うちはド田舎で、地域の人はみな林業だったから多少お金持ってるとこは山を持ってた。
うちも林業だったから山を持ってる。そんなに大きい山ではないし広くもないと思うけど山は山。
うちの山に行くには沢ずたいに山を登り大きな切り株のところで左にまがり丘を越えたところにある。
沢までは軽トラで行くけど当然圏外。沢の左右の山は他人様の山で絶賛放置中。
うちの山も当然ながら完全に放置中。俺は小さい時になんどか山の管理として連れて行ってもらったくらい。
山は素人には危ない。子供の頃の思い出としては山からの帰り道、父親がいきなり動くなと言って静止させたこと。
ゆっくり動く分には攻撃してこないらしいのでそっとゆっくりその場を回避。
山には毒をもった蛇もいるし触れるとかぶれる植物もたくさんだしイノシシもいるし鹿もいるし猿は凶暴だし最近では熊もいるとのこと。
沢を歩くとヒルがくっつくのでタバコではがしたり。フンを見てイノシシの獣道を迂回したり。
足を滑らせて川まで落下もあるし親は一度ヘリコプターで救助されてる。
林業が今も日本で盛んだったら歩ける程度の歩道とかトラックが入れる程度の山道くらい作ってたと思うけど、林業が今からまた盛り上がるなんてありえないから整備することはないと思う。
持っててもしょうがないし手放したいけど売れないやつ。
どれだけ科学技術が発達しようが木材の需要は変わらない もし木材の輸入が制限されれば、それだけで荒れ果てた山林は宝の山に変わる 金にならないから誰も山の手入れをしないだけで...