docomo向け最新フラッグシップスマホ「Xperia XZ2 SO-03K」を写真と動画でチェック!

既報通り、NTTドコモは16日、今夏に発売する「2018年夏モデル」を発表し、そのうちの1機種として画面アスペクト比が18:9と縦長の約5.7インチフルHD+(2160x1080ドット)液晶「トリルミナスディスプレイfor mobile」やオクタコアCPU、Motion Eyeカメラシステムなどを搭載し、Android 8.0(開発コード名:Oreo)を採用したハイエンドスマートフォン(スマホ)「Xperia XZ2 SO-03K」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発売します。

発売日はすでに発表されているように5月31日(木)となり、現在、ドコモショップ店舗や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて予約・購入受付が開始されており、価格(税込)はドコモオンラインショップでは本体価格が94,608円、実質負担額が新規契約および機種変更で47,952円、他社からの乗り換え(MNP)では31,104円と案内されています。

Xperia XZ2は日本国内ではNTTドコモのほか、auから「Xperia XZ2 SOV37」とSoftBankから「Xperia XZ2 702SO」の3社から同時発売されるモデルで、これまでの「Xperia」シリーズから刷新された本体デザインに、世界初の4K HDR動画撮影に対応するカメラ、スピーカーから再生されるサウンドに合わせ本体を振動させる「ダイナミックバイブレーション」などを新搭載。よりエンターテイメント指向が強く感じられる1台へと進化しました。

今回は新サービス・新商品発表後の展示会場でXperia XZ2 SO-03Kの実機にタッチ&トライできたので、当日メーカー担当者に聞いた“Xperia XZ2の注目ポイント”なども絡めて写真で紹介していきます。なお、製品の詳細については「NTTドコモ、最新フラッグシップスマホ「Xperia XZ2 SO-03K」を発表!縦長な5.7インチFHD+液晶を搭載し、デザインを刷新。5月下旬発売で、価格は本体代9万4608円、実質3万2400円から - S-MAX」も合わせてご覧ください。

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Xperia XZ2 SO-03K全4色の背面デザイン

Xperia XZ2 SO-03Kの本体カラーは「リキッドホワイト(Liquid White)」および「リキッドブラック(Liquid Black)」、「ディープグリーン(Deep Green)」、「アッシュピンク(Ash Pink)」の4色展開(写真の左から順に)です。

外観での注目ポイントはやはり刷新された新デザイン。従来の“板”らしい直線的なデザインから、曲線を多く取り込みてに馴染みやすいデザインへと変更されました。

また新たに背面パネルの素材もガラスに変更。中央から上下左右にかけて丸みを帯びたアーチ形状は手に持つ際にも当たりがやさしく、縦長画面により維持した本体幅と合わせて、持ちやすさを高めています。

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Xperia XZ2 SO-03K(ディープグリーン)の前面

前面も他社と比べるとまだ画面周りの縁(ベゼル)は太いと言われていますが、それでも(今までよりも)「狭額縁」や「縦長画面」などの要素を取り入れることで、印象は大きく変わっています。また縁の部分も背面と同じ色に統一されているのは従来通り。

Xperia XZ2のフットプリント(縦横サイズ)は約153mm×72mmですが、これは昨冬モデルで前機種の「Xperia XZ1」(約148mm×73mm)とほぼ変わりません。しかしベゼルレスデザインと縦長ディスプレイ採用により、画面サイズはXperia XZ1の約5.2インチから、Xperia XZ2では約5.7インチへと大型化されました。

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Xperia XZ2 SO-03K(ディープグリーン)の背面

背面は光沢感が強めでホールド性も◯(まる=「良好」の意)。色味は光を当てる角度により見え方が変わる美しさも備えます。

中央から上下左右にかけて丸みを帯びたアーチ形状、また縦長画面を採用によるスリムな本体幅により、手に優しくフィットする持ちやすさを実現しています。

本体の厚みは最厚部で11.1mmと数字的には増してはいるものの、こうしたデザイン面での工夫により“持ちづらさ”といったことは感じません。

またデザイン刷新によってこれまで右側面の電源キーに内蔵されていた指紋認証センサーは、背面中央へと移動しています。

これはメーカー担当者によれば「本体デザイン変更に伴い、指紋認証センサーも“自然にアクセスできる配置”が再検討された」ためだということです。

これにより、左右どちらの手でも同じように指紋認証センサーにアクセスできる配置になったことで、より自然に取り扱えるようになりました。

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Xperia XZ2 SO-03K(ディープグリーン)の上面


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Xperia XZ2 SO-03K(ディープグリーン)の右面


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Xperia XZ2 SO-03K(ディープグリーン)の左面


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Xperia XZ2 SO-03K(ディープグリーン)の下面

側面には上にnanoSIMカードおよびmicroSDXCカード用のスロット、右に音量上下キー、電源キー、カメラのシャッターキー、下にデータ転送や充電時に使用する外部入出力用のUSB端子(Type-C規格)を搭載。なお、3.5mmのイヤホンマイク端子は非搭載です。

また充電機能という点では、今シリーズ(Xperia XZ2およびXperia XZ2 Premium)にて新たにQi(チー)規格によるワイヤレス充電にも対応。裏表を気にせずケーブルがさせる有線充電とは別に、専用充電器に“置くだけ”というストレスのない方法でも充電ができるようになりました。

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HDR表示(画面の左半分)と非HDR表示での比較

メーカー担当者が「注目ポイント」として語ったもののひとつがディスプレイ。前述通り9:18のアスペクト比の採用によって5.7インチへサイズアップされたディスプレイはランドスケープモード(横向き)で視野を幅広く覆い、没入性を高めます。

加えて画面はHDR表示にも対応。HDR対応コンテンツの視聴時には色彩を鮮やかに、また明暗の色調もより細かく豊かに表現します。さらにHDR非対応の標準規格メディア(SDRメディア)についても「HDRアップコンバート」機能を使うことで“HDR対応コンテンツのように”楽しむことが可能です。

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HDR撮影対応のXperia XZ2(写真=左)と非対応のXperia XZ1(写真=右)

また世界初対応の機能として外せないのが4K HDR動画撮影に対応したこと。同時発表の「Xperia XZ2 Compact」や上位モデルの「Xperia XZ2 Premium」でも対応していますが、発売はXperia XZ2が先ということで、一足早く試せます。

4K解像度での撮影、色彩や明暗の色調をより豊かに記録できるHDR撮影を組み合わせることにより、「高精細さ」や「逆光時でも白飛びや黒つぶれを抑えた“人の目で見た印象に近い”映像」を同時に実現しています。

また前述通りにXperia XZ2のディスプレイはHDR表示にも対応しており、撮影したコンテンツをスマホの画面上で楽しむことも可能。なおXperia XZ2のディスプレイ解像度は2K+解像度で、あり、4K動画をそのまま楽しめるのは上位仕様のXperia XZ2 Premiumのみとなります。

4K HDR動画撮影はSony製品だとミラーレス一眼カメラなどでも利用できる機能ですが、こうした製品は購入費用だけで数十万円が必要な機材。こうした機能を “スマホで気軽に”楽しめることがポイントです。

デジタルカメラ開発で積み重ねられたノウハウの活用だけでなく、実際にスマホカメラを使う中で感じた「楽しさ」を広げる存在としてデジタルカメラを意識するのもよいかもしれません。

背面搭載のMotion Eyeカメラシステムでは他にも1秒間を最大960コマ(960fps)で記録できる「スーパースローモーション撮影」、カメラが被写体の「笑顔」や「動き」を検知すると自動で画像が一時保存され残す写真をあとから選べる「先読み撮影」、被写体を3Dスキャンしスタンプなどに加工して遊べる「3Dクリエーター」といった機能も搭載。

中でもスーパースローモーション撮影は動画記録解像度が従来の720p(HD)から1080p(フルHD)へと向上。一瞬の光景を細かく、より鮮明に記録できるようになりました(1080pの場合は記録時間が半分になり、720pでは約0.2秒間を約6秒に撮影、1080pでは約0.1秒間を約3秒に撮影)。

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サウンドに合わせて本体が力強く振動する新機能「ダイナミックバイブレーション」

最後にもうひとつ触れておきたいのが「ダイナミックバイブレーション(DVS)」と呼ばれる新機能。Sonyの音解析技術を活用したもので、動画視聴やゲームプレイ時に再生されるサウンドに合わせて本体をリアルタイムに振動させ、臨場感を高めます。

本体内部に搭載された大型振動デバイスもXperia XZ2用(ダイナミックバイブレーション機能用)に新開発されたもので、実際に手に取り試してみると通常のスマホのバイブレーションとは異なる強度の振動が手に伝わります。

ダイナミックバイブレーションは動画やゲームを楽しむ際に有効となる機能で「メディア形式が合致すれば、ストリーミング動画の視聴など、リアルタイムに解析が必要なコンテンツでも楽しめる」とのこと。

さらにサウンドを発するフロントステレオスピーカーも旧モデル(Xperia XZ1)から音量が20%アップ。ここに横持ち時に視野を広く覆う9:18のディスプレイも合わさり、動画視聴時も、ゲームプレイ時も「映像」「音」「振動」といった複数要素でコンテンツが楽しめる“エンターテイメント指向の強い1台”に仕上げられていると感じました。

従来のXperiaシリーズが採用してきたデザインから大きく変化を遂げたことで賛否が出ていることも事実ですが、Xperia XZ2を実際に手に取り触ってみると「新たな使いやすさへのチャレンジ」「チャレンジに合わせた見直し」が感じられることでしょう。

従来通りの防水・防塵機能(IPX5およびIPX8、IP6X準拠)やワンセグ・フルセグ、おサイフケータイ(FeliCa)といった日本市場向けの基本機能ももちろん備えており、コンテンツを撮影する・楽しむといったエンタメ用途での使い方が多い方はぜひチェックしてみることをオススメします。



【Xperia XZ2 SO-03Kの価格(税込)】
契約種別新規契約、機種変更MNP
本体価格94,608円(分割3,942円/月×24回)94,608円(分割3,942円/月×24回)
月々サポート-1,944円/月×24回
(総額-46,656円)
-2,646円×24回
(総額-63,504円)
実質負担額47,952円
(分割1,998円/月×24回)
31,104円
(分割1,296円/月×24回)


【Xperia XZ2 SO-03Kの主な仕様】
機種名Xperia XZ2 SO-03K
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約153×72×11.1
質量(g)約198
OSAndroid 8.0
テ゛ィスフ゜レイ
(サイス゛:インチ、解像度:ドット、方式、発色数)
約5.7インチフルHD+(1080×2160ドット)TFT液晶「トリルミナス テ゛ィスフ゜レイ for mobile」(1677万色)
CPU
(チッフ゜名、クロック)
Snapdragon 845(SDM845)
64bit対応オクタコア(2.8GHz×4+1.8GHz×4)
内蔵メモリ―(RAM)4GB
内蔵ストレージ64GB
外部ストレージ
(最大対応容量)
microSDXC(400GB)
ハ゛ッテリー容量3060mAh
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP6X)
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
約440/約490/約380
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
約1480/約1030/約640
電池持ち時間(時間)約125
通信速度(LTE、受信時最大/送信時最大)988Mbps/75Mbps
Wi-Fi
(対応規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac)
○/○/○/○/○
Bluetooth(対応バ―ジョン)○(5.0)
赤外線
背面カメラ
(有効画素数、F値)
Motion Eyeカメラ、約1920万画素裏面照射積層型CMOS(F2.0)
前面カメラ
(有効画素数、F値)
約500万画素裏面照射型CMOS(F2.2)
おサイフケ―タイ(FeliCa/NFC[FeliCa搭載])―/○
ワンセク゛/フルセク゛○/○
生体認証○(指紋)
スグ電
エリアメ―ル
非常用節電機能○(緊急省電力モード)
ハイレゾ音源
HDR動画再生対応
UIMカ―ト゛nanoUIM
充電端子USB Type-C
カラーDeep Green
Liquid Silver
Liquid Black
Ash Pink
メ―カ―ソニ―モハ゛イルコミュニケ―ションス゛





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