『killer7(キラー7)』Steam版発表、2018年秋発売へ。多層人格の殺し屋が躍動する奇作再び

日本一ソフトウェアの米国子会社NIS Americaとグラスホッパー・マニファクチュアは5月27日、アメリカのアトランタで実施されているMomoCon 2018にて『killer7』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発売時期は2018年秋で、すでにSteamストアページがオープンしている。

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『killer7』は、2005年6月にニンテンドーゲームキューブおよびPlayStation 2向けに発売された作品。グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏と元カプコンで現Tango Gameworks代表の三上真司氏がタッグを組み、カプコンから発売された。プレイヤーとなるのは、キラー7と呼ばれる7つ以上の人格を持つ殺し屋ハーマン・スミス。国家転覆を目論む魔人クン・ランと、その手下であるヘブン・スマイルとの対立を介して、国家レベルの紛争が描かれる。

本作では、前述の設定も含めて非常にユニークな要素が多く取り入られている。須田剛一氏の作家性が大きく反映された独特の台詞回しや、トゥーンレンダリングで表現された世界観が目を引く。性表現や暴力表現は、当時のコンソールタイトルとしても過激であり、18歳以上対象タイトルとして発売された。ゲームジャンルとしては、しばしアクションアドベンチャーゲームと表現されるが、スティック入力ではなくボタン入力によるレール型の移動と三人称視点のシューティングを切り替えるという、独自のシステムが採用されている。そのほかにもユニークな要素を多く導入しており、現在でも国内外でカルト的な人気を誇る作品だ。

今回のSteam版は、Game Informerの伝えるところによると、新たに要素が追加されることはないようだ。Steamストアに掲載されているスクリーンショットの解像度は640×480。グラフィックなどは当時のものをベースに移植されるのだろうか。またマウスとキーボードの操作に対応することで、シューティングパートでは敵の「腫瘍」をより精密に狙えるようになるだろう。オリジナル版のパブリッシャーはカプコンであるが、Steam版はNIS Americaからの発売となる。日本語にも対応しているようなので、オリジナル版の魅力をそのままに、多層人格で構成される殺し屋の奇妙な冒険がPCで楽しめるだろう。

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