七原くんシリーズの記事第二弾です。同じような境遇にいる人も多いと思いますし何気に底辺の人柱として社会の厳しさを反面教師で教えてくれる七原くん。
この記事を書いている時点の七原くんの現状は、データ入力のバイトからクレーム対応に左遷されており仕事を続けながら(教育係のサカイさんには一転して冷たくされてる)同時に派遣会社に登録、ビル掃除の仕事が決まった所です。尚、クレーム対応の会社には辞めるのか辞めないのかはっきりしろと怒られ「続けます」と答えたらしいです。賃貸マンションは今年いっぱいで追い出されることが決定し住居も探し中。派遣会社の仕事はもうすぐ始まる・・どうするの七原くん?という状況。
最近はBO、FX、競輪と給料前借りをしてはギャンブルで溶かすというかなりヤバイ精神状態に陥りつつあるようです。挽回できるのか七原くん?この動画の後にFX+競輪で全部溶かす。
会社には余計なことは言わない
七原くんは前のデータ入力会社で人柄が受けて仕事が続けられそうになった矢先に「賃貸マンションから追い出されるので岐阜に行くかも」という余計なことを会社に打ち明けてしまい、そのハッキリしない態度から信用が失墜、実質的にクビと宣告されるのと同等の左遷でクレーム担当に回されるという事態に陥りました。そこでクレーム担当をやっている最中でも、「派遣をやるかもしれないので辞めるかも」というまだ決まっていない余計なことを打ち明け上司に説教され、会社の教育係にも見放されている状況です。
会社側としてはアルバイトでも社員でも、仕事を途中で放り出すような態度は同じ仕事をする人達の足手まといになりますし余計な仕事が増えますよね。戦力外といってもいいでしょうね半ばあきれていると思います。アルバイトでも自分が任された仕事という責任があり、それを任せられるのに色々な人が業務について教えたりサポートしたりするわけです。いわばこの部分は会社の持ち出しで「教育費」になるわけです。これは長期的に戦力になるように育って欲しいという気持ちがあるからです。
転職するにも決定するまではアルバイトでも今の会社には絶対に言ってはいけません。同僚にもです。「○○さん辞めるらしいよ」という話がすぐに伝染します。女子社員などはあっという間です。さらに借金があろうとマンションを追い出されようとも、これも口言は無用です。ホームレスになってもネカフェから当面通いましょう。こういう私生活の問題を会社に持ち込むというのは、かなりのマイナス査定になります。特に借金問題は会社に督促電話が来たり、給料差し押さえがくる可能性を示唆します。
派遣に溺れると抜け出せなくなる
七原くんはついこの前まで正社員を目指していましたよね。10日以上経ってからお祈りメールが来て激怒していましたが、そこからどういうわけか派遣会社に登録する方向に動いているようです。確かに派遣は楽ですよね。面接があってないようなものです。人間力がなかろうがキャリアがなかろうが派遣会社がバックアップし担当者が面接もカバーしてくれる。これなら面接で落とされる心配も最初の方は無いと思います。
”最初の方”というのは、派遣で紹介された仕事をすぐに辞めたりバックレたり、派遣会社の信用を傷つける行為をしていたり、仕事を続ける忍耐力がない事を露呈してしまうことにより、派遣会社は企業に対して適任者を紹介できなくなるからです。こうなるともうまともな仕事は紹介されませんよね。紹介されたとしても「キツイ」「安い」「ブラック」など人が定着しないような万年人不足なブラック企業しか無くなるということです。七原くんではハードルがさらに上がります。
確かに正社員は面接も厳しいですしハードルは高いですが、このハードルが高いからこそ待遇もいいですし安定するのです。派遣を続けて年齢を重ねていくと履歴書には派遣しかキャリアが記載されなくなり、派遣止まりの能力であることが露呈されます。こうなると正社員は難しいですし、派遣も年齢を重ねると33歳位から紹介してもらえる仕事が少なくなります。30代ならまだいいですが、50歳越えたらどうでしょうか?特に肉体労働は厳しですよね。ですがデスクワークできますか?企業が雇いますか50歳すぎの派遣者を?ですから派遣は若いときには仕事が豊富で便利なのですが、派遣で重ねたキャリアは中高年になった時に非常にデメリットとなるのです。
自分の適性に合った仕事を選ばないと・・
七原くんは派遣の仕事で掃除を選びました。この掃除はビルの掃除をするようですが、要はオフィスビルですよね。七原くんはトイレ掃除は得意と張り切っていますが、トイレ掃除は掃除のおばさんがやる掃除、オフィスビルは床をポリッシャーで掃除してワックスをかける重労働です。ここでも認識がズレてますが、七原くんは以前エアコンの仕事でかなりシンドイ思いをしていましたよね。たまたま仕事を1日だけ入れた肉体労働だからまだマシで、これがビル掃除の仕事を毎日やるとなると、まず続かないだろうなと思います。
七原くんは常に自分の適正に合った仕事を選んでいないというのが正直な感想です。データ入力などは正確性を求められるのでイージーミスを連発する七原くんには向きませんし、肉体労働も向きません。唯一介護職が向いているなと思ったのですが、会社で配信が噂になり辞めてしまいました。介護は性格が明るく老人にも人気が出ると思いますし、正確さを要求される仕事もありません。仕事のキャリアを作るにはまず自分の適正を考えないとダメですよね。ですから今回の派遣の掃除の仕事もすぐに辞めてしまうだろうなと思っています。
アルバイトでも信用と評価を受ける
仕事でもアルバイトと正社員など区別しないで、任された仕事は責任を持って取り組み、要求された仕事以上の成果を出してみましょう。アルバイトでも早めに出勤して掃除するとか、覚えたことはメモしてマニュアル化しておくとか、「あっコイツできるな」と思わせることです。信用を勝ち取ると今の仕事以上の責任のある仕事を任されることもあるかもしれません。その先には正社員への昇格ですよね。仕事の信頼を経て始めてニーズが生まれますから、自分の方からウォンツばかりで待遇やら給料だけ気にして、必要最低限の仕事しかしないような態度の人へは会社はそれ以上の評価はしないということです。
アルバイトでも信用と成果を意識してみる。上司に一目を置かれる存在になる。仕事を途中で投げ出さない、辞めない。例えばコンビニバイトなどはその典型ですよね。本当にしっかり働く優秀な人は店長代理→店長になる人も多くいるようです。アルバイトだから責任のない仕事をしているわけではないということです。あなたの仕事に対する姿勢を見ている人は必ずいますからね。
弱点は意識すればカバーできる
七原くんの例えば「イージーミス連発」についても、最終チェックを何回もすることでミスを回避できますし、自分の作業チェック表を作れば途中でもチェックは可能です。人にチェックされて間違いを指摘されることほど「使えない感」を印象づけてしまうことはありません。仕事が早くてもミスだらけの仕事をする人は信用されません。
コミュ障だったら話しやすい人から仲良くなってその人の仕事を手伝ってあげるとか、人に対する優しさを持って仕事に取り組むことですね。口数が少なくても仕事ができれば問題ないです。仕事に対するコミュニケーションはできるわけですから。私は若い時(正社員)に営業が苦手でしたし同僚とはあまりうまくコミュニケーションできませんでしたが仕事の取り組みを社長から評価され、社長直々に裏金をもらっていました。会社に対して貢献できればどんな形だっていいのです。
人間力を高める
仕事で一人前になるには”人間力を高める”これに尽きます。人間力を高めるには、様々な修羅場も乗り越えていかねばなりません。その対応力や経験がさらに自分を強くするのです。その人間力強化を借金に対して使っていくのではなく、仕事に対していくつもの課題を乗り越えていくようにしたいです。
営業が得意でない人は営業を避けるかもしれませんが、自分が不得意な営業をしたからこそ弱点をカバーできるのです。仕事でも嫌なことでもすぐに逃げずにそこで踏ん張り考え対処していくことで、さらに難しい問題でも乗り越える度量がついていきます。アルバイトでも正社員でもフリーランスでもニートでも、今できる事を最大限にがんばって、成果を上げ信用を得ていきましょう。仕事を辞めるのは信用を築いてからです。こういう事を続けていけば、それが連鎖し強い人間になり、あらゆるジャンルや業界でも通用する人間力を身につけることができます。
さらにキャリアアップをして専門家としてのオーソリティも高めていけば、給料も比例して上がることになります。アルバイトだからと言って自分がやりたくないことをすぐに放り出し、会社の人達に迷惑をかけ続けていれば、耐性がなく最悪の中高年を迎えることになるでしょう。そんな逃げてばかりの人を誰が雇いますか?派遣人生の本当の修羅場は50歳からなのです。
七原くんはいつその事に気付くでしょうか・・・。派遣の掃除の報告動画が楽しみです。七原くんはいつだって体を張って反面教師の見本を見せてくれます。最高のエンターティナーです。
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