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48グループのメンバーは各自の活動をTwitterやinstagramなどのSNSにて発信したり、showroomなどのストリーミングサービスを用いてファンとコミュニケーションをとっている。どのSNSを用いるかなどはメンバーによって異なるが、6月に行われる世界選抜総選挙出馬者の半数近くがTwitterを利用している。そこで今回はメンバーのフォロワーの情報（特にプロフィール文）をTwitterAPIを用いて取得・解析し、2018年のAKB総選挙の順位をどれだけ当てられるか、チャレンジした。

ファンの皆さんのプロフィール文の特徴ですが、推しのメンバーの名前が書いてあることが多い。以下は取得したプロフィールの1つ。

なぜプロフィール文にファンの氏名を記入しているのか。これは初対面の方に「年齢」「仕事」「趣味」を聞くように、ファン同士では「推しは誰ですか?」が最も距離を縮めるための質問であるためです。よってTwitterでコミュニティを形成するために推しの氏名を書きます。また、メンバーさんに自分がファンであることをアピールできる、という理由もあると思います。今回はそのファンの心理を利用して、プロフィール文に記入してあるメンバー名をカウントします。その集計結果が選挙の順位と相関を持つのではないか、それが今回の仮説であり分析手法です。

分析手法と用いるデータから、分析の仮定について明記しておく。

①投票者氏名をプロフィール文に書いていること

②投票数の分布が、出馬者毎に等しいこと（出馬者Aに投票した人は平均1票だが、出馬者Bに投票した人は平均10票投票している、といったことががないこと。）。

③Twitterにいる投票者層が、投票者の母集団のランダムサンプリングであること。

ちなみに、この方法でハロプロ人気メンバーを予想したことがあるが、非公式で行われている人気投票の結果上位はそこそこ当てられていた。http://www.esrp2.jp/hpma/2017/comment/member/001-003.html

これは投票形式が1人1票であることや、情報拡散がTwitterで行われていることが、ポイントでした。

対象としたアカウントは134個、主だったメンバーさんのアカウントはできるだけ取得してきました。チーム別個数は以下の通り。

※兼任されている方は所属の一方の方でカウントしています。岡田奈々さんはAKBとしてカウントしています。

STU・TPE・BNKは収集すべきメンバーさんのアカウントがなさそうでしたので、代わりにオフィシャルアカウントのフォロワーをとってきました。TPEはオフィシャルアカウントがなかったので、残念ながら今回はなし。

収集した総アカウント延べ数は12,378,885。1人が複数のメンバーをフォローしているケースがあるので、重複を除外すると最終的に利用したアカウント数は3,226,244。

以下が順位予想結果です。昨年順位#N/Aは圏外か不出馬。

今回の順位予想は過去の選挙の結果を利用したものではないですが、今回1位を取るだろうと噂されている宮脇さんが1位に、松井さんが3位に食い込むなど、上位には下馬評通りの結果が現れたので、全く見当外れの結果ではなさそうである。一方で去年選抜入りしている須田亜香里さんや荻野由佳さんは上位には現れなかった。これは上述の仮定のいずれかが満たされないケースと思われる。例えば荻野さんの所属するNGTファンのうち、荻野さんを一推しではないためプロフィール文には書いていないが、NGTのエースを選抜入りさせたいという気持ちから投票しているケースはありそう。
また、BNKのメンバーはTwitterをしているメンバーがいないため、上位に食い込むことはなかったが、Youtubeでの政見放送の再生回数1位、2位はBNKのメンバーさんが占める（5月21日時点）など、BNKさんが上位にランクインする可能性はありそう。

選挙の日程は以下の通り。速報が本日20時頃。これまでの選挙で最も楽しみです。
投票期間：5/29(火) 10:00〜6/15(金)15:00