2018年度 自伐型林業家 養成塾 概要
2018年度も自伐型林業家養成塾を開催します。
今年度は洞爺湖町・札幌市の2会場での開催となりますので、前回遠方で参加できなかった方もこの機会に是非ご参加下さい。
北海道において今までなされていなかった自伐型林業の普及を目指すと共に、全道各地に持続的森林経営者の真の担い手を創出します。そのための自伐型林業の技術習得を目的とした研修事業「自伐型林業家養成塾」を実施します。
~『北海道型』の自伐型林業を目指して~
北海道の林業は森林組合などが主体となり、高性能林業機械などを利用し集約的施業が進められています。 自伐型林業は山林所有者や地域住民、林業家などが地域から離れず、小規模の限られた森林から永続的に収入を得ていく林業。自立自営のごくごく普通で当たり前の林業です。
副業でも専業でも成り立ち、専業では年収400万円以上を得る事も可能です。低投資で始められ、大型機械も使用しないので、環境に優しい林業です。北海道では戦後の造林で育った木が充実期を迎えていると言われていますが、人工林は50年皆伐からの植林を繰り返し、天然林も皆伐施業が横行し森林の持続性が失われつつあります。環境配慮・地域就労・地方創生・諸々の課題解決には「自伐型林業」が決め手となります。
自伐型林業とは…
自伐型林業の詳細はNPO法人自伐型林業推進協会をご覧ください。
開催概要(洞爺湖町会場)
講座の目標:自伐型林業に関する基礎的知識や技術を身につけ、実践(自伐家)に向けた知見を得る
◆ 期間 2018年4月27日〜7月21日(計8日間)
◆ 場所 研修林:「夢見の森」洞爺湖町月浦94-296
座学会場:「月浦集会所」洞爺湖町月浦44-40
◆ 費用 全日程受講 30,000円/1人(税込・保険料込)
一回(2日間)のみの単発受講も可能です。費用は各研修に応じています。
◆ 定員 20名(最少催行人数10名)
◆ お申込方法 以下お申込書に記載し、事務局までFAXまたはお電話にてお申込みください。
→事務局「ならの木家」TEL/FAX 0144-82-3852
・受講を迷っていらっしゃる方など、ご相談はこちらのメールアドレスまで。
・全日程参加の方を優先しますので、単発でのお申込みの方は締切日を過ぎて空きがある場合のみ受講可能となります。
・先着順、費用のお振込順に受講者を確定させて頂きます。
・お振込いただいた後でのキャンセル・ご返金は、原則応じられませんのでご了承下さい。
・初回講習時に証明写真(3.0cm×2.4cm)をご持参ください。チェンソーライセンス証明書に使用します。
◆ 応募締切
会場により締め切りが異なりますので、ご注意下さい。
洞爺湖町会場 2018年4月20日(金)
札幌市会場 2018年6月15日(金)
洞爺湖町会場 概要詳細(申込書は2枚目にあります)
PDF(洞爺湖町会場 自伐型林業家養成塾 申込のご案内)
開催概要(札幌市会場)
講座の目標:自伐型林業に関する基礎的知識や技術を身につけ、実践(自伐家)に向けた知見を得る
◆ 期間 2018年6月22日〜9月8日(計9日間)
◆ 場所 研修林:三菱マテリアル株式会社所有林 札幌市手稲区手稲富丘620-1
座学会場:「富丘西宮の沢会館」 札幌市手稲区富丘2条2丁目1-1
◆ 費用 全日程受講 30,000円/1人(税込・保険料込)
一回(2日間)のみの単発受講も可能です。費用は各研修に応じています。
◆ 定員 20名(最少催行人数10名)
◆ お申込方法 以下お申込書に記載し、事務局までFAXまたはお電話にてお申込みください。
→事務局「ならの木家」TEL/FAX 0144-82-3852
・受講を迷っていらっしゃる方など、ご相談はこちらのメールアドレスまで。
・全日程参加の方を優先しますので、単発でのお申込みの方は締切日を過ぎて空きがある場合のみ受講可能となります。
・先着順、費用のお振込順に受講者を確定させて頂きます。
・お振込いただいた後でのキャンセル・ご返金は、原則応じられませんのでご了承下さい。
・初回講習時に証明写真(3.0cm×2.4cm)をご持参ください。チェンソーライセンス証明書に使用します。
◆ 応募締切
会場により締め切りが異なりますので、ご注意下さい。
洞爺湖町会場 2018年4月20日(金)
札幌市会場 2018年6月15日(金)
札幌市会場 概要詳細(申込書は2枚目にあります)
PDF(札幌市会場 自伐型林業家養成塾 申込のご案内)
講師プロフィール
■中嶋健造(なかじま けんぞう)
1962年生まれ。高知県いの町在住。
NPO法人土佐の森・救援隊理事長。持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会理事長。愛媛大学大学院農学研究科修了。著書に「バイオマス収入から始める副業的自伐林業」全国林業改良普及協会。その他、農山漁村文化協会、全国林業改良普及協会、大日本山林会等の雑誌執筆多数。鳥取大学地域学部非常勤講師(平成21 年度~)、内子町小田深山保全・活用検討委員会委員(平成19年度~)、中国四国バイオマス発見活用協議会委員(平成21年度~、農林水産省中国四国農政局)総務省・地域の元気創造本部有識者会議委員(平成24年度~)、総務省・地域力創造アドバイザー(平成26年度~)IT、経営コンサルタント、自然環境コンサルタント会社を経てフリーに。平成15年、NPO法人土佐の森・救援隊設立に参画し、現在理事長。山の現場で自伐林業に驚き興味を持ち、地域に根ざした環境共生型林業が自伐林業であることを確信し、「自伐型林業+シンプルなバイオマス利用+地域通貨」を組み合わせた「土佐の森方式」を確立させ、真の森林・林業再生、中山間地域再生、地域への人口還流等のために、自伐型林業及び土佐の森方式の全国普及にまい進している。
■岡橋清隆(おかはし きよたか)
1952年生まれ 奈良県橿原市在住。
吉野林業地で代々山林を経営する清光林業株式会社相談役(創業家)。山林は約1,900haを所有し、日本を代表する林業経営者。吉野林業再生のためには路網整備と直営化(自伐化)の必要性を痛感し、1979年所有林で作業道づくりに取り組むが、大規模崩壊が発生し中断。翌年道づくりの講師として吉野を訪れた大橋氏と出会い、「自伐施業するなら教える」と言われ、自伐化(直営化)することを約束し、師事。氏の指導のもと、自らが現場に立って先の崩壊地の道を修復。以来、作業道づくりの実績を積み上げ、伝統ある林業地で新しい山林経営を行っている。
吉野林業の伝統である長伐期択伐施業を守り、間伐(多間伐を繰り返し、1階の間伐は2割以下の伐採)の搬出は3トンのミニバックホーで作業道を敷設しながら2トントラックで搬出するという、最近の流行である高投資・高コスト型の高性能林業機械に走らず、シンプルな施業システムを長年実践し、森林経営を安定化させた。奈良型作業道講師。
■山口祐助(やまぐち ゆうすけ)
1958年生まれ。兵庫県篠山市在住。
兵庫県に約180haを所有し、作業道を高密度に張り巡らせて、抜き伐りで効率的な木材生産や、針葉樹と広葉樹を混生させた整備を進めている純粋な自伐林家。優れた森林経営が評価され、平成20年の全国林業経営推奨行事(大日本山林会、全国林業改良普及協会主催)において林野庁長官賞を受賞。伐倒から運搬、作業道敷設まで、すべての林業施業の作業を一人でこなすことができるオールラウンダー。
■岡村 俊邦 (おかむら としくに)
1951年生まれ。札幌市在住。
[北海道科学大学名誉教授/緑化工学・近自然学] 1951年11月3日、京都府福知山市に生まれる。1972年北大に入学、その後農学部大学院に進み噴火や洪水跡の森林のできかたを研究した。1978年、道立地下資源 調査所(現地質研究所)に就職し、主に地すべりの研究を 担当した。1991年北海道工業大学の助教授(97年教授)となり、種子(後に小苗)を多種・多数導入する方法(生態学的混播・混稙法)を考案し、寒地土木研究所の吉井 厚志氏(当時、環境研究室長)とともに道内各地で試験と改良を続けた。2001 年標津川で日本で最初の蛇行復元の検討がはじまり、道東の当幌川等で蛇行復元のモデルとなる自然河道の調査を開始。2010 年スイスに渡り、「近自然」という言葉の生みの親である山脇正俊氏を通じて、ロルフ・ストリッカー氏から「近自然森づくり」の考え方と実践方法を学んだ。現在この考え方を基に、天売島での水源林や平取町の森林等で、生物多様性が高く、生態系サービスを豊かに継続的に得ることができる森林の整備に取り組んでいる。
《メインアシスタント》
■大西潤二(おおにし じゅんじ)
1979年生まれ。北海道白老町在住。
株式会社大西林業代表取締役。林業一家の3代目。木炭・薪・ホダ木・木酢液などの生産を手掛け、広葉樹活用による経営を確立。自ら伐採作業もこなしている。
北海道自伐型林業推進協議会 事務局長を2016年12月より務める。
助成支援
・公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団
・公益社団法人 国土緑化推進機構「緑の募金」
・コープ未来(あした)の森づくり基金
申込書
洞爺湖町会場 概要詳細(申込書は2枚目にあります)
PDF(洞爺湖町会場 自伐型林業家養成塾 申込のご案内)
札幌市会場 概要詳細(申込書は2枚目にあります)
PDF(札幌市会場 自伐型林業家養成塾 申込のご案内)