これまでの人生で美女4000人にのべ30億円を貢いできたという、豪快社長「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助氏が、電撃結婚していた…!しかもお相手は55歳年下のモデルというのだから、もう驚くほかない。ドンファン、いろんな意味で大丈夫か…?本人が心境を明かした。
(ドンファンについてご存じない方は、<美女4000人に30億円を貢いだ「紀州のドンファン」の壮絶人生 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50655>をお読みください)
実は私、2月8日に電撃入籍をしました。お相手は55歳年の差のファッションモデルで21歳のSちゃんであります。167センチで160の私よりもずっと背が高く、ボン・キュ・ボンの私の理想のナイスプロポーションのべっぴんさんであります。
ここにくるまで、私も相当痛い目にあいました。
「プロポーズを受け入れたいんですけど、前の彼氏に借りていたお金があるのでそれを清算しないとできません」
3年ほど前に付き合ってプロポーズをしたM子が涙目になっていました。
「そりゃあ、私が何とかしましょう」
それで借金の2千万円を肩代わりしてやったのに糸が切れた凧のようにそのままドロンしてしまいました。民事の損害賠償裁判を起こそうとしましたが、彼女には資産がなくて返済は不可能のようなので諦めました。その他にも千万円単位を貢いで結婚寸前までいった女性に逃げられた苦い過去があったのもここで告白しておきます。
それもこれも勉強代と自分に言い聞かせて前向きに女性を口説いていったのです。
「私と交際しませんか?」「結婚前提でお付き合いをしませんか?」
『紀州のドンファン』を上梓した後で全国から沢山のファンレターをいただいていますが、全員がオーバー40歳以上でありまして中には70代の図々しい猛女もおります。
「こんな婆さんとオレ付き合うワケないだろ。どうせ財産目当てだろうから」
「いやいや、社長と年齢が釣り合っているではないですか。これはこれでいいんじゃないですか?」
ひと事ですから番頭のマコやんはせせら笑っています。しかし、です。ここで妥協したら男が廃ります。地球には40億人もの女性がいるのです。片っ端から声をかけるぐらいでないと私のような後期高齢者の結婚なんて夢のまた夢でありますからナンパ三昧の日々を過ごしてきたのです。
昨年秋に羽田空港で転んだ私を優しく助けてくれたのがファッションモデルのSちゃんでありました。もちろん計算ずくの転倒でありましてコケるのも歳の甲、亀の甲であります。
「ありがとうねえ。お礼にお食事でもいかがですか?」
後日Sちゃんを一流料亭で歓待したのもいつものルーティンワークであります。パッと見には派手な顔立ちのべっぴんさんですが、キャピキャピの騒がしい娘ではなく憂いを帯びた口数の少ないお淑やかな美女です。
都内で暮らす彼女はファッションモデルとして海外も飛び回っているのでなかなか会うチャンスはありませんでしたが、東京や京都、和歌山でもデートを繰り返しました。
「キミと結婚できなかったらボクはここから飛び降りますよ」
京都では清水寺の舞台から飛び降りる仕草も見せたのですがSちゃんはお口ぽかんでありました。やはり年齢差のギャップというものはあります。しかし、です。念ずれば叶う……。これなんか私のために作られた言葉のようです。