しています。
また、レコメンドサービスに興味のある媒体社や、この枠にコンテンツを表示したい広告主の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。