Windows10のRDP Wrapper Libraryの不具合を解消する

【2018/05/09追記】
コメント欄にて"さかもと"さんに有力な情報を頂きました。
"さかもと"さんのコメントの通りにiniファイルを書き換えると、
以前のようにステータスが正常になりました。ありがとうございます!

rfx000007.jpg



【2018/05/06追記】
現在、Windows10を"April 2018 Update"にアップデートすると、
再びRDP Wrapper LibraryがListenしなくなるようです。
※現時点の最新バージョンは"v1.6.2"です。

残念ながら、Windows10の大型アップデート→使用不可→RDPWrapperアプデ待ちという
イタチごっこからは抜け出せなさそうですね・・・。



【2018/03/22追記】
コメントにて、RDP Wrapper Libraryがバージョンアップされている旨、
教えていただきました。ありがとうございます!

確認したところ2017/12/28付でバージョンが"v1.6.2"になっており、
不具合が解消されたようです。

なので、下記ブログのような対処をしなくても、
再インストールかアップデートをすれば問題は解決しそうです。

【以下アップデート情報】
※引用元:RDP Wrapper Library v1.6.2
Installer updated
Include updated INI file for latest Windows builds
Added check for supported Windows versions
Added feature to take INI file from current directory
Added feature to restore rfxvmt.dll (missing in Windows 10 Home)
RDP Config updated
Added feature to allow custom start programs
MSI installation package added



【ここから本文】

Creators UpdateにしてからRDP Wrapper Libraryが使えなくなっていた
Fall Creators Updateで再度使えるようになることを期待したが、
残念ながら不具合は解消せず、"Not listening"のままだった。

rfx000000.JPG

もうダメかなと思っていたが、色々と調査をしていたら有力な書き込みを発見した。
試して見たところ不具合が解消したので、メモしておく。


RDP Wrapper Libraryの不具合を解消する


対処法としてはGitHubのRDP Wrapper Libraryの"issue"に書き込みがあった。
英語だったので、解読するのに時間がかかったが・・・。

Hi guys,

I have been looking around forums and tried to find the answer to install RDP Wrap correct the first time. I cant promise this will work for you, but it worked at 16 computers at my work. Hope it will help you.

Running Windows 10 Home - Version 1703 - Build 15063.674

1. Start by controlling the correct port in the firewall is open. "I work behind a firewall, so i turned off the firewall on the slave machines. Port 3389 <- not completely sure this is needed."
2. Download the x86 or x64 file from Download Link - markyi370 link.
3. Copy the rfxvmt.dll file into Windows\System32 and Windows\SysWOW64 (If the already is there rename it to rfxvmt.dllOld."
4. Start a CMD in administrator mode.
5. Dirrect to the folder, I always made a folder on my C drive. example for CMD command "cd C:\RDPWrap-v1.6.1"
6. First run a uninstall.bat "I don't know why, but if i didnt do it, it didt nok work"
7. Secound run install.bat
8. Third run update.bat
9. And as the last stop run RDPConf.exe in administrator mode.

If it didn't work the i repeated step 4-9 :D

I truly hope it will work for you as well.

※引用元:Listener is not listening on Win 10 Home (build 14997+) sDunkanさんコメント

このsDunkanさんのコメントを読んで実行してみることにする。
なんとなくの和訳&意訳で試した手順なので、完全に正しいとは言えないが。


まず初めに、Firewallで3389番ポートの穴空き確認をする。
Windows Firewall自体はインストール時に自動で空けてくれるので、
その他にFirewall的なものを使用していなければ問題ない。

次に、上記の引用にもあるように、markyi370さんのコメントのリンクから
32bit版または64bit版の"rfxvmt.dll"ファイルをダウンロードする。
実際はZIP圧縮されているので"rfxvmt.zip"となっているので、解凍して使用する。

次に、ダウンロードした"rfxvmt.dll"ファイルを、Windows\System32にコピーする。
引用元では"Windows\System32とWindows\SysWOW64にコピーする"となっているが、
Windows\System32へのコピーのみで問題なかった。

rfx000001.JPG

次に、"RDPWrap-v1.6.1"のフォルダを開く。

rfx000002.JPG

その中にある"uninstall.bat"を右クリックして"管理者として実行"を選択する。
処理が終わるのを待ち、"Successfully"と表示されているのを確認後、何かキーを押す。

rfx000003.JPG

次に、"install.bat"を右クリックして"管理者として実行"を選択する。
処理が終わるのを待ち、"Successfully"と表示されているのを確認後、何かキーを押す。

rfx000004.JPG

最後に念の為、"update.bat"を右クリックして"管理者として実行"を選択する。
今回はアップデートがなかったので、そのまま何かキーを押して終了する。

rfx000005.JPG

これで対処は完了になる。
"RDPConf.exe"を実行してListen状態を確認してみると・・・

rfx000006.JPG

やった!"Listening"になっている!
数ヶ月に渡り使えなくなっていたRDP Wrapper Libraryがやっと復活した!

まぁまたWindowsアップデートで使えなくなる可能性は高いが、
それまでは楽しませてもらうこととするか。


以上。



ひと目でわかる リモートデスクトップサービス WindowsServer2012版


この記事へのコメント

  • U

    こんにちは
    RDP Wrapper Library v1.6.1 を使おうとして上手く行かなかった際、こちらの情報を見つけました。
    それから自分で試した時の話でたまたまかもしれませんが、パソコン内のWindows Updateのバックアップフォルダ内にあったrfxvmt.dllをC:\Windows\System32の下にコピーしても動いたようです。
    それからしばらくたってまた使おうとしたらRemoteDesktop使えなくなって、もう一回再インストールから試そうとしたら
    RDP Wrapper Library v1.6.2
    が出ていて、 v1.6.2では
    「Added feature to restore rfxvmt.dll (missing in Windows 10 Home #194)」
    って、自分でrfxvmt.dllをごにょごにょしなくても良くなったようです。

    自分環境では、RDP Wrapper Library v1.6.2をインストールするだけで、RemoteDesktopが使えるようになりました。

    ご参考まで。
    2018年03月21日 16:38
  • Mazak

    Uさん
    コメントありがとうございます。

    確認したところ、2017/12/28付でv1.6.2がリリースされていたようです。
    「Added feature to restore rfxvmt.dll」となっていましたので、
    このバージョンをインストールすれば全て解決になりそうですね。
    貴重な情報ありがとうございます!
    今度アプデしてみます!
    2018年03月22日 20:23
  • さかもと

    April 2018 Updateの件はRDPWrapのissuesに挙げられていて主にmacchromeさんが解決策を出されています。rdpwrap.ini の[SLInit]の行の前に
    [10.0.17134.1]
    LocalOnlyPatch.x86=1
    LocalOnlyOffset.x86=AD738
    LocalOnlyCode.x86=jmpshort
    LocalOnlyPatch.x64=1
    LocalOnlyOffset.x64=925D1
    LocalOnlyCode.x64=jmpshort
    SingleUserPatch.x86=1
    SingleUserOffset.x86=36B0C
    SingleUserCode.x86=nop
    SingleUserPatch.x64=1
    SingleUserOffset.x64=18B64
    SingleUserCode.x64=Zero
    DefPolicyPatch.x86=1
    DefPolicyOffset.x86=33569
    DefPolicyCode.x86=CDefPolicy_Query_eax_ecx
    DefPolicyPatch.x64=1
    DefPolicyOffset.x64=10E72
    DefPolicyCode.x64=CDefPolicy_Query_eax_rcx
    SLInitHook.x86=1
    SLInitOffset.x86=474AD
    SLInitFunc.x86=New_CSLQuery_Initialize
    SLInitHook.x64=1
    SLInitOffset.x64=22E6C
    SLInitFunc.x64=New_CSLQuery_Initialize

    と追加し、また、ファイルの末尾に
    [10.0.17134.1-SLInit]
    bInitialized.x86 =CBF38
    bServerSku.x86 =CBF3C
    lMaxUserSessions.x86 =CBF40
    bAppServerAllowed.x86 =CBF44
    bRemoteConnAllowed.x86=CBF48
    bMultimonAllowed.x86 =CBF4C
    ulMaxDebugSessions.x86=CBF50
    bFUSEnabled.x86 =CBF54

    bServerSku.x64 =F1378
    lMaxUserSessions.x64 =F137C
    bAppServerAllowed.x64 =F1380
    bInitialized.x64 =F2430
    bRemoteConnAllowed.x64=F2434
    bMultimonAllowed.x64 =F2438
    ulMaxDebugSessions.x64=F243C
    bFUSEnabled.x64 =F2440
    と追加してください
    2018年05月09日 16:19
  • Mazak

    さかもとさん
    情報提供ありがとうございます!

    教えて頂いた通りにiniファイルを書き換えたら、
    無事3389がListen状態に戻りました。

    要はiniファイルに新しいWindowsバージョンに関する
    記述がなかったということなのですね。

    大変助かりました!ありがとうございます!
    2018年05月09日 21:38

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