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ヤマレコ

記録ID: 1479869 全員に公開 ハイキング甲信越

松平山親子遭難捜索【ヤマレコの力を】

日程 2018年05月27日(日) ~ 2018年05月28日(月)
メンバー
天候快晴無風霞あり
アクセス
利用交通機関
車・バイク

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地図/標高グラフ

  • 地図
  • 航空写真
  • 地下街
  • 地形図
900 m
Created with Highcharts 6.1.0距離 (km)SRTM 標高 (m)0km2.5km5km7.5km10km12.5km15km17.5km400m600m800m1000m
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表示切替:

コースタイム [注]

1日目
山行
10時間25分
休憩
4分
合計
10時間29分
Sスタート地点08:3209:43山葵山09:4610:52松平山10:5319:01宿泊地
2日目
山行
2時間13分
休憩
0分
合計
2時間13分
宿泊地07:2408:08松平山08:56山葵山09:37ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
最後は電池切れでスマホが力尽きました😓
コース状況/
危険箇所等
【登山口~松平山山頂】まで雪渓のトラバースは無くなってます。北東面にあたる金鉢山方面の沢はまだかなりの雪渓が残る。親子が八合目で引き返し下山したならば、こちらに降りる可能性もあると思ってます。
【松平山山頂~大日清水】
雪渓のトラバースは無くなってます。登山道上は尾根の三川側に6箇所程窪地に雪が残ります。また、裏五頭側はまだ大規模な雪渓が残ってる沢あり。
【大日清水~以下の沢】
前回水場にあった雪渓は大きく後退。露出した沢を下りなければなりません。ロープによる懸垂下降二カ所。その先は更に懸垂下降しなければならず、ロープ無しでは不可能に。雨で流されてる可能性もあるのだが…。
【松平山直下の沢】
松平山から縦走路に向けて滑落しそうな三番目にあたる沢から降りる。登山道脇から細い傾斜のある雪渓、そこから入渓。
東コクラ沢本流まで降りると大規模な雪渓崩壊があり下流側探索は困難。よって、北側上流に向かっトライアングル。山頂直下の沢筋に出る。

写真

どの沢も登山道脇からは雪渓がつながってます。滑落するにせよ、自ら降るにせよ~
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どの沢も登山道脇からは雪渓がつながってます。滑落するにせよ、自ら降るにせよ~
キックステップを刻めなければ上がって来れない勾配。
2018年05月27日 14:48撮影 by F-01J, FUJITSU
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キックステップを刻めなければ上がって来れない勾配。
1
雪渓は所々で切れて最深部への侵入を難しくするが、雪が有れば行けてしまう。
2018年05月27日 14:50撮影 by F-01J, FUJITSU
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雪渓は所々で切れて最深部への侵入を難しくするが、雪が有れば行けてしまう。
懸垂下降の場面の雪の付き方は当時はどうなんだろ?
2018年05月27日 14:58撮影 by F-01J, FUJITSU
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懸垂下降の場面の雪の付き方は当時はどうなんだろ?
手持ちのロープ二本を使い切り、ここからは上流の支流を上がって行きます。
2018年05月27日 15:18撮影 by F-01J, FUJITSU
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手持ちのロープ二本を使い切り、ここからは上流の支流を上がって行きます。
雪渓の末端がこんな単純であれば楽なんだが~💦
2018年05月27日 15:44撮影 by F-01J, FUJITSU
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雪渓の末端がこんな単純であれば楽なんだが~💦
※ここからの写真は順不同
時系列無視になります💧
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時系列無視になります💧
登りは比較的楽。
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登りは比較的楽。
当時はつながってた雪渓も、今となっては危うい雪渓や不安定な雪渓の連続。
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当時はつながってた雪渓も、今となっては危うい雪渓や不安定な雪渓の連続。
捜索に協力してもらったT君はびしょ濡れ覚悟で一番安全な沢本流を攻めてました😅
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捜索に協力してもらったT君はびしょ濡れ覚悟で一番安全な沢本流を攻めてました😅
私もこれくらいなら😅
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私もこれくらいなら😅
雪渓の厚みや地形を読んで探り探り進む。
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雪渓の厚みや地形を読んで探り探り進む。
こんな感じは沢に入り込むのが一番安全だったりする。
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こんな感じは沢に入り込むのが一番安全だったりする。
1
どう行くべきか…
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どう行くべきか…
雪渓の下はこんな感じで空洞になっている。
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雪渓の下はこんな感じで空洞になっている。
2
基本は淵を歩く。
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基本は淵を歩く。
時には高巻いたり、藪こぎしたり。
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時には高巻いたり、藪こぎしたり。
松平山山頂に向かい日暮れを待ちます。
2018年05月27日 18:45撮影 by F-01J, FUJITSU
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松平山山頂に向かい日暮れを待ちます。
松平山から宿営地の水場まで(民家の灯りと街の明かりが見える場所)ビバーク地点が縦走路に該当地点があるのか検証します。
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松平山から宿営地の水場まで(民家の灯りと街の明かりが見える場所)ビバーク地点が縦走路に該当地点があるのか検証します。

感想/記録
by Yasyy

遭難された親子は5月29日午前に発見されたようです。

家族の願いも空しく、残念ながら生きて家族の元に戻る事はありませんでしたが、それでも、捜索に携わった方々の、家族の元に返したいとの執念と思いの結果だと思います。

そして、私のレポート書き込みの途中での発見のニュースで、少し文章に整合さにかける部分もあるかも知れませんがご容赦願います。

お二人のなきがらは松平山山頂から南西へ1.7キロのコクラ沢で見つかったとしてます。その場所は東コクラ沢と言うそうで、昨日私達が探した更に下流になります。
捜索は標高550メートル付近の本流と支流の出合迄探したかったのですが、手持ちの二本のロープをデポする必要があり、更なる下流まで到達出来ませんでした。

なきがらの損傷も激しかったとのことですが、発見ポイントから滑落では無く、増水した沢で流されたのだと考えてます。

たとえ当日は雪渓がつながってたとしても、途中かなりの落差の懸垂下降があり、どの辺まで雪渓を歩けたかは判りません。しかし、もっと上で、二人は救助を待ってたと推測します。
数日間は……。

もっと敏速に雪渓上部の沢を捜索出来てればと悔やんでも悔やみきれない。



以下は、この事案で学んだことと思いです。

前回の投稿で情報の提供を呼びかけましたが、公開コメントでは一件も頂く事が出来ませんでした。自分の発信力の無さを痛感しました。

それでも、ダイレクトメールで数件情報や捜索に協力したい旨、連絡を頂き有難うございました。
私としては、この親子遭難の件で少しでも情報を頂き、意見や、推測又は、忠告や問題提起を頂き、掲示板的な活発なやり取りを通し、情報共有や情報の信憑性を高められればと思いました。

そこで、ヤマレコには、こういった山岳遭難での掲示板の開設をしてもらえたらと考えました。更には、公共の遭難機関や各捜索対策協議会等とタイアップして、捜索時にログを付け、『みんなの足跡』なような捜索範囲に係る情報を共有出来ないものでしょうか。
色んなハードルはあるのでしょうが何とか実用化に繋げていってもらいたい。

それとも、私が知らないだけで、既に存在してるのでしょうか?

公共組織がダメでも、個人的に隊員の中で何人か捜索時にログを付けて、その遭難事案をヤマレコ内で立ち上げ集約すれば、捜索範囲の共有が行え、効率的に次の捜索に繋がるとおもうのです。これも、業務中として、認めないのであればあまりにも硬直的。この場合は申請すれば許可するなど、柔軟な対応が在るべきと思います。

二次災害を助長する、捜索の撹乱情報になる、色んな見方や問題点もあると思いますが、ヤマレコユーザーの力と見識を信じたいと思います。


最後に…、今となっては後出しに成りますが、夜縦走路を探索し、基本的には『町灯りが見える』の表現になるような場所が幾つかあったのですが、ビバーク地点の『民家の灯りと遠くに街灯り』の表現に近い場所が、松平山から五頭に向かう縦走路の中、大荒川山への登りで一カ所だけありました。
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