WEEKENDERS vol.5 ゲスト:堀込泰行@KDDIデザイニングスタジオ |
デビュー前の足跡を、テキスト「FIVE ELEMENTS」を元に語ってゆく形式。
泰行はステージ向かって右側に座るだろうと思い、その向いの場所をキープしたのに、泰行ちゃんは左側に座ってしまってた。
向いじゃないかわりに、近いです。ウフフ。
キョロキョロしがちな彼なので、顔もしっかり見られた。
服装は、薄グレーのスエット、インに黄色Tシャツ、ジーンズ、靴はキリンジFCサイト3月22日のスタッフブログに映っているものと同じ(ハイカット白スニーカー)。あ、ジーンズもこの写真と同じかも。
カーキのブルゾン(たぶん中綿)を羽織っていたけど、登場早々に「ライトで暑い」と脱いじゃって腕まくり。
「着てた方がカッコイイかなと思ってたんだけどな」
なんか顔がむくんでる。そして暑いせいなのか、赤い。
前日緊張して眠れなかったとか。
それでも実物はステキです。
【プレイボール】
ちばあきお作のコミック。
小学生の頃、所属していたサッカーチームの監督(人気者タイプのお兄さん)のお宅に遊びに行った時に、この漫画をもらったのだとか。
「この漫画がどんな風に今に影響してる?」というミズモトさんの質問に対して、延々とお気に入りのくだりを詳細にわたって説明しはじめる泰行。
ミズモトさんが「いやあらすじはいいから…」って言うのに熱弁をふるう泰行。ファンも笑いをかみ殺す。
説明を終えた泰行ちゃんは会場の微妙な雰囲気を見て「もっと感動させられると思ったのにな〜…」。
ピュアすぎる。
【ハーフ】
泰行がサッカーをやっていた頃、ポジションが「ハーフ」だったらしい。今では「ハーフ」という言い方をしないそうで。
真面目だった泰行少年は、家の前で毎日リフティングの練習をしていて、近所でも評判の良いお子様だったらしい。
泰行「挨拶もちゃんとしてたよ!嫌だったけど!」
M氏「それにくらべて上のお兄ちゃんは挨拶しない!とか近所の人は言ってたの?」
泰行「いや彼は彼でちゃんとしてたみたいだけど」
高校生の頃フォークソング部という名の軽音部に所属、ふだんはロックばっかりやってたけど、フォークソング的な演奏も勉強していて、それは今もいかされている。
真面目な泰行少年は練習も真面目だったが、部長になるのが嫌でわざと練習をサボったりしてたのに、結局部長をやる羽目になってしまった。
【ブルー・インパルス】
子供の頃、家族サービスをめったにしない父親がよく連れて行ってくれたのが、航空自衛隊の駐屯地(朝霞でしたっけ?)。
そこで見たブルーインパルスが印象的だった。
その後、高校の時つきあってた彼女とデートした公園からもブルーインパルスが見えた。
キリンジ結成当時にレコーディングのために借りたスタジオも、その駐屯地の近くだった。
自分の節目によく出くわすという偶然に、このテーマを挙げた。
その流れに無理矢理な感じを受けたw
【ブライアン・エプスタインの仕事】
ビートルズのマネージャーとして有名な氏の著書をとりあげつつ、泰行の音楽変遷についての話を。
ハードロック→自分にはスケール感が大きすぎる
ロカビリー→リーゼントが似合わない
そんなこんなでどんな音楽をやるか迷う。
良いメロディーが好きだということに気づく。
と、ブライアン・エプスタインが手がけたアーティストの雰囲気がしっくり来た。
高校のバンド仲間と、大学に入ってもずっとバンドをやっていた。
高校の部活の後輩に言って部室を借りさせたり(後にブラバンの顧問に見つかって学校に密告される)、多摩美の音研で練習させてもらったり(多摩美の野球部部室前に巨大な岩鬼の像があって、すごく良い出来だった)。
そのバンド名が「ハーミット・クラブ」。
「hermit crab(やどかり)」と、「hermit club(隠遁者倶楽部)」のダブルミーニング。
ハーミット・クラブの音源を披露!
タイトルは「ゼレニモ」。「they are any more」の略だそうで。
まんまビートルズ!というとってもシンプルなバンドサウンド。
泰行の声が若くて細くて高い。喉を絞ったような歌い方。かわええな〜。
曲が流れている間、泰行はずっと落ち着きなさげに貧乏揺すりをしていた。
【バーデン・パウエル/サラヴァ】
このあたりで時間が少なくなってきたのか、駆け足な紹介という感じだったな。
ブラジルの音楽って明るいものが多いけど、この曲のような暗い曲がお好きらしい。
大学を卒業してから、ファミレスのミートソースを作る工場でバイトしてたとか
キリンジ結成当時の詳細な話は、M氏「高樹くんのときに話しちゃったから」という理由でカット。
それ見てない人も多いのに…勿体ない。
【未分類】
どのタイミングで話してたか忘れたものを。
判明したら移動します。
かねてから泰行氏ご自慢の「QEEN BOX」をお披露目!
大好きだったQEENのカセットテープを入れる箱は、46分テープのまとめ売り用の箱だった。
この日のために忙しいのに実家に取りに帰ったんだって。
ラベル1つ1つに泰行手書きのロゴ入り。
ストリートアートっぽい雰囲気の書体もあって驚き。
「九い韻」というアテ字モノも。(「い」が何だったか忘れた)
「これはイマイチ」「これはオススメ」って順番に見せてくれたけど、見る側にはどう違うのかがよくわからなかったw
初めて手にしたギターは、高樹がお父さんから譲り受けたお下がりのお下がり。
お父さんが入院中に「弾きたい」って言って買ったギター。
高樹が新しいのを自分で買ったので、なんとなく家にあったのがこのギターだったそうだ。
高樹の結婚式のときに、兄弟幼少時の写真を見たミズモトさん。
「高樹が、顔は今のままで丸坊主、身体がでっかいのに半ズボン、横に立ってる泰行がちっちゃくて、連行される猿か宇宙人みたいだった」
私の反対側にいた、兄弟とミズモトさんの“お友達”に「あれはすごかったよね」と同意を求める。
見たい。
あとは現在の話を少々。
「Ladybird」と「ジョナサン」のデモを聞かせてくれた。
泰行「デモの段階でかなり完成型に近いところまで作り込んでいる」「こっちは最近のやつだから、さっきの曲と違って変な汗かかなくていいね」
ギターの弦が鳴る「キュッ」という音はデモから抽出しているとか。
最後に、アルバム「7 -seven-」について。
M氏「配信シリーズのジャケ写について高樹くんに『これはカッコイイの?おもしろいの?』って聞いたら、間髪入れずに『カッコイイでしょ』って言ってたよ」
泰行「面白くもありかっこよくもありってことで、ね」
キリンジのブレーン・ミズモトさんがまたもあれこれと泰行に提案していたっけ。
きっとどれも実現しないのでしょうね。
でもミズモトさんのアイデア、面白くて好き。
たとえ無茶ブリでもやってみる価値があると思うの。
5エレメンツの候補として泰行が最初出してきたのが11エレメンツ。
タイトルがなかなかカオス。
やすちゃん、イベントの主旨を理解してるのか謎w
真面目で頑固な自分、とか、どんな俺論精神論を語ってくれるつもりだったんだろうw
だいたい以上かな。
思い出したら追記します。多分。