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「滝沢秀明の火山探検紀行~巨大カルデラの謎に迫る」2018年5月30日 夜9時?

「滝沢秀明の火山探検紀行~巨大カルデラの謎に迫る」2018年5月30日 夜9時?

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過去1万年で地球上最大の噴火を起こした鹿児島沖に潜む鬼界カルデラ。
この巨大火山を俳優の滝沢秀明さんが徹底的に探検し、最新調査にも参加。
その成果は、2018年2月、科学誌サイエンティフィック・レポーツに世界を驚かせる発見として掲載された。
番組では、滝沢さんの探検の一部始終に密着!

今回の舞台の地図
今回の舞台の地図

 人気アイドル・俳優でおなじみの“タッキー”こと滝沢秀明さんは、ここ数年、世界各地の秘境探検に挑んできた。中でも、滝沢さんがいま強くひかれているのが火山だ。地球内部の活動を目の当たりにでき、「地球の鼓動」を直に感じられる火山に大きな魅力を感じるようになったという。
 いま、世界が注目する火山が日本にある。鹿児島県薩摩半島の南方60キロ沖の海底火山“鬼界カルデラ”だ。東西22キロ南北19キロもの火口を持ち、7300年前に過去1万年で地球最大の噴火を起こした超巨大火山だ。噴火の規模は普通の噴火の数千倍以上もあり、当時、南九州で暮らしていた縄文人を壊滅させた。もし、いま同様の噴火がいま起こると、東北地方にまで火山灰を撒き散らし、都市機能を完全に麻痺させるほどの甚大な被害をもたらすとされる。しかし、巨大カルデラの噴火発生のメカニズムはほとんど分かっておらず、長い間、謎に包まれてきた。

滝沢さんが探検に挑む薩摩硫黄島と、海の下に潜む巨大火山“鬼界カルデラ”
滝沢さんが探検に挑む薩摩硫黄島と、海の下に潜む巨大火山“鬼界カルデラ”
鬼界カルデラの謎を秘めた薩摩硫黄島の活火山・硫黄岳火口に降りる
鬼界カルデラの謎を秘めた薩摩硫黄島の活火山・硫黄岳火口に降りる

 この鬼界カルデラの探検に滝沢さんが挑む。まず向かったのは、鬼界カルデラの一部が海上に現れている薩摩硫黄島、そこにそびえる日本有数の活火山・硫黄岳だ。山頂の火口からは、900度を超す火山ガスが大量に噴出。この超高温のガスに、鬼界カルデラの謎を解き明かすヒントが隠されていた。
 しかし、硫黄岳は鬼界カルデラのほんの一部に過ぎない。鬼界カルデラの巨大な火口の大半は、海の中に潜んでいる。今回、滝沢さんはその巨大な海底火山にもダイビングで大接近した。

高さ数百メートル、長さ数キロにわたり続く巨大な水中絶壁。

海底から噴出する大量の火山ガスが作る不思議な“泡のカーテン”。

そして、膨大な熱水によって七色に変色した海の水。

次々と現れる神秘的な絶景の中を徹底的に探検した。

 さらに、今回の探検には、ある重要なミッションがあった。実は、鬼界カルデラではこれまで神戸大学が中心となって海面からの探査が行われていたが、カルデラ中央部の海底に山のような“謎の高まり”を見つけていた。それは一体何なのか?今回、この謎を明らかにするために、人の手による“謎の高まり”からの岩石採集が初めて計画され、滝沢さんがその大役を任されたのだ。
 現場は黒潮と波浪が激しい海。技術的にも難しい潜水をこなし、5箇所で岩石の採取に成功した。岩石を分析した結果、“謎の高まり”は7300年前に起こったカルデラ噴火の後に、新たに溶岩がたまって盛りあがった世界最大級の“溶岩ドーム”であることが判明した。今回の成果は、将来の噴火予測につながる重大な発見として、イギリスの科学誌サイエンティフィック・レポーツにも掲載された。そして、いつかは必ず起こるとされる超巨大カルデラ噴火の予測へとつながることが期待され、世界の科学者たちの注目を集めている。
 美しくも荒々しい超巨大カルデラの秘密に探検家・滝沢秀明が迫る!

熱水で茶色に染まる薩摩硫黄島の港。火山活動が活発な証拠
熱水で茶色に染まる薩摩硫黄島の港。火山活動が活発な証拠
海に潜む超巨大火山、鬼界カルデラ火山の核心部へ!
海に潜む超巨大火山、鬼界カルデラ火山の核心部へ!
鬼界カルデラの海底から湧き出す大量の火山ガス。まるで“泡のカーテン”だ
鬼界カルデラの海底から湧き出す大量の火山ガス。まるで“泡のカーテン”だ
滝沢さんの探検によって、将来の噴火予測につながる重要な情報がもたらされた!
滝沢さんの探検によって、将来の噴火予測につながる重要な情報がもたらされた!