日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
囲み取材
かこみしゅざい
本来、囲み取材は非公式な会見であるが、時には公式会見を囲み取材の形で行うこともある。小泉純一郎は首相在任時、記者クラブとの合意により、1日2回の囲み会見を行ったのが、その典型例である。その後も歴代首相は定期的な囲み取材に応じてきたが、2012年(平成24)12月に首相に就任した安倍晋三(あべしんぞう)は、首脳の発言の重要性と国益に対する影響を考えれば、その発言は「情勢を把握し熟慮したものでなければならない」として、ぶら下がり会見を廃止。その分、公式会見を増やしている。[編集部]
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