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Google、暗号通貨を採掘するGoogle Chrome拡張機能の新規受け付けを停止
マイニングスクリプトを含んでいることを明記しないポリシー違反の拡張機能が増加
2018年4月3日 12:11
米Googleは2日(現地時間)、「Google Chrome」向けのアプリ・拡張機能ライブラリ“Chrome ウェブストア”において、暗号通貨を採掘(マイニング)する拡張機能の新規受け付けを停止する方針を明らかにした。同日より実施される。
同社によると、表面上は有用な機能を提供していると見せかけて、バックグラウンドでマイニングスクリプトを走らせ、暗号通貨の採掘を行う拡張機能がここ最近増えているという。こうしたマイニングスクリプトの多くはCPUとメモリを占有し、システムのパフォーマンスと消費電力に深刻な悪影響を及ぼす。
“Chrome ウェブストア”のポリシーは、これまで拡張機能で暗号通貨の採掘をおこなうことを禁止してこなかった。しかし、これは“単一の目的を持つこと”や“機能についてユーザーに十分な情報を提供すること”を条件としている。つまり、宣伝している機能と異なることを裏で実行することはもともと許されておらず、ポリシー違反となる。実際、マイニングスクリプトを使用した拡張機能の90%はこうしたポリシーに準拠しておらず、申請の却下やストアからの削除が行われているという。
そこで、今後“Chrome ウェブストア”でマイニングスクリプトを含む拡張機能が全面的に禁止されることになった。ポリシーに準拠してマイニングスクリプトを利用している拡張機能についても、6月後半にはリストから削除されるとのこと。マイニングスクリプトを除去して再申請する必要があるだろう。
ただし、マイニングを目的としないブロックチェーン関連の拡張機能は対象外で、引き続き“Chrome ウェブストア”で公開できる。
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