加熱式たばこ用偽シール 販売か

有名なファッションブランドのロゴマークなどに似せたデザインの加熱式たばこ用の偽のシールを販売したとして、中国人の44歳の女が商標法違反の疑いで警察に逮捕されました。

逮捕されたのは、中国人で東京・板橋区の無職、廬文波容疑者(44)です。
警察の調べによりますと廬容疑者はことし2月から3月にかけて、長野県の20代の男性ら2人に対して、有名なファッションブランドのロゴマークなどに似せたデザインの加熱式たばこ用の偽のシール2枚を、合わせて5960円で販売したとして、商標法違反の疑いが持たれています。
調べに対して容疑を認め、「中国から手荷物として日本に持ち込んだ」と供述しているということです。
ことし3月、インターネットのオークションに不審なシールが出品されていたのを群馬県警の捜査員が見つけ調べたところ、廬容疑者が違法な販売をしている疑いがあることがわかったということです。
廬容疑者の自宅からは、大手コーヒーチェーンなどの偽物を含むおよそ650枚のシールが押収されたほか、ネット上には、廬容疑者が40回にわたって落札者と取り引きしたと見られる形跡があるということで、警察はさらに調べを進めています。
警察によりますと加熱式たばこ用の偽のシールを販売した容疑での摘発は、全国で2例目だということです。