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ファンタジー映画かと思いきや、ガチのバトル映画だった!モフモフのうさちゃんたちは超キュートな『ピーターラビット』

動物映画は大好きで、動物が主役ってだけでいつも観ているんですが、どうも『ピーターラビット』の予告だけは心動かされなくて・・・(笑)

うーんどうしようかな〜、あんまり心惹かれないな〜とか思っていたら、各所から「これはヤクザ映画だ!」「トチ狂ってやがる!」と声が上がっているのをみて「うさぎのヤクザ映画・・・?俄然気になる。」と、急に心動かされて鑑賞してきました(笑)

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SNSがいかにマーケティングとして影響力があるか思い知らされますね。

ピーターラビット

監督 ウィル・グラック
脚本 ロブ・ライバー
ウィル・グラック
出演者 ジェームズ・コーデン
ローズ・バーン
ドーナル・グリーソン
サム・ニール
デイジー・リドリー
エリザベス・デビッキ
マーゴット・ロビー
公開 2018年
製作国 アメリカ合衆国

あらすじ

ピーターは世界で一番幸せなウサギ。
たくさんの仲間に囲まれ、画家のビアという心優しい大親友もいる。
亡き両親のことを想うと寂しいけれど、ビアの存在がすべてを吹き飛ばしてくれる。

ところがある日、大都会ロンドンから潔癖症で動物嫌いのマグレガーが隣に引っ越してきたことで、ピーターの生活は一変!
今までの幸せを守りたいピーターと、あの手この手で動物たちを追い払おうとするマグレガーとの争いはエスカレート。
さらにビアへの“恋心”も絡まって思わぬ大事件に発展!
ピーターはあるミッションを秘めて、初めてのロンドンへ向かうのだが——。(公式サイトより)

2018年に公開された3DCGアニメーション映画。
原作は日本人でもよく知っているであろう、ビアトリクス・ボター原作の絵本『ピーターラビット』
実は『ピーターラビット』の実写化は本作が初めて

監督は『ANNIE/アニー』ウィル・ブラック
主演のピーターラビットの声を演じたのは、イギリスの超人気バラエティ番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』で人気のジェームズ・コーデンが務めています。

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後述しますが、そのほかのキャラクターの声を担当している役者もめちゃくちゃ豪華なんです。

確かにヤクザ映画だった

おお・・・めちゃくちゃハードなヤクザものみたいなバトル映画だった・・・
ピーターラビットはめちゃくちゃキュートなのに、やっていることがえげつない!!
マジで人間を殺しにかかってるし、人間側もマジでピーターを殺しにかかってるんですよ。

映画ですら放映コードギリギリなような気がしますが、いやこれよく原作側オッケー出しましたね(笑)
お恥ずかしながら原作を読んだことがなくて、もっとファンタジーな物語を想像していたので、ある意味予想をかなり裏切られました

鑑賞後に原作はどんなものなのか調べてみたら、映画のストーリーや劇中のピーターのキャラクターは原作と同じような感じなんですね。

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ほわんとしたイラストから勝手に、ピーターはおっとりしていて内気なキャラクターなのかと思ってたよ!

ピーターたちうさぎちゃんそのものは非常にかわいくて、もふもふしたくてたまりませんでした
抱っこしたい、ああ抱っこしたい〜!
おでこごっつんこして、ごめんなさいしている姿がめちゃくちゃ愛らしいですね。

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ちなみに私はベンジャミン推しです。

エンドロールが終了したあとに、一般の方が飼っているうさぎの写真を流すシーンがあるのですが(映画公開前にキャンペーンがやってたのかな?)、あれは完全に蛇足だったなあ(笑)
うさぎ飼っている方には申し訳ないけど・・・(笑)
一応フォローしておくと、みなさんのうさちゃんはめちゃくちゃかわいかったですよ!!

自分たちの庭と、大切なビアを守るためにピーターが大暴れ!

ストーリーは原作の1作目、『ピーターラビットのおはなし』現代風にアレンジ
自分たちの平穏な日常を守りたいピーターたちと、害獣であるうさぎを駆除したい人間のマクレガーが激しいバトルを繰り広げるはちゃめちゃなファンタジーコメディです。

歌あり、ダンスありの演出はオシャレで今っぽくてよかったですね。
音楽の使い方がうまくて、すごく楽しかったです。
ただしストーリーの部分は気になる点の方が多かったです。

ストーリーはシンプル。子ども向けを意識したのかな?
さくさくお話が進んでいくので飽きることもありませんが、唐突に展開が動くことが多くてびっくりすることも
クライマックスでは「ダイジェストでどうぞ。」ってフロプシー(ピーターの妹の1匹)のナレーションが入るのですが、その前の本編でも時々ダイジェストのようにサクサク話が進んでいくところがありました。

ピーターとマクレガーが激しいバトルを繰り広げるのがメインなので、そのほかは極力はぶきました、ということなのかな。
マクレガーとミアが恋に落ちるのも突然だし、それこそクライマックスはかなり駆け足でしたね。

ピーターとマクレガーがもっとお互いの距離を縮めるシーンがあってもよかったんじゃないかな〜
最初から最後までバトルしあってて、本気でお互い殺しにかかっているのはそれはそれで面白かったのですが(笑)、マジで殺しあった分、友情もがっつり深めて欲しかったな〜

あとはブラックジョークがききすぎて、下品・やりすぎと感じてしまうシーンも。

ブラックベリーのシーンは人によっては完全にアウトだもんなあ。
あそこからシリアスな展開にもっていくならまだしも、コメディな処理の仕方にしちゃってたしね。

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「批判しないでね!」ってピーターがウインクかました時点でこりゃやるな・・・と予想はつきましたが(笑)

映画でやることにたいしてマジになっちゃおしまいだと思っていますが、なんだろうな、『ピーターラビット』でやっちゃいかんでしょ!(笑)

正直これがファミリー映画かといわれると、ちょっと首をかしげてしまうかも。
動物が住んでいたところに人間が住み始めたのだから、人間と動物はともに共存していくべき、というメッセージも伝わってきますが、ピーターとマクレガーのバトルがあんまりにも過激なもんで、道徳心とは?と思ってしまいますね(笑)

ぶっちゃけマクレガーの方が被害者なのに、それを無理やりピーターをヒーローに仕立てていいお話だーって方向に持っていったのがよくなかったのかな〜
そのストーリー構成こそが皮肉的な意味合いがあるのかな。

・・・ストーリーにつっこむのはやめて、ピーターとマクレガーのバトルを楽しむのがこの映画を一番心から楽しめそうですね

ピーターたちかわいい〜!

ストーリーはイマイチでも、ピーターたちはめちゃくちゃかわいい。最高にキュート。
本当にかわいい、ああ友達になりたい。いっぱいエサあげたい。

CGもよくできてますよね。本当にピーターたちが現実にいるみたいでした。
表情も豊かでまるで人間のよう。

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耳がそのときの感情によって上がったり下がったりするのは、きちんとうさぎでした(笑)

ピーターはいたずら好きのお茶目な男の子
飄々としていて、おもしろいジョークばっかり言うんですよ。

もっとおとなしくて内向的な男の子なのかな〜と思っていたので、あまりのハジけっぷりに驚きました
やりすぎだろ!と思うくらい(笑)

本作ではピーターの他に彼の家族、いとこが出てきます。
ピーターの妹三姉妹の、フロプシーモプシーカトンテール、いとこのベンジャミンの4匹。

三姉妹もそれぞれ個性があってかわいいですが、やっぱりベンジャミンが一番かわいいな〜!!
ベンジャミンの、丸顔たれ耳にぽっちゃりした見た目と気弱な感じがたまらない〜!
抱っこしたい、ああすりすりしたい。

うさぎそれぞれの顔の特徴が違うのも、よくできていて感心しました。
ベンジャミンは口元が一番「ω」ってなっててかわいい。

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ベンジャミンのゆる〜っとした顔にメロメロですわ。

あとはうさぎたちが走ってる姿がかわいいんですよ。
状況的には緊迫しているのですが、走りながらおしりがぴょこぴょこしているのをみると、つい癒されちゃいますね。

そういえば本編の序盤でピーターたちの生い立ちを紹介するシーンがありまして、絵本の挿絵のイラストで描かれていて感動しました
お父さんがパイにされてしまう姿もしっかり描写されていて・・・おお・・・

ピーターラビットに登場するキャラクターも、たくさん本編でも登場していました。
カエルとかキツネとかは私もみたことがありました。

声優キャスト、実は超豪華なんです

ピーターが歌を歌うシーンがあって、妙に歌上手いなこのピーター!と思っていたら、まさかのジェームズ・コーデン

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ああどうりで歌が上手いわけだ(笑)

ジェームズ・コーデンというと彼がやっているコメディ番組のイメージがあったのですが、もともと俳優や歌手をやっているんですね。

ピーターのキャラにジェームズ・コーデンのキャラがぴったり合ってました。

さらにその他のキャラクターを演じる役者も豪華。
三姉妹のフロプシー、モプシー、カトンテールはそれぞれマーゴット・ロビーエリザベス・デビッキデイジーリドリーが演じています!
なんと豪華な女性陣!

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聞いたことある気がする・・・と思いながら過ごしていたので、エンドロールみたときはビックリしました。

マクレガー役のドーナル・グリーソンのキレっぷりも最高でしたね!
彼は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でハックス将軍を演じていますよ。

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きれいな顔立ちしてますわ〜

日本語吹き替えもおもしろいようなので(特に鶏を演じた千葉繁さん)、どちらで観てもよさそうですね!

うつくしいイギリスの田舎風景、そして壮絶なバトルシーン

本作の注目ポイントは、やっぱりピーターたちとマクレガーが繰り広げる、壮絶なバトルシーン!!

ピーターたちが暮らすのは、イギリスの湖水地方。
のどかな田舎町で、木々や川、湖、草花などのうつくしい風景に目が癒されます

そしてそんな中で勃発する激しい攻防戦
このやり取りが本気すぎてめちゃくちゃお腹抱えて笑いました。

本当にこれ目当てで観て欲しいってくらいおもしろかった!
何回もクドイほど言いますがまじでこいつら殺りあってるんですよ!

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彼らの本気で戦い合っている姿勢がシュールです。

例えば、ピーターたちを追い出すためにマクレガーが電気網を庭に張っても、ピーターたちは配線を変えてかわすんですよね。

さらにピーターたちはマクレガーをの家に乗り込んで、ネズミ捕りを噛ませたりほうきをぶつけたり、しまいには庭の果物をマクレガーに投げまくる!
ここまでやるか!?ってほど両者が暴れまくってます。

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ぼっこぼこにされるマクレガーがちょっとかわいそう(笑)

ちなみちマクレガーは潔癖症なところはあるんだけど、仕事に対して誇りを持っていたり、ピーターたちとの戦いの中でちょっとした優しさをみせたりと、実はいいやつだったりもします。

ベンジャミンを捕まえて橋から川に落とそうとするときのためらいとか、人を助けるのが好きだからハロッズの仕事が好きだとか。

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もっとマクレガーの視点のシーンもあったらよかったのにな〜

マクレガーとピーターの恋の(?)攻防戦もおもしろい。
特に初めての一騎打ちのシーンはめちゃくちゃおもしろい。
ビアがいるところでは仲良くしているフリをして、ビアがいなくなると殴り合う。
このときのやりとりもテンポよくておもしろかったー!

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トマトと爆弾を投げ合うシーンは大爆笑!

音楽の入れ方もオシャレでかっこいい演出で、今風になってます。
選曲もファンタジーな曲じゃなく、ヒップホップやポップスなどのノリノリな曲が多くてイカしてました。

総評

ストーリー
(3.0)
キャラクター
(4.0)
キャスト
(5.0)
演出
(3.0)
映像・音響
(4.0)
総合評価
(3.5)

良かった点

  • ピーターたちが超かわいい
  • バトルシーンがえげつなくて最高
  • 音楽の使い方がクール

とにかくピーターとマクレガーのバトルシーンがアツい!!

悪かった点

  • ストーリーがめちゃくちゃ
  • 端折った展開が多い

バトルシーンが最高だった一方、ストーリーはなぜそうなった?と思う部分がありました。

まとめ

ストーリーは崩壊気味でしたが、ピーターとマクレガーによる壮絶なバトルは最高に楽しかったです。
ピーターたちうさぎの愉快で愛らしい姿もかわいい!

うさぎちゃんたちと、本気の殺し合いを観るだけでも、本作を映画館で鑑賞する価値は十分にありますね(笑)

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