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完全なる門外漢ながら、サッカーのワールドカップを毎回楽しみにしている。
Jリーグの熱狂的なファンではないけれど、1998 年の初出場前から、W杯だけは必死に食らいついている。
普段はそんなに見ないけれど、W杯の前後2カ月は、自分もチームと一緒に戦う気分で、いろんな記事や情報を追いかけている。
現地へ応援に行くほどではないけれど、「あーでもないこーでもない」とW杯の話題で友人や家族と盛り上がれる喜びがある。
前回 2014 年のブラジル大会は、A~Hの各グループに属する国名とグループリーグの結果を今でもほぼ覚えている。
[Aグループ]
ブラジル:2勝1分、メキシコ:2勝1分、クロアチア:1勝2敗、カメルーン:3敗
[Bグループ]
オランダ:3勝、チリ:2勝1敗、スペイン:1分2敗、オーストラリア:3敗
[Cグループ]
コロンビア:3勝、ギリシャ:1勝1分1敗、コートジボワール:1勝2敗、日本:1分2敗
[Dグループ]
コスタリカ:2勝1分、ウルグアイ・・・・・
間違ってるかもしれないが、だいたい合っていると思う。
毎回、本大会の半年ほど前に各グループの組み合わせが決定すると、それを毎夜のように、頭の中で料理しながら眠りに付くのが楽しみな程度に、サッカーが好きなのである。
そうやって料理している間に、その前の大会の組み合わせや結果が上書きされ、頭の中が本大会に向けてアップデートされていく。
でも、今回は全然アップデートされておらず、上に書いたように、未だに前回大会の組み合わせや結果が頭の中を浮遊している。
なぜだろう?
日本が 98 年に出場するまでは、強豪国の戦いぶりやスター選手の華麗なプレーが楽しみだったものの(今でもそうだけど)、やはり日本が出場するようになると、本国の活躍につい期待してしまう。
日本の活躍に期待するのは、大会ごとに強烈なキャラクタ(メッセージ)や意気込みが登場して、「ひょっとすると」という1%の予感を抱かせてくれるから。そして、その1%の夢に賭けること自体が結構好きで、それがアップデートのきっかけにもなる。
それが、過去2回の大会に限っては、これだったり、
たとえば、これだったりする。
今回も、こういうことになっているが、
前回大会からのトーンダウン感は否めず、頭の中をアップデートしてくれるほどのインパクトや凄みに欠けている感じがする。
昨日のガーナとの壮行試合などを見てしまうと、いくら本田選手が前を向いているとは言え、もはやビッグマウスの神通力は期待できないのかな、と思えてくる。
素人的発想かもしれないが、日本代表全体を覆う今の暗さのまま何となく本大会を迎え、何となくグループリーグを戦って、前回と同じ1分2敗ぐらいで何となくロシアを去ることになるよりも、とにかく盛り上がるイベントであって欲しい。
はっきり言って、昨年から負けが込み、ハリルホジッチ監督が解任され、再出発の壮行試合も思わしくない八方塞がりの状態になってしまった今、もはや結果なんかよりも、盛り上がることの方が大事なんじゃないか(セ〇〇オ・E氏あたりに喝を入れられそうだが・・・)。
本田選手でもいいし、長谷部キャプテンでもいいし、西野監督でもいいし、もっと「ビガーマウス」がいるならその選手でもいいから、とにかく改めて
と宣言してほしい。
今の状況で信じる人はほぼいないだろうけど、いろんな方面からいろんな方向から、賛否を含めて大いに盛り上がることは間違いないと思う。
そういうイベントとして楽しむW杯があっても良いじゃないか。
もし、今の状況で「グループリーグ突破できる」という確信がチームの中にあるのなら、そんな宣言は無闇にしない方が良いけど、「突破」の可能性を心底感じられる選手がほとんどいないんだったら、たぶん本当に突破できないと思うから、盛り上げる方向に舵を切ってほしい。今スグ。
万一、宣言した上で、8強なり4強なりに残るような成績を収められたとしたら、それこそ前代未聞の大盛り上がりになるはず。「優勝」宣言の真意は、あとからいくらでも見繕って、大会後インタビューで披露してください。
宣言に反してグループリーグ敗退した場合は、当然ながらバッシングの嵐になるだろうけど、大会を盛り上げるための宣言であったことを披露すれば、これも良いインタビューになるでしょう。
部外者として書きたい放題だけど、「何となく」で終わってしまうのは、4年間を積み重ねた選手にとって一番かわいそうなこと。
あー。
早く、頭の中をアップデートしたい。