地域を見つめ、地域を活かす 地域政策学部

公共政策コース

私たちの「生活」と「政治」を結ぶ
新しい公共サービスの形を考えます。

私たちの生活は、さまざまな行政のサービスで支えられています。
しかし近年は事業仕分けなどにより、
行政がどこまでを担うかという点に国民の関心が集まっています。
本学部が考える理想の姿は、行政と住民・企業がパートナーとなり、
地域貢献のために協力する行政サービスの実現。
そこで本コースでは、
東海地域で行われた実際の公共政策がどのように計画・実行され、
その結果をどのように評価すべきかを学びます。
こうして、私たちの生活と政治を結ぶ、
新しい公共サービスと公共空間を提言できる人材を育成します。

科目ピックアップ

公共政策論
私たちの生活に直結する
公共政策を正しく理解します。
公共政策とは国や地方公共団体などの公共部門が実施する施策であり、国民の生活や福祉、労働などに大きな影響を与えます。この授業では、地域で形成される公共政策の定義と種類を学び、政策が作られる過程と改革の現状、政策とガバナンスの関係、政策のマネジメント、そして政策のあり方について理解を深めます。
自治体公務員論
地方公務員の地位と権利、
求められる役割を学びます。
地方公務員の定義から、給与体系、勤務の実態、地方分権・地方行革との関連、具体的な仕事内容、研修まで、地方公務員についてさまざまな角度から学びます。さらに「地方行革」の時代の中で公務員の待遇や役割が変化していることを受け、これからの社会が求める公務員の理想像について考察します。
食品安全政策論
政治的課題でもある
食品安全性について
多くの実例を通して学びます。
食品貿易のグローバル化・自由化が進む中、イギリスで発生したBSE(狂牛病)問題により、食品の安全性確保は政治的な重要課題の一つになりました。この授業では、食品安全を確保するための科学的・社会的システムの構築について国内外の事例を学習し、地元自治体における食品安全行政についても考察します。
教育政策論
大きな転換期を迎えた
教育の未来を考えます。
家庭や地域の教育機能の変化や、高齢社会の進展により、学校教育・生涯教育の形も変わりつつあります。その中で、政府や地方自治体がどのような教育政策を展開しているかを学びます。また、これまでの教育政策の歴史と今日の現状をとらえ、家庭や地域、学校教育や生涯教育のあり方、課題などを考えます。

履修モデル

公共政策に関する幅広い知見を持ち、公務員・公益団体職員をめざす学生へ

「地域政策入門」や「行政の諸領域と法」や「地域の自治と政治」などの基幹科目で基礎を固め、
展開科目として「公共政策系科目」を中心に履修します。

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外国語分野 Reading TOEIC Practical
English I
Practical
English II
       
Communicative
English I
Communicative
English II
Advanced
Reading I
Advanced
Reading II
       
入門中国語 I 入門中国語 II            
基礎中国語 I 基礎中国語 II            
数理・
情報分野
自然分野
社会分野
人文分野
総合
情報総合演習 現代技術と社会 社会データ
分析入門
民俗学 ジェンダー論 総合科目    
法学 歴史学 地球環境問題          
政治学 社会学 憲法          
心理学   現代の思想          
体育分野   スポーツ・健康演習            





演習科目群 学習法(通年) 学習法(通年) 研究法(通年) 研究法(通年) ゼミナールI
(通年)
ゼミナールI
(通年)
ゼミナールII
(通年)
ゼミナールII
(通年)
            卒業研究(通年) 卒業研究(通年)




政策分野科目 地域政策入門 現代日本の政治 行政の諸領域と法 地域の自治と政治 政策評価論      
現代経済事情 行政学 地域行政論 政策過程論        
  経済原論 財政学 理論経済学        
      地方財政論        
地域関連科目   現代の地域問題 少子高齢社会論 地域コミュニティ論 東海地域の
今日的課題
     
展開科目群     公共政策論 地方自治体論 自治体公務員論 食品安全政策論 生涯学習論 文化政策論
      生活インフラ論 保健医療政策論 教育政策論    
        交通運輸政策論 日本経済史    
        中小企業論 多文化共生論    
        地域統計論      
隣接・
関連科目群
               

めざす将来

地域問題を発見し、地域を活かす新たな公共サービスと公共空間を提案、提供できる公務員や公企業・公益法人の社員などをめざします。また、ここで学んだすべての知識は、社会人として生きていく以上、どんな業界・業種でも活かすことができるので、一般企業にも大いに活躍できる場所があります。


先生からのメッセージ

「自分」と「社会」の間にある強いつながりを理解してほしい。

准教授 西村 正広

公共政策というと「政治や行政」というイメージがありますが、実は私たちの暮らしに密接に結びついているのが公共政策です。たとえば自宅の前の道路や、近所の福祉施設を例にとって考えると、その必要性を誰が誰に申請し、どんな理由で予算がつき、誰がどのように作ったかといった流れのすべてが公共政策です。私は、こういった社会の大きな枠組みを知ることで、学生一人ひとりが政治・行政と自分の間に強いつながりがあることを理解してほしいと思っています。将来、みなさんが企業に就職するとしても、公務員になるとしても、また一人の市民としても、ここで学んだ社会の大きな枠組みに関する知識は、生きていく限り必ず役に立つものと信じています。


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