パワハラの特徴
ソフトバンク時代は、
隣に座っている人からも、メールで指示が飛んで来た。
その内容について直接会話を交わすことはない。全てメール上でやり取りをする。
もちろん、言った言わないになることを防ぐため、顧客とのトラブルを防ぐために
履歴を残すことは大切である。
しかし度を越して、殺伐としていた職場だった。
リクルート社に転職した時は、風通しが良い風土に大変驚いた。
システムも最新のものを使い、パソコンでのやり取りもきちんとルールが統一されており、
無駄がない。そんな会社でも、会話は頻繁に飛び交っていた。メールで送ったことを、
強調するために確認する、補完する、そういったコミュニケーションで円滑に業務を回していた。
ソフトバンクは、貧乏ゆすりをしながらパソコンに向き合う人間ばかりで、
業務上の発展的なやり取りがなされることはなかった。
もちろん私語はあったが、上の人間は口を開けば誰かの悪口、先輩はパワハラ。
気持ちが毎日落ち込んだ。
DVやパワハラについてのSNS上の発信をチェックしていて、
そうだなと思う内容があった。
DVやハラスメントの特徴の一つ。
議論の内容とは関係ないことに話を逸らす、
「態度が」とか、「言い方が」とか「表情が」などとハラッサーは言いがちであるということ。
私がソフトバンクで受けたパワハラもその類だ。
業務上の具体的な指示などではなく、
「お前の育ちが」とか、「何だその言い方は」とか「今、笑ったな」とか
仕事とは直接関係ないことを持ち出されて詰められるのだ。
今改めて振り返ってみても、震えてくる。まるで暴力団、ヤクザだ。
そういう職場をこの日本から無くしたい。