「なう」と呟いていたころが懐かしい…。10年前のツイートを振り返ってみよう
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最近、Twitterの嫌なところが目について辟易している人は、Andy Baioが紹介していた「10年前の今日のTwitterの自分のフィード」を見てみてはどうでしょう? もちろん、当時から今でもTwitterを続けている人のツイートしか見ることはできません。昔のTwitterのフィードは、今よりも大人しいのではないかと思います。
2008年に戻ると、みんなその時やっていたことをただツイートしているだけ、というのが多いように思います。「○○○なう」の時代です。
フィードは、現実の生活ではほとんど言わないような、心の声や独り言でいっぱいでした。冗談も洗練されていないか、冗談ですらないような代物です。退屈だったけれど、どこか長閑で、あの時代のTwitterはよかったですね。
今の米ライフハッカーの編集者やライターたちは、このようなツイートをしていました。
クソリプや炎上など感情的な出来事も、比較的少なかったと思います。ムカつくことがあっても、それが場を支配するような話題にはなりませんでした。
また、引用ツイート(QT)をしている人がいないことにも気づきました。当時は、手動でやらなければならなかったし、引用するツイートに自分のコメントを加えて140文字にするのは難しかったのです。私は、これがTwitterが修羅場になりにくなった所以ではないかと思います。引用ツイートや、リンク、リプライは、どれもあまり注目されておらず、Twitterも、極端に感情的なツイートやネガティブなツイートに注目が集まるようになっていなかったのです。ユーザーは嫌がらせのような暴言を吐くと逃げられず、Twitterはそのようなアカウントは黙らせるよう十分に気をつけていました。
当時の現実世界が今よりもずっとよかったわけではありません。金融危機はすでに起こりつつあったし、銃乱射事件も、理不尽な戦争もありました。大統領がオバマになるのか、マケインになるのかわかっていませんでした。おそらく、Twitterの規模がまだ小さかったのでしょう。あらゆるオンラインのコミュニティというのは、消えたり生まれたりする運命にあります。ともかく、2008年のTwitterフィードの退屈さ加減を懐かしみながら、楽しんでみてください。
Image: Worawee Meepian/Shutterstock.com
Nick Douglas - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子