地域を見つめ、地域を活かす 地域政策学部

地域産業コース

地域経済とビジネスの両方を理解した
地域産業の担い手を育成します。

国の経済の発展には、地域経済の安定が不可欠です。
近年の不況のもと、地域経済の安定を図るため、
地域運営にもビジネス感覚が求められてきました。
その一例が、介護や育児などの社会問題の解決策を事業化する
「社会起業」というビジネススタイルです。
他にも国際競争力の獲得や労働・雇用戦略、第一次産業の見直しなど、
地域の産業は多くの課題をかかえています。
本コースでは、現代の経済と地域経済・産業、
そして歴史的な理解をベースに、
東海地域の産業に関する課題とその政策を学び、
地域産業の担い手を育成します。

科目ピックアップ

地域産業論
「地場産業」を題材として、
地域産業の将来を考えます。
日本では中小企業が一定の地域に集まり、「地場産業」を形成しています。しかし近年、市況の変化に伴い地場産業にも見直しが求められています。この授業では、地場産業を題材に、海外諸国と比較した地域産業の再生や新しい産業の創造、地域産業支援政策などを考察し、日本の地域産業の将来を考えます。
地域金融論
地域の経済を担う金融業界に
不可欠の豊富な知識と知恵を
身につけます。
地域金融機関の実務の基本を学んだ後、1990年代以降の金融行政や、地域密着型の金融機関のビジネスモデルとして注目されるリレーションシップ・バンキングなど、地域の金融機関と地域経済・自治体との関係を学習。東海の地域金融を担う銀行員や自治体関係者をめざす人にとって有用な知識と知恵を身につけます。
国際ビジネス論
実例を通して、国際ビジネスの
背景と展開課題を学びます。
国際ビジネスとは、ヒト・モノ・カネ・情報などの「経営資源」が、営利を目的としてさまざまな国の間を移動する活動全般をさします。ここでは国際ビジネスのさまざまな形態を学ぶとともに、実際の事例や実務にてらしあわせて国際ビジネスの背景や現状、今後の展開課題などを学びます。
企業発展論
産業革命から今日にいたるまで、企業について広い視点で学びます。
18世紀にイギリスで起こった産業革命以降、20世紀のアメリカで形成された大企業体制、そして今日の日本の企業システムまで、企業の組織や管理の手法、制度がどのように発展してきたかを学びます。また大量生産方式、科学的管理、多角化、事業部制、品質管理、さらに日本的経営などについても学習します。

履修モデル

地域経済を支える企業や世界に展開している企業での活躍をめざす学生へ

「現代経済事情」や「地方財政論」や「金融論」などの基幹科目で基礎を固め、
展開科目として「地域産業系科目」を中心に履修します。

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外国語分野 Reading TOEIC Practical
English I
Practical
English II
Communication Skills I Communication Skills II    
Communicative English I Communicative English II Advanced
Reading I
Advanced
Reading II
       
入門中国語 I 入門中国語 II            
基礎中国語 I 基礎中国語 II            
数理・
情報分野
自然分野
社会分野
人文分野
総合
統計学入門 自然環境と地理 心理学 経営学 現代の思想 哲学    
地球環境問題 情報の科学 社会学 地理学        
憲法              
歴史学              
体育分野   スポーツ・健康演習            





演習科目群 学習法(通年) 学習法(通年) 研究法(通年) 研究法(通年) ゼミナールI
(通年)
ゼミナールI
(通年)
ゼミナールII
(通年)
ゼミナールII
(通年)
            卒業研究(通年) 卒業研究(通年)




政策分野科目 地域政策入門 現代日本の政治 国土計画論 都市計画論 公共セクター論      
現代経済事情 行政学 財政学 金融論        
  理論経済学   地方財政論        
地域関連科目   現代の地域問題     インターンシップ 地域学概論 東海地域の今日的課題  
展開科目群     中小企業論 国際ビジネス論 地域統計論 経済政策論   地域通貨論
    経営法務論 日本経済史 地域金融論 地域産業史    
    地域産業論   東アジア経済事情 貿易商務論    
    公共政策論   農業経済論 水産資源論    
        企業発展論      
隣接・
関連科目群
               

めざす将来

地域産業の歴史や現状をよく理解し、国際感覚を持つ地域産業の担い手、たとえばバランスのとれた地域産業の発展を担う企業人や、起業家をめざします。ここで学ぶ知識は、経済活動を行うために不可欠な知識が多く、将来どのような職業を選択するとしても、必ず役立つはずです。


先生からのメッセージ

複雑にからみあう地域産業の問題を一緒に解決する方策を探りましょう。

教授 阿部 聖

長引くデフレや景気の低迷、企業のグローバル化などにより、地域の産業も変化を余儀なくされています。たとえば地域経済を支えてきた農林漁業や地場産業の衰退、商店街のシャッター街化、海外進出を伴う産業の空洞化など、地域の産業に関するさまざまな問題が顕在化してきました。その解決に向けて「社会起業」などの新しいビジネスモデルも誕生していますが、利害関係が複雑にからみあう地域社会において、それは万能薬ではないのが現状です。私たちは、こうした地域の問題を事実として認識し、その上で地域産業の活性化やバランスのとれた発展について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。


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