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松坂、9K 6イニング無失点 3勝目も交流戦初星もスルリ

2018年5月31日 紙面から

中日-オリックス 4回表2死一塁、中前に抜ける安達の打球に足を出す松坂(小沢徹撮影)=ナゴヤドームで

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 「平成の怪物」の力投も勝利にはつながらなかった。中日は30日のオリックス戦(ナゴヤドーム)で先発した松坂大輔投手(37)が制球に苦しみながらも、国内復帰後最多となる9奪三振で6イニングを無失点。1回にソイロ・アルモンテ外野手(28)の犠飛で挙げた1点のリードを守って救援陣に託したが、8回から登板したルーキーの鈴木博志投手(21)が痛恨の4失点で逆転負け。交流戦の今季初白星はならなかった。

 走者を背負ってもホームを踏ませなければいい。球数を要しても、抑えればいい。横浜高時代から変わらぬスタイルを松坂が存分に発揮した。6イニングをわずか1安打で国内復帰後初の無失点に抑え、さらに復帰後最多となる9奪三振。だが、ベテランの力投も白星には恵まれなかった。

 「ボールは悪くなかった。ストレートは回を追うごとに良くなった」。手応えはあった。一方で「無駄なボール球が多かったので、早いイニングから球数が多くなってしまった」と反省の弁も同居した。

 立ち上がりから不安定だった。1回。先頭の西村を歩かせ、犠打と四球などで2死一、三塁。ピンチを広げられたところで「松坂世代」の対決が実現した。相手は小中学校時代に同じ東京・江戸川南リトル、シニアで一緒だった同い年の小谷野。元チームメート数人も観戦していた。「力が入りましたね」。最後は外角のカットボールを捉えられながらも一直でしのいだ。

 小谷野にとって、同学年右腕は今でも最高のお手本という。「常に上に居てくれる存在。自分を見失わずにいたのも、ずっと彼のおかげ。自分も、もうひと踏ん張りできる」。小6の冬に同じチームになる前に何度も対戦したが「1度も勝てなかった」と小谷野は言う。プロでも松坂が西武、小谷野が日本ハムだった2005年9月7日(インボイス)に1度だけ対戦した。13年ぶりの対決はくしくも前回と同じ2打数無安打、1三振(1四球)。軍配はまたも松坂だった。

 

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