ブログと宗教

お祈りの時間です。アバターに向かって願いを叫びましょう。

さあ、3ヵ月ぶりのアップデート初日だ!

公認プレイヤーどもの様子はどうなっているかな…

わずか3時間で、記事を5連発とは…。

ここからは、よりわかりやすくネトゲの闇を知れるように、対話形式で更新していきます。

ブロガー見習い:

なんで中村社長はいつもアップデート初日に記事を乱発するんすか?

こんなのSEO的に考えたらありえないっすよ。

神さま:

そう。画像をペタペタ貼るだけの記事を連打していると、グーグル様はお怒りになられるだろう。

やればやるほど週間単位で検索順位が下がり、将来的にマイナスになるだけだ。

ちょっと親切なマニュアル本ならば、そのような解説をどこでも書いているのだが。

ブロガー見習い:

ではなぜ、PVを1/5まで削っても反省をしないんですか!?

30過ぎた男の発想ならば、ありえないっすよ。

神さま:

ネトゲの世界は相対評価だからな。

外部ランキングサービスでは2位、PV的にも3位と4位の境界線をうろついている。

勝ち負けで言えば「勝ち」だから反省する必要もないということだろう。

ブロガー見習い:

そ…そんな…。

でも!!まるすけさんはカネに汚いってアンチは言うじゃないですか!!

なにかカネにつながる裏があるんじゃないですか!?

神さま:

むしろ逆で、中村社長はお金に対する執着心は薄い。

そうでなければ一時の気の迷いとはいえ、ブログから広告を外したりしないだろう。

も●けんさんも言ってたように「そんな発想する人がいるんだ!?」というのが、この業界での共通見解だ。

ブロガー見習い:

つまり、お金のためではなく、違う何かのために身を削っていると?

神さま:

そのとおり。

普段は赤ちゃんプレイをしつつも、アップデートが来たらここぞとばかりに記事を連打する…。

この変わらぬ生き方こそが己らしさであり、模範的な生き方であると信じているのだ。

ブロガー見習い:

そ…そんな…。

毎朝、お経を叫んでいる創価学会の人たちと変わらないじゃないですか…。

神さま:

創価学会員もカネのためじゃないのにがんばっているだろ?

何の得にもならないのに、どうしてあんな苦行を続けられるかわかるか?

ブロガー見習い:

んー。信仰心ってやつじゃないですか?

神さま:

それだけでは30点の回答だな。

人間は信仰心だけで得にならないことを続けられる生き物ではない。

アイドルオタクがいつか冷めるのと同じく、周りが冷めると自分も冷めるものなのだ。

ブロガー見習い:

そういえば創価学会もやたらと集会をしてますよね。

周りに同じことをしている人がいると、自分もがんばろうと思えるんでしょうか。

なるほど。ブログランキングって単なる競争ではないSNS的な側面もあるかもしれません。

神さま:

さらに創価学会の場合は、国政選挙でそれなりの議席を確保しているからな。

選挙活動の時期になると普段以上にみんな元気になっているぞ。

まんまる堂で例えるとアップデートやボス追加の時期みたいなものだ。

ブロガー見習い:

なるほど。普段から比較される仲間がいて、選挙シーズンは一時的にアツくなれる…。

ネトゲブログって完全に創価学会と変わらないんですね。

神さま:

そういうことだ。君もまんまる堂のように月間200万PVを目指して精進したまえよ。

ブロガー見習い:

はい!!ありがとうございました!!

秘書:

あのドワーフさん、うれしそうに去っていきましたね。

神さま:

人間が生きていくのに夢は必要だからな。

景品交換所があるからこそ、パチ屋で使ってはいけないカネを入れられるのと同じだ。

現実は景品交換所ではなくATMに向かうことになるとしても…だ。

秘書:

でも先生は月間300万PVのブログを自ら「ゴミ」と言い切って投げましたよね。

あの時はまだチャンネル登録6000人ぐらいで、再生数も10000前後でしたけど。

神さま:

いつかHIKAKINになれば億単位のカネが入るからだ。

どうせ夢を見続けるなら、ビッグな方がいいだろう?

秘書:

つまり創価学会ではなくイスラム教を選んだということですね。

おわり。