モノレール延伸 来夏にずれ込み

沖縄都市モノレール「ゆいレール」は、来年春としていた浦添市までの延伸計画について、工事を発注しても入札に参加する業者がいなかったことなどから、早くても来年の夏ごろにずれ込むことになりました。

これは、沖縄都市モノレールの美里義雅社長が25日、記者会見を開いて明らかにしたものです。

「ゆいレール」は現在、那覇空港と首里の間の13キロ余りの区間で運行していて、交通渋滞の緩和などを目指して、来年春に浦添市までの4.1キロ、延伸する計画をたてていました。

しかし、用地買収に予定より時間がかかったことや、建設業の人手不足により入札に参加する業者がいない事態が相次いだため、早くても来年夏ごろにずれ込むということです。

また今後、入札の参加状況や台風の通過によっては、さらにずれこむ可能性もあるということです。

美里社長は記者会見で「開業を待ち望んでいる県民に申し訳ないがもう少し時間をいただきたい」と述べました。

また25日は、昨年度1年間の決算も発表され、最終的な利益は4億9000万円余りと、過去最高益となったということです。