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ASIC(読み)えーしっく、えいしっく

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

ASIC

Application Specific Integrated Circuitの略で、特定用途のために製造されるハードウェア(ICチップ)のこと。汎用プロセッサーと異なり、設計時に決めた処理しか行なえないが、同じ処理をソフトウェアで行なうのに比べて大幅に高速化されている。

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デジタル大辞泉の解説

エー‐エス‐アイシー【ASIC】[application specific integrated circuit]

application specific integrated circuit》⇒エーシック(ASIC)

エーシック【ASIC】[application specific integrated circuit]

application specific integrated circuit》特定用途向け集積回路。標準的メモリー、汎用集積回路と異なり、特定の用途のために、特別に設計された集積回路。

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カメラマン写真用語辞典の解説

ASIC

 Application Specific Integrated Circuit の略。特別に用途を決めたIC(集積回路)のことだが、デジタルカメラでは画像処理のメイン回路を指すことが多い。つまり、一般に「映像エンジン」とか「画像処理エンジン」と呼ばれているものだ。メーカーによってはDSPDigital Signal Processor)という言葉を使う場合もあるが、これもオーディオからカメラまで広い範囲で使われる用語である。

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IT用語がわかる辞典の解説

エーシック【ASIC】

特定用途のために設計・生産されるICの総称。特定の顧客の要求に応じたカスタムICや、半導体メーカーの主導で特定用途のために設計・開発し一般の顧客に対して販売されるASSPなど。◇「application specific integrated circuit」の頭文字から。「特定用途向けIC」ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ASIC
えーえすあいしー

顧客の好みにこたえる半導体集積回路(IC)を短時間で提供できるセミカスタムICのこと。Application Specific Integrated Circuitsの略語で、特定用途向けICとも訳される。フルカスタムICは開発費が高く、開発期間も長く、数量の関係から市場の要求に即応しがたいのに対し、ASICはいくぶん高価につくが、設計に自由度があり、開発期間も短時間ですむので、市場への追従性はよい。
 ASICは最適化設計により最短距離の回路が選ばれるため、小形、軽量で高性能、好みに応じた容器に実装されたICとなる。ホストコンピュータに自分のワークステーションを接続して自由に設計ができるので製品の守秘も可能である。ASICを実現させるには〔1〕ゲート利用にむだが多く、設計の自由度は少ない安価なゲートアレー、〔2〕自由度は大きくむだは少ないが、開発期間の長いスタンダードセル、〔3〕設計の自由度に限界はあるものの論理演算に適したCPU、〔4〕組合せ論理により論理関数を簡単につくれるPLD方式などがあり、目的に応じて使い分けている。[岩田倫典]

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