SpaceFlier

写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

Enduerance Extを3ヶ月使ってみて感じたこと

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通勤、というか街中で使いやすいカメラリュックはないかとこれまでいくつか試してきました。そんな中、2月の半ばに購入したEndurance Extがかなり良かったので3ヶ月ほど使ってみた感想です。studio9の中原さんが監修したカメラバッグは伊達じゃなかったです。

photo-studio9.com

オフィシャルかつ詳細なレビューがすでに中原さんによって公開されていますので、私が個人的に使って感じた部分を中心に書き出していきいます。前提として私の用途は通勤やタウンユースです。フルに機材を持って出かける場合は登山用のザックにトップローダーなどを併用する使い分け。

良いところ

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適切なポケット配置

このリュックの良いところはとにかく「使い勝手がいい」ところです。

可変する容量であったり各所に配置されたポケットであったり。あってほしいという機能があってほしい場所に適切にあるということはとても大事なことです。例えば上の写真では機材コンパートメントの蓋部分に用意されたポケットですが、私はここにKindle Paperwhiteを収納しています。

街中で使うという場合、全てが撮影というケースばかりでなく電車で移動する時間もあるわけです。電車内だとリュックを前側に抱えるということもありますよね?そんな時にロールトップの上部コンパートメントではなく、ここからKindle PWにアクセスできるのはとても便利です。

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他にも機材コンパートメント内のベルトなど。タウン向けカメラリュックだと付いてないものも多いんですが、重量のあるレンズなどを入れたときにこのベルトがあると仕切りが潰れたり、ごろんと仕切りを越えるのを防いでくれたりします。

機材コンパートメントにふれたついで収納力の話もしておくと、上下の気室をフル活用することで以下の機材を丸飲みしてなお少しの余裕が残るほどの収納力がありました。

  • Nikon D800E
  • SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM ART
  • SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
  • Ai AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D
  • AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G
  • アクセサリーポーチ
  • Manfrotto PIXI EVO(ミニ三脚)

惜しいところ

実際に様々なシチュエーションを想定しながら設計されたことが伺える一方でちょっと残念かなと思う箇所もないわけではありません。

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それが背面。ノートPC用のポケットを兼ねた背面ですが、カメラ・レンズという重量のある荷物を詰め込むならフレームを入れて欲しかったなと感じます。写真でも少し反って背面中央部が膨らんでいるのが分かると思います。ここが背中を地味に圧迫するのがやや残念なポイントです。

もう一つ、というか先ほどの背面に関連することですがExtで省略されたウェストベルトです。このリュックを使う前にMAMMUTのNeon Cragというクライミング用(?)リュックを使っていました。Neon Cragのウェストベルトは取り外しが可能で、不要なときは外す、必要な時はそこそこしっかりとした作りで腰に重さを分散できる作りになっていて、さすがに登山用品メーカーだなと感心する作りになっていました。もちろんそのままの形でEndurance Extにも同様のギミックを盛り込むのは難しいと思いますが、実現したら最高だなーなんて感じています。

ちなみにNeon Cragのウェストベルトの写真を撮る前にうっかり手放してしまったのですが、OKPさんのブログに形状がよく分かる写真がありました。
街でも山でも使えるマムートのザック「ROCK PRO SE 28L」を手に入れた! - I AM A DOG

やっぱりいいリュック

細かい不満点もありますけど、総合するととてもいいカメラリュックでした。

ここまでに挙げた点以外でも、上部なのにしなやかな生地で電車内で膝の上に抱えたときにゴワつかなくて嬉しかったり、レインカバーが備わっていたりと細部にわたり気が利いた作りで、タウン・小旅行用のリュックの決定版だと感じています。