愛国カルトから重鎮のように扱われている井上太郎は、誰にでもすぐわかるようなデマを吐きます。数日前は、こんなデマを飛ばしていました。
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参照

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彼は「日本は輸出入において韓国への依存度は全体の1%に及ばない」と言っています。

こんなの、中学生以上の社会科知識があれば、一瞬で嘘だと見抜けますね。実際には、韓国は日本にとって輸出3位(7.9%)、輸入6位(4.3%)の貿易相手国です。

↓日本の輸出相手
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↓日本の輸入相手
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JETROのHP

井上太郎は、いったいどこから「日本は輸出入において韓国への依存度は全体の1%に及ばない」なんてデータを持ってきたんでしょうね。おそらくデータなんて見ないで、聞きかじりで適当なことを言っているのでしょう

一方、韓国にとって日本はどうでしょうか。井上は輸出入において20%近くを日本に頼っていると言っていますが、これも嘘です。日本は韓国にとって、輸入2位(12%)、輸出4位(6%)です。

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(外務省アジア大洋州局日韓経済室)

井上が一体どこから20%なんて数字を持ってきたのか、全くの謎です。中国の数字と勘違いしたか、妄想か、聞きかじりかのどれかでしょう。

基幹産業の80%が日本頼りというのは、もう全く意味不明な数字ですね。何を「基幹産業」としているのかもわかりませんし、「日本頼り」というのも何を意味しているのか、何が何やらさっぱりわけがわかりません。妄想としか言いようがないでしょう。

さらに、もし本当に韓国の基幹産業の80%が日本頼りだったとしたら、韓国は日本の超お得意様なわけで、輸出入依存度1%未満なんて、どう考えたってあり得るわけがありませんね。自分で言ってて、こんな矛盾にも気が付かなかったんでしょうか、井上太郎は。気が付かなかったんでしょうね、井上太郎は。

そして、井上太郎および愛国カルトの脳内が透けて見えるのが最後の発言。

「日本は韓国に嫌われることを喜んでいる」

本当にわかりやすく、井上太郎の思考を表現していますね。つまり、彼は韓国には反日であってほしいんですよ。その方が気持ちよく相手を叩けますからね。韓国から嫌われたいし、嫌いたい。だから平気でデマをつけるのです。

また、「日本は喜んでいる」と言っていますが、自分の意見を日本代表かのように思い込むのも、愛国カルトの大きな特徴の一つです。「自分の考え=日本の考え」という認知のゆがみを起こしているので、「自分の考えに反対する人=日本の考えに反対する人=反日」と思い込むわけです。だからすぐに「反日認定」をしてしまうのです。井上の考えはあくまで井上の考えであり、日本の考えなんかじゃないんですけどね。

私は、韓国に嫌われても構わないっていうのは理解できますが、韓国に嫌われるのをむしろ喜んでいるという井上太郎の頭は理解できません。「マゾですか?」と言いたくなります。井上は日韓断交を切望しているのでそういう発言が出るんでしょうが、あまりに非現実的な妄想頭としか言えませんね。

このように、愛国カルトは、「韓国を嫌い」という感情論がまず第一にあり、韓国を気持ちよく叩きたいがために、韓国にはむしろ反日でいてほしいと思っているという、わけのわからないことになっているのです。わざわざ反日勢力を求めるって、それってむしろ反日行為に加担してることにならないの?

井上支持者も、韓国に反日のままであってほしいと願っている人がいます。

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「あのまま反日させときましょう」
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「日本は韓国の日本人差別を歓迎します」

井上も井上支持者も、最初は韓国が反日だから叩いていたんでしょうが、しだいに韓国を叩くこと自体に目的がスライドし、むしろ韓国に積極的に嫌われたがるようになるという、非常に非生産的な愚行に走ることになったのでしょう。

私も韓国の反日は不毛な愚行だと思います。で、韓国がその不毛な反日を続けても、日本にとって何一ついいことはないはずなんですが、あえてそれを求めるというのは、単に韓国を叩きたいだけなのでしょう。嫌韓自体が目的と化しているのです。

反日を叩くこと自体が目的化し、反日を求め、反日を作り出す。

それが愛国カルトの正体です。

こういう不毛な愚行に加担しないように注意しましょう。

===愛国カルトに騙されないための心得===
・SNSで流れてきた数字を信じない。
 客観的統計を確認しよう。


・叩くべき「反日」を求める人を信じない。

・上記2つにより、井上太郎を信じない。

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