車の売却理由は様々あるかと思います。
例えば、
- 家族構成やライフスタイルの変化
- 車検にお金を掛けるよりも新車に回した方が良い
- 走行距離や経年の過多による故障が多くなった
- 好きな車種があるけどモデルチェンジする度に買い替えたい
- どうしても欲しい車ができた
- 車を維持できなくなった
- 車が必要なくなった
等理由は様々です。
しかし、車を売る理由は様々でも、なるべく愛車を高く売りたいというのは誰にでも共通していることだと思います。
今回は私が愛車を売却しようとした際、ディーラーにて高く売却する方法を調べていてわかったことをまとめましたので、参考にしてみてください。
車の売り方について
車の売り方もいろいろあります。
- 自動車のディラーの下取り
- 買取店(中古車販売店等)による買取
- ヤフーオークション等などで行う個人売買
があります。
個人売買はおすすめしない
ヤフオクなどの個人売買は直接取引なので、中間マージンや売る側が支払う手数料はほとんどありませんので、一見高値で取引できると思いがちです。
しかし
- 名義変更に関するトラブル(自動車の名義変更をしないで事故を起こされ責任転嫁)
- 悪質なクレーム
に巻き込まれる可能性があるので個人売買はおすすめできません。
なので個人売買以外の下取りと買取について書きたいと思います。
下取りとは
下取りとは、自動車ディラーで新車を購入する際に車を現在使用している車の金額を査定してもらい、その金額に納得したら新車購入時に査定金額をそのまま充填してもらうことです。
自動車ディラーとは…
国産車(レクサス、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スバル、ダイハツ、スズキなど)や外車(BMW、メルセデスベンツ、ランドローバー、ポルシェ、ジャガー、マセラティ、アストンマーチン、日本に代理店のない自動車を並行輸入)の新車や中古車を売る販売店になります。
下取りの際の査定金額は銀行に振り込まれることはないので、購入時の支払う金額が安くなります。
自動車ディラーでは車の査定は自体は行っていますが、自動車ディラーの下取りは、新しく車を買う事がほとんど前提になります。
例えば、乗ってみたい車に試乗に行き、車を気に入ってしまい。ついでに査定をしてもらったところ思わぬ高い査定金額に車を乗り換えてしまうということもありえることではないでしょうか。
そういうわけで、車の査定自体は自動車ディラーでも気軽に受けることができます。
買取りとは
自動車ディラーで新車購入際に金額を充填される下取りの他に買取りがあります。
買取りとは、CMでお馴染みの
- ガリバー
- T-UP
- ビッグモーター
- ラビット
- アップル
などの中古車買い取り専門店やあなたの住んでいる地域にもある小さな中古車販売店などにあなたの車を査定をしてもらい納得したら買い取ってもらうことです。
買取最王手であるガリバー(旧株式会社ガリバーインターナショナル、現株式会社IDOM)の設立は1994年なので、それより以前は新車購入時にディラーの下取りが前提でした。ガリバーは1994年から9年後の2003年に東証一部上場企業となります。
ガリバーの例を出しましたが、この数十年でのCMでお馴染みの中古車買い取り業界の規模が大きくなったことを考えるとサービスだけでなく、買取り価格が下取り価格よりも高いことも大きく影響されていることは言うまでもありません。
一般的に下取りよりも買取の金額の方が高い傾向にあります。
新車の値引きについて
新車が値引きされやすい時期
新車の値引きを出しやすい時期は、各自動車ディラーや自動車メーカーの決算月である3月や中間決算の9月、ボーナスの時期の6月や12月に登録をする必要があります。人気車種は納期が掛かることがあるので2ヶ月前には行動したいところです。
この時期に新車が安くなるのは、自動車メーカーからのノルマを達成すると自動車販売店は販売ボーナスが貰えるためで、わずか数台でノルマが達成できないのなら売ってしまえという考えを持っているかです。
外車ディラー等は決算期は異なる場合があるのでディラーの調査をしてもよいかもしれません。
在庫車を選ぶ
車は注文により生産に入り、登録の手続きもしなければならないので納期が掛かります。
そこで、納期を早めるためにあらかじめ人気車種や好まれるオプション等で車を在庫にして置くケースや注文を間違えてキャンセルされた車両やノルマが達成されずあらかじめ仕入れて置いた車両が在庫車となります。
そのような在庫車は値引きされる傾向にあります。
ただし在庫車にはマイナーチェンジ前の車両や旧型車の場合もありますので、その点はよく確認しましょう。
また在庫車は注文済の車なので、自分の好みのオプションは選べないのは言うまでもありません。
展示車を選ぶ
展示車とは、自動車ディラーのショールームに展示されている車で、ショールームで乗ったり、触ったりできる車のことです。
展示車は展示後に試乗車になったり、顧客に貸し出す代車としたりするケースや販売されるケースがあります。
展示車は、ショールームでの宣伝目的で置いてあるので、その宣伝が終了し目的も達成された後なのでかなりの値引きが期待できます。
展示車の場合は、人に触れるケースもあるので、外装や内装に傷があれば値引き若しくは修理で対応することができます。
ただし後のクレームにならない為にも購入前に、どこに傷があるかをよく見て値引きの交渉をしたいところです。
なかなか値引きができない車両でもオプション分やコーティングをサービスしてくれることもあるので値引きが期待できないレクサス車などはおすすめです。
新古車を選ぶ
扱いは中古車になりますが、「新古車」と呼ばれる登録済の未使用の車である「登録済未使用車」を買うことで安く購入できることがあります。
どうして登録された未使用車が売られているかというと、メーカーと自動車ディラーの大人の事情(販売台数のつり上げや在庫車など)で登録された車が中古車販売店に流れていると思ってください。
新古車の購入時の注意点は、すでに登録されているので車検が短くなる事と、車種によっては新車を買った方が値引きされるケースがあるので事前に自動車ディラーに見積りは出してもらうべきです。
新古車の値引きの傾向としては高額な外車はかなり値引きが期待できます。
新車の値引きと下取りは別
新車が値引きされるのは嬉しいですが、下取りの金額は値引きとは別に考えるべきです。
というのは最初の下取り査定が安めに設定され、後で上乗せさせることで、かなり値引きがあったと錯覚してしまうためです。
新車購入交渉をする際には、下取り査定をしてもらうだけにするか、若しくはあらかじめ自分の車の相場を知っておくことが大事になります。
下取り相場の調べ方
下取りや買取相場の目安を調べる方法を紹介します。
- ディラーで直接査定してもらう
- メーカーサイトで調べる
- 中古車サイトで販売価格を調べる
- goo買取査定のサイトで相場を調べる
ディラーで直接査定
試乗などを申し込んで、ついでに査定をしてもらうのがいいかと思います。
メーカーサイトで調べる
日産やトヨタの下取り査定サイトが参考になります。
メーカーの下取りシュミレーションサイトですが、年式やモデルのみのシュミレーションになります。
査定価格に重要な色や走行距離や修復歴などは加味されないので価格としてはかなり安い金額で出る傾向にあります。
中古車サイトで販売価格を調べる
カーセンサーやグーネットなどで自分の愛車と同じ条件で検索して、販売価格を調べてみることです。
当然中古車販売価格よりは安くなりますが、上記のメーカー下取りサイトと合わせて参考にしてみてください。
goo買取査定のサイトで相場を調べる
goo買取査定でほぼ個人情報の入力なして買取相場を知ることができます。
画像引用元:goo買取査定公式サイト
goo買取査定の公式サイトを見ていただければわかりますが、メールアドレスしか個人情報を入力するところがありません。
郵便番号を入力するのは、周辺の査定業者に自分で申し込める仕様になっているからです。買取査定相場を正確に知りたければ自身で申し込んでくださいというスタンスになっています。
気になるなら「おクルマの売却検討状況」を「相場を知りたいだけ」を選んでください。
電話番号を入力する欄すらないので電話もかかってきません。メールアドレスに時々メールが入るのできになるならメインのアドレスでないGメール等を用意し入力しておけばいいだけです。
goo買取査定のサイトは車両入力情報が他のサイトよりもかなり細かいので正確な金額を知る参考になります。
下取りの良い点
ディラーの下取りは手続きは全部代行してくれるので、乗っている車がローン中であったとしても楽です。
車が納車の直前まで乗ることができます。(車検が切れそうなら代車も交渉により借りれる)
- 不人気
- 低年式(かなり古い車)
- 想像を絶するレベルの過走行車
など全く価値のような車に買取りよりも多少の値段がつくことがあります。
下取りの悪い点
自動車ディラーの下取りは中古車販売店の買取よりも安くなる傾向にあります。
下取りの場合、購入するメーカーの車種と売る車両のメーカーが別の場合は安くなる傾向にあります。
ディラーは別に同メーカーの中古車販売店を持っているので、保障の面から考えても同じメーカーのものが売りやすいため、他社の下取り車は売りにくいという状況があります。
裁けないような下取り車両は業者オークションにだしたり、馴染みの中古車販売店に売却したりするので下取り金額も安くなります。
自動車を高く売りたいなら
車を高く売りたいなら、査定相場を知っておくことです。相場を知るだけならgoo買取査定のサイトがおすすめです。
ネットで査定相場を知ってからディラーと交渉をしてもいいし、あらかじめディラーでの下取り金額を知っていた場合なら中古車販売店と買取り査定交渉も下取り金額からスタートすることができます。
まとめ
- 車を売る方法は、自動車のディラーの下取り、買取店による買取、ヤフーオークション等などで行う個人売買がある。
- 下取りとは、自動車ディラーで新車購入時に査定金額をそのまま充填してもらうこと
- 買取りとは、買取店で車を査定をしてい買い取ってもらうこと
- 個人売買は名義変更に関するトラブル(自動車の名義変更をしないで事故を起こされ責任転嫁)や悪質なクレームに巻き込まれる可能性があるのでおすすめできない
- 新車の値引きを出しやすい時期は、決算月の3月や9月、ボーナスの時期の6月や12月に登録を間に合わせること。
- 値引きを期待したいなら、在庫車、展示車、新古車も検討すべき。
- 下取りの利点はディラーが煩わしい手続きを代行してくれることと納車まで下取り車に乗れること、全く価値のないような車に値段がつくこともあること
- 下取りの悪い点としては買取金額よりも安いことが多いこと
- 下取りで査定で安い金額になることを防ぐには査定相場を知っておくこと
ディーラーとの交渉で中古車下取り額を高くする方法は査定相場を知っておくことです。
goo買取査定のサイトは個人情報はメールのみ、車両入力情報が他のサイトよりもかなり細かいので正確な査定相場を知ることができます。