歩きたばこのない町・船橋を目指す決議
発議案第8号
歩きたばこのない町・船橋を目指す決議
平成6年(1994年)1月9日、JR船橋駅構内で、幼女のまぶたに前を歩いていた男性のたばこの火が当たり、救急車で運ばれるという「船橋駅事件」が起きた。幸いに眼球に異常はなかったものの、火の当たる個所やタイミングによっては失明まで考えられる事件と報じられた。それ以降、船橋駅構内には「危ない 歩きタバコが子どもの目に」の警告横断幕が掲げられている。
また、本市は、ポイ捨て防止条例を制定し、船橋駅北口をポイ捨て防止重点区域に指定、その後市民からの要望に基づいて南口側も指定したが、ポイ捨てされるごみの中には、歩きたばこと思われる吸い殻が多く見られる。
このように、船橋駅構内での警告横断幕やポイ捨て防止条例の啓発にもかかわらず、歩行者で混雑している駅周辺を中心に、いまだに歩きたばこや吸い殻のポイ捨てが後を絶たないのが実態である。
歩きたばこは、前後の通行者、特に目線の低い子供たちにとっては危険であり、煙も迷惑を及ぼすものである。また、灰が衣服を焦がすなどの被害も生まれている。そして、たばこが捨てられれば、町の美観を損ねることになる。
よって、本市議会は、すべての人々に呼びかけ、歩きたばこのない町・船橋の実現を目指すものである。
以上、決議する。
平成14年9月26日船橋市議会
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