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【芸能・社会】

佐野史郎、最狂の老人 冬彦さんより「10倍怖い」

2018年5月30日 紙面から

フジテレビ系ドラマ「限界団地」の舞台あいさつで共演者から63本のバラを贈られた主演の佐野史郎(左から2人目)=東京・台場で

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 俳優佐野史郎(63)が連続ドラマに初主演するフジテレビ系オトナの土ドラ「限界団地」(東海テレビ制作、6月2日スタート、土曜午後11時40分)の試写会が29日、東京・台場のフジテレビで行われた。

 佐野は、「オトナの土ドラ」枠では過去最年長主演。ドラマは佐野が“最狂の老人”を演じる心理サスペンス。主人公・寺内(佐野)は息子夫婦の遺児の孫娘、要介護の父親と3人で老朽化した団地に引っ越してくる。空き部屋が増え、住民の心も荒んだ団地で、佐野は、かつての“夢のニュータウン”を取り戻そうと、信念のもと暴走を始める。

 26年前に社会現象になったTBS系ドラマ「ずっとあなたが好きだった」の「冬彦さん」を思わせる狂気をはらんだ役。

 佐野は「台本を読んで、冬彦的な愛憎が過剰な人物像を求められているとわかった」という。そして「あのマザコン男は、どこも悪くないと今でも思っていますが、寺内は一枚上手。攻撃的で、ちょっと弁護しようがないところがある。やっていることは10倍くらい怖い」と“最狂”ぶりをアピールした。大河ドラマ「西郷どん」で演じた井伊直弼が殺された直後のドラマだけに「寺内は井伊直弼の転生だと思います」と笑った。

 隣人夫婦役の足立梨花(25)、迫田孝也(41)、自治会長役の山崎樹範(44)も登壇、佐野の年と同じ63本のバラを贈り「最後まで生き残らせてください」と懇願した。

 

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