ベルモットとは

コナンの宿敵である黒の組織の幹部である。組織の中でも唯一コナンと灰原の正体を知っている人物でもある。
ボスとされる「あの方」に気に入られているようで、作中でも重要な人物とされている。
ハリウッド女優であるクリス・ヴィンヤードという表の顔を持っている。
性別を問わず変装をしたり、コナンの様に変声機を使わずとも人の声を真似ることができる。その変装能力の高さから「千の顔を持つ魔女」と呼ばれている。
組織のメンバーにも行動を悟らせない秘密主義であり、「A secret makes a woman woman. （女は秘密を着飾って美しくなる）」を口癖としている。

ベルモットの正体

本名はシャロン・ヴィンヤードである。シャロンはアカデミー賞を取った大女優で、ベルモットが表の顔として使っているクリス・ヴィンヤードの母親とされていた。だが実際のシャロンの年齢は若く、年老いたシャロンという顔はメイクと演技で偽った姿だった。その後、シャロンが死亡したという情報を流す。そしてメイクを外してクリス・ヴィンヤードという人物になりすましてシャロンの葬儀に参加した。それ以来、クリス・ヴィンヤードとして行動していいる。
夫は病死したという発言をしているが、本当に存在しているのかどうか、また子供の存在については謎になっている。

コナン達との関係

新一と蘭との関係

新一がコナンになる1年前、ベルモットは黒の組織でスパイをしていた赤井を殺すためにニューヨークで変装して通り魔殺人を犯そうとしていた。
その時ニューヨークに来ていた新一と蘭が通りかかり、ベルモットは蘭を殺そうとする。しかしベルモットが足を踏み外し、高所から落ちそうになった時、蘭と新一に助けらる。その時、新一に「人が人を殺す動機なんて、知ったこっちゃねーが…人が人を助ける理由に…論理的な思考は存在しねーだろ？」と言われ、ベルモットはこの事を恩義に思っているらしく、その後、いろんな場面でコナンや蘭を助ける。組織の中でも唯一コナンの正体を知っているが、その事実を組織の人間には伝えていない。なお、この一件以来、新一のことを「Cool Guy（クールガイ）」、蘭のことを「Angel（エンジェル）」と呼んでいる。
灰原哀に関しては、アポトキシンの研究に関わったことで、「彼女はこの世にいてはならない」と発言しており、実際に殺害しようとする場面も見られた。

新一の母・工藤有希子とは親友

有希子が役作りのために日本のマジシャン・黒羽盗一（怪盗キッドの父親で初代怪盗キッド）に変装術を習いに行きます。その時、ベルモットも変装を学びに来ており、それ以来、二人の交友が続いています。
「ミステリートレイン編」でベルモットと同じ列車に乗り合わせた有希子は息子の新一と敵対している組織の人間ということを知りながらも楽しげに話していました。ただ、普通の友達という関係ではなく、ベルモットは有希子に拳銃を突きつけたりしています。

銀の弾丸（シルバーブレット）

「銀の弾丸（シルバーブレット）」という単語が作中に出てくる。この言葉は黒の組織を壊滅させる危険がある人物に対して使われる名称になっている。
組織のボスは赤井秀一のことを「シルバーブレット」と称している。
しかしベルモットはコナンのことを「シルバーブレット」と呼んでいる。しかしこれはコナンを危険視しているのではなく、逆にコナンに何かを期待しているように見受けられる。その理由として「私の胸を貫いた彼なら…なれるかもしれない…長い間待ち望んだ…銀の弾丸（シルバーブレット）に…」という発言がある。
さらに赤井と比較して「シルバーブレットは1発あれば十分」と言っており、コナンのことを高く評価している。

ベルモットの謎

ベルモットの年齢

ベルモットがFBIのジョディーと対峙した際に「どうして歳をとらないの？」と質問されています。
ベルモットは20年前にジョディーの両親を殺害しています。当時8歳だったジョディーはベルモットの顔を覚えており、その時からベルモットの顔が変わっていないことを明らかにする。
ジョディーの両親を殺害した時の年齢を20歳だとしても、単純計算で40歳になっているはずだが、どう見てもベルモットは40際には見えない。

「あの方」との関係

黒の組織の一員であり、公安警察の人間でもある安室透から「組織のメンバーが知ったら驚くでしょうね…まさかあなたがボスの…」と意味深な発言がされている。以前、ボスからベルモットの携帯に「どうやら私はお前を自由にさせ過ぎたようだ。私の元に帰ってきておくれベルモット。」とメールが来たこともあり、明らかに特別視されている。このことから、ベルモットとボスの間には何かしらの繋がりがあるとされている。

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