第6回
「新たな西部」対「欧州委員会」
分散型ネットワークとして構想されたインターネットは、当初セキュリティやプライヴァシーを念頭に置いて設計されたものではなかった。エンドツーエンドの原則は、中央ガヴァナンスなしの情報流通を意図していた。V…
武邑光裕|MITSUHIRO TAKEMURA|メディア美学者。QON Inc.ベルリン支局長。1954年生まれ。日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりメディア論を講じ、VRからインターネットの黎明期、現代のソーシャルメディアからAIにいたるまで、デジタル社会環境を研究。2013年より武邑塾を主宰。著書『記憶のゆくたてーデジタル・アーカイブの文化経済』〈東京大学出版会〉で、第19回電気通信普及財団テレコム社会科学賞を受賞。2017年、Center for the Study of Digital Life(NYC)フェローに就任。現在ベルリン在住。
ケンブリッジ・アナリティカとフェイスブックによる一大スキャンダルが世界を駆けめぐっています。マーク・ザッカーバーグは創業以来最大の危機をいかに乗り切るのか?GDPRはヨーロッパの復権をめざす立法であることが見えてきます。
分散型ネットワークとして構想されたインターネットは、当初セキュリティやプライヴァシーを念頭に置いて設計されたものではなかった。エンドツーエンドの原則は、中央ガヴァナンスなしの情報流通を意図していた。V…
「個人データ」の定義が揺れている。それはどこまで個人に帰属し誰に所有権があるのか? 個人データは、提供元の個人から離れ、ヴェンダーによるさまざまな解析技術によって編成され「知的財産」につくり変えられ…
GDPRの完全施行まであと数カ月。ここ欧州では、アルファベット(グーグルの親会社)やフェイスブック、アマゾンを分割国有化すべきという議論まで起きている。GDPRの施行によって、IT巨人たちはこの先、どのような…
ルターの宗教改革から500年経った今年、EU(欧州連合)のGDPR(一般データ保護規則)と連動するかのように、「デジタル社会改革」への動きが加速している。フェイクニュースや政治勢力の情報操作の道具となってきた…
グローバル資本主義が地球上のあらゆる場所から富を蒐集する帝国なら、個人データを世界から蒐集する帝国が莫大な富を生み出している。個人データの海賊的な蒐集によって築かれた帝国は、AI(人工知能)からIoT(モ…
2018年5月25日にEU全域で、そして世界に向けてGDPR(一般データ保護規則)が施行される。施行まであと7カ月、にわかに世界はこの規則の本質に目覚め、対岸の火事から身近に迫る悪夢と感じるものや、千載一遇のチャ…
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