「ずば抜けたメンタル!」元日本代表、橋本英郎が紐解く“プロフェッショナル本田圭佑”の実像
カテゴリ:日本代表
2018年05月25日
他人のいい部分や思考を紐解いて、考えるクセを持っている。
まずは「人物」。みなさんご存知の通り、彼は生粋の関西人。ノリが良くて、人見知りもせず、どんどん気になることは質問していきます。気づいたことはしっかり相手に伝えますし、周りの空気も理解しています。あえて空気感を壊すこともできる、そういう人物だと思っています。
ヴェルディの練習に参加してプレーするときも、みんなが一歩引いているところを理解して、自分から歩み寄って声を掛けていました。少し距離が近くなれば質問も受け付けてましたし、アドバイスもしていましたね。2週間弱と短い期間でしたが、不思議なもので長らく一緒に戦ってきたチームメイトになったかのように、他の選手との距離も近くなっていました。
海外で活躍するには、やはりこのフランクさやコミュニケーション能力が大事なのだと、あらためて感じさせられました。もっと言うと、練習にただ参加するだけでなく、彼は他の選手のプレースタイルや特徴を感じ取りながら、その成長の度合いや個性も見極めていました。
そして、こんなことを話していましたね。
「毎試合ゴールを必ず取る! って気持ちで臨んでても3試合で1試合しかゴールを決められない。メッシやロナウドのように、毎試合3点取る!って思っているくらいじゃないと、あれほど毎試合ゴールは決め続けられないんじゃないか」
ゴールへの探究心が強い。だからこそリネオル・メッシやクリスチアーノ・ロナウドの考えにも想いを巡らせられる。聞いていて驚きましたね。普通は「メッシすげー」「ロナウドばんばん点取るなぁ~!」と思うだけで、そうした視点でスーパースターを捉え、ゴールへの筋道をどう考えているのかなど、想像したこともなかったので。
僕個人がポジション柄、点を取ることを優先して練習をしていないからかもしれませんが、いまや海外サッカーはいつでも観れますし、サッカー界のどこにいても上には上がいるので、学ぶべき対象はいくらでもあるということですね。
自分のことだけ考えるのではなく、他人のいい部分やなかなか見えていない思考を紐解いて、考えるクセを持つ。そうした部分をとても大事にしているんだなとあらためて感じました。
また、社会の問題にも敏感で、学校の顧問の先生などの労働環境、部活動をしている生徒たちのことを考えた仕組み作りが必要だと感じ、新しいビジネスモデルを組み立てようとしていました。僕自身もその問題を以前から感じていて、将来引退した後にその問題に取り組むつもりでいたので、彼が海外でプレーをしながらもその点に気づき、すでに行動していたのには本当に驚きました。
ヴェルディの練習に参加してプレーするときも、みんなが一歩引いているところを理解して、自分から歩み寄って声を掛けていました。少し距離が近くなれば質問も受け付けてましたし、アドバイスもしていましたね。2週間弱と短い期間でしたが、不思議なもので長らく一緒に戦ってきたチームメイトになったかのように、他の選手との距離も近くなっていました。
海外で活躍するには、やはりこのフランクさやコミュニケーション能力が大事なのだと、あらためて感じさせられました。もっと言うと、練習にただ参加するだけでなく、彼は他の選手のプレースタイルや特徴を感じ取りながら、その成長の度合いや個性も見極めていました。
そして、こんなことを話していましたね。
「毎試合ゴールを必ず取る! って気持ちで臨んでても3試合で1試合しかゴールを決められない。メッシやロナウドのように、毎試合3点取る!って思っているくらいじゃないと、あれほど毎試合ゴールは決め続けられないんじゃないか」
ゴールへの探究心が強い。だからこそリネオル・メッシやクリスチアーノ・ロナウドの考えにも想いを巡らせられる。聞いていて驚きましたね。普通は「メッシすげー」「ロナウドばんばん点取るなぁ~!」と思うだけで、そうした視点でスーパースターを捉え、ゴールへの筋道をどう考えているのかなど、想像したこともなかったので。
僕個人がポジション柄、点を取ることを優先して練習をしていないからかもしれませんが、いまや海外サッカーはいつでも観れますし、サッカー界のどこにいても上には上がいるので、学ぶべき対象はいくらでもあるということですね。
自分のことだけ考えるのではなく、他人のいい部分やなかなか見えていない思考を紐解いて、考えるクセを持つ。そうした部分をとても大事にしているんだなとあらためて感じました。
また、社会の問題にも敏感で、学校の顧問の先生などの労働環境、部活動をしている生徒たちのことを考えた仕組み作りが必要だと感じ、新しいビジネスモデルを組み立てようとしていました。僕自身もその問題を以前から感じていて、将来引退した後にその問題に取り組むつもりでいたので、彼が海外でプレーをしながらもその点に気づき、すでに行動していたのには本当に驚きました。